過激ファッション | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今を時めくLady Gaga。

彼女の魅力は、噛めば噛むほど味が出る、するめのよう。笑
彼女の音楽性はもちろんのこと、やはり目を見張るのは、なんと言ってもあの過激ファッションだろう。

以前、過激ファッションといえば、パンク調とは別として、コムデギャルソンがその代名詞だったのではないだろうか。

基調は、黒や藍色。遊牧民風あり、ギリシャ彫刻風あり、藍染の着物風あり…。服の表面に対し、ねじれや歪み、アシンメトリーといった大胆な手法を取り入れることにより、布の平面性を越えた表現を追求している点が非常に個性的。そうやって、多種類の素材の布が体全体を包むことによって、布の一つ一つは独立しながら関連し合い、襟、袖、腰のライン、と言っ た通俗的服装観なしに、存在感が増す。

それでいて、服が着る人を越えてはならない、着る本人の意思が服を従える様相をダイレクトに表現してみせるという。って誰が着れるんだ?!

話は基、レディガガが「徹子の部屋」に出演した時の服装は、「タコみたいですね」といわれていたが、バブルガムかい?!といった感じ。あとから、文面にまとめられたものをよんだら、こっちの「凧」だったと判明!舞妓さんのぽっこりのような靴に、ソフトクリームのコーンを逆さに載せたような服装。誰にでも出来るものではない。さすが、ガガ!!(たまにRadio Gagaと間違えてしまう。爆)
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その、舞妓さんシューズを作ったのは、『NORITAKA TATEHANA』デザイナー 舘鼻則孝 氏。若干26歳。芸大在学中、その卒業制作として作ったものを、レディー・ガガの専属スタイリストであるニコラ・フォルミケッティに、彼のウェブサイトから直接メールを送って売り込んだという。なんという、勇気!

タイミングよく、ちょうどガガが来日する時だったので、卒業制作とほとんど同じ物を色違いで作ったのがきっかけで、付き合いが始まったという。独自のフォームは空き缶を下駄にした「缶ポックリ」からアイディアが浮かんだという。物事見方を変えれば、変わるもんですな!

その、舘鼻則孝氏、いうまでもなく、「コム デ ギャルソン」を高校生の頃から着ており、マルタン・マルジェラとかアレキサンダー・マックイーンの影響を受けているという。前者はベルギー出身のデザイナー。最近では、足袋チックなブーツ(その名もTABI)がブーム。どうもごっつい気がするのだが、はいてしまうと癖になるとか。後者はイギリス出身のデザイナーで、やはりレディ・ガガやリアーナなど前衛的なファッション・スタイルをもつ顧客を抱えていたが、昨年自殺している。マルジェラとは、流行に流されないというアンチ・モーダ、そしてポべリズム(貧困者風)というコムデギャルソンと似通った方向性もあり、合同にショーを行った事もあるという。

イタリアのコンサバ・ファッションからすると、こういった過激ファッションは、違った世界の人の為のように思えてしまうが、なんだか、ガガをはじめ皆同じ、空気、モーダを愛しているんだな・・・と実感。

それにしても、あのぼっくり、歩けるの?非常に興味深い。ショーの裏側では、モデルさんたちが、あの靴で走り回っているとか。竹馬だったら、走れるんだけどな・・・。
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http://www.clstr.net/interview/noritaka-tatehana/
↑舘鼻則孝氏インタビュー
HP : http://noritakatatehana.com
BOUTIQUE : http://boutique.noritakatatehana.com