
ミラノが、ニューヨーク・タイムズが選ぶ世界41の訪れるべき都市に選ばれた。http://archiviostorico.corriere.it/2011/gennaio/09/Arte_moda_cultura_Milano_tra_co_8_110109022.shtml
イタリアでは唯一の町である。芸術、ファッション、文化における創造性が評価された。先月オープンした20世紀美術館(Museo del Novecento)だけでも、すでに20万人が訪れている。
・・・というわけで、友人も絶賛していたので、この美術館へ早速出かけてきた。
http://www.museodelnovecento.org/
ドウモ広場の王宮に向かって右手。元のツーリスト・インフオメーションがあった所。 年末年始はかなりの人だったらしいが、平日なら・・・と思っていたら、学生の軍団に遭遇。あちゃー。
入ってすぐの所に、ピカソやモディリアー二と有名どころに遭遇。それ以外は、二十世紀のイタリア美術が網羅されている。イタリアで生まれた未来派。Futurismoとは、過去の芸術の徹底破壊と、機械化によって実現された近代社会の速さを称えるもので、20世紀初頭にイタリアを中心として起こった前衛芸術運動、いわるゆアバンギャルド。この運動は文学、美術、建築、音楽と広範な分野で展開されたが、1920年代からは、イタリア・ファシズムに受け入れられ、戦争を「世の中を衛生的にする唯一の方法」として賛美した。
それにしても、芸術にうとい私。この未来派には、あのブルーノ・ムナーリも含まれていて、そうなんだ・・・と改めて知った。いずれにしても、建物の内装は、非常に斬新。ところどころにおいてある椅子が何気におしゃれで、一緒にでかけた友人が「どこのメーカーなんだろう?」と椅子の裏側や後ろ側を一生懸命調べていたら、係員がやってきて「何か?」というので、質問してみると、すべて建築家のItalo Rota氏のものという。知らなくてすいません・・・といった感じ。
こちらは、最上階のルッチョ・フオンターナの部屋から見たドウモ広場。芸術家の友人いわく、イタリアを代表する現代絵画の作家なんだそう。キャンバスを切り裂く手法で有名とか。 本当に無知ですいません。笑とはいえ、どこかに名前をメモっておこう・・・と思いつつ、忘れてしまったのだけれど、「Rosso e Nero」ってサッカー・チーム、ミランのまわし者じゃありませんが、この赤と黒で描いた絵は個人的に印象だった。画像はとれないし、絵ハガキも売られておらず残念。とはいえ、結局「芸術の本質」というのは、好きか嫌いか・・・に分かれてしまうんじゃないだろうか?多数が「好き」といえば、有名になる。スポンサーがつけばもっと活動もしやすくなるし、精神的にも余裕がでてくれば、もっといい作品ができあがる。厳しい世界だな。
いずれにしても、ダ・ヴィンチやボッティチェッリ、カラバッジョだけがイタリアの芸術家ではないってことですね。
二月いっぱいは入場無料。
こちらは、美術館内部から見たドウモ。
