ちなみに、初めてこの言葉を知った時、その漢字が読めなかった。
瓜畑で靴をはきなおしたりすれば、瓜泥棒と思われてもしかない。つまり、『人から疑いを掛けられるような行為は包むべし』という教訓。
数年前、長男が近所の文房具屋に行き、万引きをしたといって疑いをかけられたことがあり、乗り込んでいったことがある。必要なものを買い、残ったお金でポケモンカードだかフィギュアでも買おうと思ったのだろうか?本人は値段だけ聞いたようなのだけれど、その後、手がポケットに入ったようで、お店のおばあさんは商品を取ったと思い、その値段も引いておつりを渡したのだという。まあ紛らわしい事をした長男が悪いのだが、私が長男を連れてお店に戻ると、「あれをどこに隠したんだ!」といきなり言われたもんだから、私も切れた。「なぜそういいきるんですか?」と。「あんたは、親だから子供を信じたいだろうけど、私は見た」と一点張り。そこで長男も「ぼくはやってない!」ときっぱ り言 えばいいものを、もじもじもじもじ・・・男ならはっきりしろー!!でもお店の娘が、こりゃあまずい!と思ったのか、それともはじめての経験じゃないのか、私にすっとお金を返してきた。お金の問題じゃない。疑われるような事をした長男も長男だが、お店の態度にも腹がたった。沽券に関わるのはそちらではないか!と。
それから数年・・・
この8月の間は、8軒あるアパートの内、残っていたのは、我が家とエジプト人一家。彼らは9月1日より新たにイタリアンレストランをオープンさせるため、内装やら、準備に追われていたので、子供達は常に一緒に遊んでいた。我が家のあるアパートは敷地内にもう一棟建物があるが、そちらには誰が残っていたのかは不明。ほとんどがお年寄りなので、いるのかいないのかわからないが、普段仲良くしているドドの一家は奥さんの実家のプーリアへ行っている。が彼らの父親と長男だけが8月の第2週あたりにキャンピングカーで先に戻ってきていた。
ある晩、夫が出張から8時くらいに戻ってくると言っていたのに、7時半に帰宅。夕飯の準備ができておらず、結局外食になった日がある。出かける前に、長男に家の瓶・缶を捨てに地下に行かせると、ドドたちの車が戻ってきている!と言って戻ってきた。その後、われわれは出かけたのだが、翌朝になって、前夜8時半頃、中庭で誰か不審なものを見なかったか?とドドの父親がやってきた。いいえ・・・我が家はその頃には出かけてましたから、というと自分達が帰宅したとき、家の前に我が家の車があったのは、知っている。でも8時半くらいにはなかったよね、という。確かに・・・自分達がキャンピングカーを中庭に止め、荷物を出し入れしている際、一つのバッグを中庭に置き忘れてしまい、気づい たときには入っていた200ユーロだけ消えていたという。あちらの長男いわく、中庭に転がっていたサッカーボールを我が家の棟のほうに投げておいたら、それが消えていた。誰がとったのか・・・と聞かれたので、はっと思った。長男がごみを捨てに行き、自分達のボールを拾ってきたんだ。万が一、それでお金が消えたことまで疑われていたとしたら・・・たとえ、彼らがそんな風に考えていなかったとしても、その時間帯に中庭に出たのは、我が家の長男しか有り得ない。アパートの前の道路にバッグを置き忘れたなら、お金を盗まれる事もあり得るかも知れない。でも中庭でだなんて・・・変なときに、また長男が外に出たもんだ!
ドドの父親に聞かれたときに、きっぱり「僕じゃない。」「バックを見た・見ない」くらいは言えた筈。イタリア人のように、大げさに反応しろ!とはいわないものの、もうちょっときびきびしようよ。いつも悪い事をしてなくても、やんちゃな子の近くにたまたまいるだけで、疑いをかけられる。あのさ・・・
数週間ぶりにドドの父親が我が家にやってきた。「そういえば、あの件どうだった?」と聞くと、「申し訳ない!」と頭を下げてきた。「実は・・・・」、バッグは買ったばかりで、自分がチェックしたのは、中のポケット一つだけで、今になって初めて沢山のポケットがあり、その一つにお金をしまっていた事に気づいたという。お詫びといったらなんだが、出張に出かけていたオランダのお土産を受け取って欲しい、といって我が家用と長男にも持ってきた。お金がなくなっていたとしたら、気の毒だとは思ったが、長男がするわけないし、本人も気にするどころか、まったく覚えてないと思うから大丈夫よ、と答えておいた。
長男がそんな事するはずないのは、分かっている。ただ、いつもまぎらわしい状況にいるのが、気になるんだな。
「君子防未然、不処嫌疑間、瓜田不納履、李下不整冠」
彼にとっては、座右の銘となってしまうのかなあ・・・
皆さんにとっての座右の銘はなんですか?
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