お祈り申し上げます | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


朝一番にiPadでメールやニュースをチェック。
日本の地震のニュースを知り、すぐに母にメールを送ったが、常にツー・カーで返事をくれる母からは連絡なし。すぐに電話をしてみたら、メールは届いていなかったようだ。

怖かった~。と母。
そりゃあそうでしょう。
大正時代の関東大震災はもちろん、母も経験していないが、当時震度7.9の地震よりも今回の方が大きい。岩手にも、栃木、茨城にも親類がいるが、まだ数人の親類と連絡がつかず、どういった状態なのかわからず。

ネットの「Corriere TV」ではNHK Worldがずっと繰り返し流されている。日本の実家は、高台の、しかも7階建ての7階なのだが、地震がくる瞬間のぐらぐらという音と感覚というのが、蘇る。怖いなあ。

>毎日悔いのないようにいきなくちゃね
千葉に住むいとこからメールが来た。いかに恐怖感を感じたことだろう。

自分にしか生きられない一生を、自分らしく生きることが一番大切。
私たちの毎日は、後戻りすることができない。だから二度と同じ人生を送ることはない、やり直しのきかな人生だという感覚で生きなくてはならないのでしょうね。

友人・知人・道行くひとから、「あなたの故郷の親類、友人みなさん大丈夫ですか?」と声をかけられた。あるフィリピン人には、「あなた方日本人のために祈ります」と声をかけられ、思わず目頭が熱くなった。チリの大地震、タヒチの津波・・・大変だなあと思っても、その人たちに直接声をかけたことはない。もちろん国籍を見極められない、という問題もあるのだが。

いずれにしても、まだ余震や混乱が続いているようだけれど、みなさんのご無事を心から祈っています。離れているご家族やお友達に連絡のつかない方も、早くご無事が確認できるといいですね。また、被害が少しでも押さえられますように、お祈り申し上げます。