ポルトガルのファティマの聖母マリア像(コピー?!)がミラノに来ており、今週末から6月の5日まで地元教会に置かれる。(San Giuseppe Calasanzio, Via Don Gnocchi 16, Milano www.parocchiacalasanzio.it)ファティマの聖母は、カトリック教会が公認している、聖母の出現譚の一つ。
1916年春頃、「平和の天使」と名乗る少年がファティマに住む3人の子供(ルシア、フランシスコ、ジャシンタ)の前に数回に渡り現れたという。
翌年、5月13日、ファティマの3人の子供たちの前に謎の婦人が現れ、毎月13日に同じ場所へ会いに来るように命じた。子供たちは様々な妨害にあいながらも「聖母マリア」と名乗る婦人に会い続け、婦人から様々なメッセージを託された…そうだ。
悪魔と地獄の現存、人類の危機、そして、教皇暗殺の危機。これは、先日列福された前教皇ヨハネ・パウロ2世が、1981年5月13日,東欧の政権による暗殺未遂と発表している。
…個人的には、聖母の出現(ルルドやメジュゴリなど)は、なんとも言えない。このファティマはUFOによるものだ、という説もあったりして、そうなると異次元の話。
ただ、聖母が出現したといえば、そこはたちまち巡礼地となり、多くの人が訪れる。それだけ、神の母、マリアを拝む信者がいかに多いかわかるだろう。
決して、マリアは女神ではない。個人的には、マリア信仰はないが、カトリックでは、やはり「神の母」としての存在はを大きく,諸聖人や天使に優る地位とされている。
ちなみに,十字架に掛けられたイエス・キリストが、弟子のヨハネに向かい、「これはあなたの母です」と言った時、聖母マリアはキリストの意志と恵みによって全ての信者の霊的な母とされた。
めでたし、聖寵(せいちょう)みちみてるマリア、
主、御身とともにまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
ご胎内の子、イエスも祝せられ給う。
天主の御母、聖マリア、
罪人なるわれらのために、
今も臨終の時も祈り給え。
アーメン
難しすぎて、なかなか覚えられない、「天使祝詞」。いわゆるアヴェ・マリアだが、上記は文語。すでに口語でしか覚えられず。慣れの問題か?
天使祝詞 口語
恵みあふれる聖マリア、
主はあなたと共におられます。
主はあなたを選び、祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました。
神の母,聖マリア,罪深い私たちのために、
今も,死を迎える時も祈ってください。
アーメン
アヴェ・マリアは、聖母への祈願をこめた歌曲としても有名で、日本でも、シューベルトのほか、グノーのものも割にしられているのではないだろうか。この曲の歌詞は、上記アヴェ・マリアのラテン語文の冒頭の言葉であるが、天使ガブリエルのお告げとエリザベスのマリアへの挨拶の言葉。「アーメン」は、ヘブライ語で、「この様になるように」という意味を持つ。
いずれにしても、カトリックは聖母マリアは、神への取次として祈られる。
余談だが、私の旧姓は「アヴェ」ではなく、「アベ」なのだが、私が生まれた時、母は私に「マリア」と名付けたかったそうだ。なんか、軽すぎというか、はっ???といった感じで、そのまま名付けられていたら、私は、一生恥ずかしさや、微妙な重々しさを感じていたのだろうか。笑 ちなみに母は無宗教。
…とまったく、話がずれてしまったが、是非是非ファティマのマリア像を拝んで来たい。何かメッセージを感じるだろうか…
追記: 2000年5月、教皇庁は、ファティマの第3のメッセージについて、懸念されていた危機と対応は完結していることを公表した。
公文書:「ファティマ 第三の秘密 教皇庁発表によるファティマ『第三の秘密』に関する最終公文書」(教皇庁教理省)教皇ヨハネ・パウロ2世は、2005年2月23日に著作『記憶とアイデンティティー』においてファティマのメッセージの全容に関する解釈を開示し、1981年5月13日の事件は背後に20世紀に生まれた暴力的なイデオロギーに属するしっかりした組織があったと述べ、更に2005年4月に発表された遺言において核戦争なしに冷戦が終結したことを神の摂理として感謝している。2006年1月に機密解除されたポーランド政府の秘密文書によると、1960年代から1980年代にかけて、ソ連とその同盟国は西ドイツやオランダを大量の核兵器で攻撃する態勢にあった。犠牲者は、ポーランドだけでも最大200万人と試算されていた。