聖霊降臨 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

明日は主イエス・キリストの聖霊降臨祭。

イエス・キリストの復活(復活祭)の後40日後に、イエスは天に昇られた。これを「ご昇天」といい、その10日後に弟子達の下に聖霊が降ったという。それを「聖霊降臨」といい、ユダヤ教では五旬祭(ペンテコステ=ギリシャ語で「第50番目」を意味する)という。

『突然、天から激しい風が吹いてくるような音が聞こえたので、彼らが座っていた家にみち、火のような舌が現れ、別れて、おのおのの上にとどまった。すると、彼らはみな、聖霊に満たされ、霊が言わせるまま、おのおのの上にとどまった。すると、彼らは皆、聖霊に満たされ、霊が言わせるままに、色々な言葉で話し始めた。』(使徒行録2:2-4)

どうも、毎年、このシーンを想像するたびに、ひえ~妖怪の世界のようだ!と思えてしまう。笑 もちろん、この言葉を全て鵜呑みにするのではなく、このときに現れた、火のような舌(つまり炎?)は神の愛と力をあらわし、舌の形は話す能力を示している。聖霊が弟子達の心に入られたので、弟子達は神の力に満たされ、色々な国の言葉でイエスのみ言葉を人々に宣べ伝えはじめた。つまり宣教の始まりとなる。

また上記にあるように、多くの言語で語られた…ということで、この日のミサでは、共同祈願をいくつかの言語で祈ることが多い。…となると、ここ数年毎年、「日本語でお願いします」と声がかかるようになってきた。

前もってイタリア語で書かれた祈りを日本語に頼まれることもあれば、自分の祈りを日本語とイタリア語訳をつけて読む時もある。毎年ドキドキするが、教会では、唯一の日本人。誰も何を言っているかわからないのにねー。笑

また、ミラノでは聖霊降臨の日を"Festa della Gente"といい、いろんな言語に伝えられたことから、「諸民族たちの祭」ともされる。

現在のミラノ大司教区のテッタマンツィ大司教は77歳。任期の75歳を2年も過ぎており、今期をもって勇退される。テッタマンツィ大司教は、ミラノ教区の移住・移動者達の宣教にも力を入れられてきている。明日は、大司教を囲み、諸民族の交流会も予定されているが、私は、地元の教会でミサ後やはり持ち寄りのパーティーに出かける。因みにやきそばを作る予定。余談だが、故濱尾文郎枢機卿は、以前ヴァチカンで移住・移動者司牧評議会の議長でおられ、移住・移動者(immigratiという言葉を使うと、我々は、移民ではない!と反感を買う方もあり、ちょうどいい日本語が見つからず微妙)のために力を入れられて来た。まあ、個人的には、何らかの理由で、母国を離れ、海外にいる人間は、皆移動者になるのではないの?!と思ってしまう私は超アバウトだろうか。

まあまあ、全ての人が、言語や文化の違いを神の恵みの豊かさとして認め合い、世界の一致と平和のために、協力していくことが出来ますように・・・神よ、あなたの息吹を地のおもてに。