一連の長男の問題で、それに関わった親子の態度には驚かされた。
真実を知ろうともせず、100%盲目に子供のいうことを信じ、相手(私)を罵倒した母親。と思えば、ただひたすらに謝り、子供に厳しくすると約束した父親。私はその父子に関しては、何の問題もないと思っていただけに彼らの謙虚さに驚いた。とにかく、長男の甘さ、そして軽はずみな行動から始まった事なのだから、それだけは反省するよう何度もいいきかせた。
いずれにしても、この年齢は、誰もが多少なりいたずらやらやんちゃはするだろうし、通るべき道だとは思う。けれど、その後の成長、人間性はすべて家庭のありかたが影響するんだろうな・・・と垣間見た感じ。
『したい性』と『主体性』。子供も大人になってでも、「今、何がしたいか」「今、何をしなければならないか」を任せて考えられる人になることが大切。その両方が競合するときは、「しなければならないこと」を優先して行える判断力と意思の力が必要。もちろん、「してはいけないこと」に関しても同じ事がいえる。
やはり、自分の欲望などを抑える心、自制心、つまり克己心というのを養う事が大切なんだな・・・としみじみと思った。弱い人、甘い自分をいかに受け入れ、乗り越えていくか。
そして、強さにもいろいろある。身体の強さ、知性の強さ、意志の強さ、人間関係の強さ、我慢強さ、自分に厳しくする強さ・・・。
自分に対してどうだろう?人に対しては?健康管理、仕事や勉強に対する姿勢など。
やはり努力なんだろうな。いずれにしても、自分が持っていないものを他人や自分の子供に求めたり、与える事はできない。私も、心に余裕をもって、物事に優先順位をつけながら生きていく判断と意思を訓練しなければ・・・・と結局自分に言い聞かせる教訓となった。