
長年購読しているイタリアの雑誌の中に、「Salute Naturale」という健康雑誌がある。その時期に合わせて、食べておいた方がよい食品、逆に避けておいた方がよい食品などの紹介がされている。日本では批判の声も大きいホメオパシーやバッチ・フラワー・レメディなどの体に優しい『自然療法』を特集した雑誌なのである。
私は、個人的に、病気は不幸な根(心)があって枝葉に出てきた減少にすぎないように思えてならない。現代医療はその出てきた枝葉だけを取り除こうとしているだけのようだ。
栄養が大切といっても、むやみやたらにバターや卵、肉を食べても病気は悪化するのみ。食べ物の食べ合わせは大切。そして精神的バランスの重要さ。それが、欠けてしまうと、不平不満の生活となる。細胞と神経は心で働くのではないだろうか。
『生きているのか』『生かされているのか』そういった心のあり方一つでも、その人の言動は変わってくる。
さて、今月の「Salute Naturale」1月号は、体内毒素の排出、つまりデトックスで内臓機能を高める特集があった。(具体的内容はまた改めて書くことにする)
春にはあらゆる植物の命が芽吹くが、この時期、この寒さの中で、植物は休眠しつつも、春に向けてじっとエネルギーを蓄えているように思える。人間の体の機能も活発になるタイミング。解毒と浄化で、機能低下している臓器に作用し活性化しなくては。
以前、整体の方に見ていただいた際、体で大事なのは「肝心要」の『肝臓』なのだとおっしゃっていた。確かに『肝は血を蔵す』のですね。この『肝気』と呼ばれる気(エネルギー)や血液、リンパ液が体中に滞ると、バランスが崩れる。長年ヨガや太極拳をやっているので、体がつまり始めると、すぐにわかる。あわてて、マッサージをするけれど、免疫力が下がった時は、一気にどっと悪化する。春先のアレルギーなどもこのつまった状態によると考えられるそう。
また、中国の陰陽五行論によると「肝」には、感情、特に『怒り』を調整する働きがあり、又目や爪、皮膚などとも関係があるそう。血流がよくなれば顔の色つやもよくなるし、化粧のノリもよくなる。そして、何といっても女性は首に年齢がでますからね、リンパマッサージも忘れずに。笑
何はともかく、家庭での実践、そして行動により、体が教えてくれるだろう。
『宝は足元に、幸せは心と共に』あり。