泥棒にご注意! | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ミラノでは、一週間のうち、泥棒が入りやすいのは、金曜日と土曜日らしい。確率として36%、と効くと、ちょっと気をつけなきゃ・・・と思う。 不景気と言っても、この時期ミラネーゼは、週末、気の早い人は金曜日の夜から、山へ行く。生活が厳しい、といいつつ、結構別荘を持っている人も多いのだから不思議でたまらない。もちろん、親の代から代々持っている、親戚でシェアしていると言う人もいるのだが、先日書いた貧窮率からすると、非常に矛盾を感じてしまう。  

話はそれたが、泥棒が入りやすい金曜日、土曜日というのは、真夜中に入られるのではなく、夕方6時から9時くらいにかけた3時間が泥棒にとっては、穴場らしい。お店を閉める時間、そして曜日に限らず、意外に子供の習い事の送迎で親が家を出たり入ったりして、隙のある『魔の時間』といえるのかもしれない。


我が家は夏、私たち母子が帰国中、夫の不注意でベランダの戸を開けたままでかけてしまい泥棒に入られたことがあるが、8月は、ミラネーゼは皆どこかへヴァカンスに出かけてしまう。もちろん、居残り組みも多いから、市営のプールに行こうものなら、芋洗い状態なのだけれど、8月が泥棒に入る絶好のチャンスかと思いきや、意外にも12月がリスクが高い月だという。

2007年 から2010年までの4年間、ミラノで起きた泥棒、強盗、空き巣は21,000件。調査結果、画像のような地域が判明。 http://milano.corriere.it/cronache/articoli/2012/01/07/pop_evoluzione-furti-appartamento.shtml    危険性がもっとも高かったのが、Città Studi, Buenos Aires, XXII Marzo, Corsica, Loreto を含むミラノ西部 そして、Ticinese, Navigli, Vigentina (ミラノ南部). 危険性中度がzone Isola, Dergano、 De Angeli, Selinunte, Bande Nere, Washington e Tortona地区。 泥棒のホット・スポットでもいおうか?

東京で働いていた頃からの知り合いのミラネーゼの元同僚、かれはミラノから東のパンディーノという所に、実家があるが、彼の家は船の形をしている、と昔の同僚から聞いたことがある。それも驚いたのだが、もっと驚いたのは、家に鍵をかけた事がない、ということだった。今はどうなのだろう?

11月に新しい家に入り、鍵を変えた。鍵の値段もピンきりで、きいた途端に、高いものは無理!と思ったのだが、鍵を作る名人がいれば、壊したり、あける名人がいて当たり前。完全防備というのは、ありえないのだろうか。怖い、怖い・・・

http://milano.corriere.it/milano/notizie/cronaca/12_gennaio_8/furti-case-mappa-rischio-1902781358924.shtml