長男の堅信式 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



今月21日に、長男はカトリックの堅信式を受けることになっている。

「堅信」とは「洗礼」を始め、七つの秘跡の一つであり、堅信はさらなる恵みを与え、個人の魂を神と結びつけるものであると考えられている。堅信は神からの恵み、知恵を受けるため『ヨハネによる福音書』の8章32節のイエスのことば「あなたたちは真理を知るようになる」の成就であるとされる。

カトリック教会では堅信を授けることができるのは司教の権能であるとされている。ミラノ教区では、復活祭のあと、どこの教会も堅信式をするが、何せ、ミラノ教区にいる数限られた司教が全ての堅信式を司式しなければならないので、師走の如く、師(司教)は走り回るようだ。笑 そして、ミラノ教区に限っては、堅信者(クレジマンディ)がサン・シーロ競技場に集まり、お祝いをする。地区によって、色分けされ、競技場は、それはそれは、華やかになる。

日本では、洗礼名の他に、霊名といって、堅信の際につける名前を二つもっている人もいるようだが、イタリアでは、一般的に、洗礼名のみ。ちなみに、かれは、イエス・キリストの弟子になりたいとのことで、洗礼の際、自分で「ピエトロ」と決めた。

前置きが長くなったが、イタリアでは、洗礼や、初聖体、堅信の式を迎える時は、結婚式同様、親戚一同集まり、お祝いをする。辛口で言わせてもらえば、一番信者ではない、または、洗礼~堅信までは受けていても、ただ名だけの信者が多く集まる日なので、ミサ中もおしゃべりは多いし、携帯電話は鳴るわ、出たり入ったりする人は多いわ、決して厳かとは、いいきれない。

我が家の場合は、よくも悪くも、我が家のみ。今回の長男の堅信では、家族で親しくしてもらっている方が、長男の代父になってくれるので、ささやかにお祝いしたいな、と漠然に考えているが、こういった式のお祝い、記念ともなるボンボニエレの準備を忘れていたのだ!

コンフェッティと呼ばれる砂糖菓子を包むのだが、私の時には、折り紙で作り、ヴェネツィアン・ガラスや天然石を使ってロザリオを作り一緒に入れた。(先日、子供の学校の関係で暫く会っていなかった友人と再開したら、日本に震災が起きてからはずっとあなたのロザリオで祈っているのよ、と言われた時は、本当に嬉しかった。)長女は、洗礼・初聖体・堅信全て一緒で、長男は、洗礼の一ヶ月後に初聖体を受けたのだが、それらのボンボニエレは自分たちで決めてもらった。今回、長男には、レースで編みたいと思っていたけれど、もう間に合いそうもない。

今朝、木曜メルカートの毛糸屋さんへ行き、名前もお互い知らないけれど、情報交換しているおばちゃんに相談し、太いレースのリボンを選んでもらった。これから、数十個に切って、袋状にしていかないと…

ゆっくり構えすぎたな。とはいえ、信仰は一生かけて膨らませていくもの。じわじわじわと、パン種のように…。