前回、皮はぎの話をしました。
皮はぎの肝の味に匹敵するかと考えられる肝は、アンコウと、魚ではありませんが木アグラだと思います。
が、本当のことを言うと、皮はぎ以上にうまい肝があります。
フグの肝です。
フグ肝として出されている店があっても、恐らくフグの肝ではなく、皮はぎ、馬面(ウマヅラ)、アンコウの肝を湯通りして出されていると思います。
フグ肝を刺身で出してくれる店は甲子園にありますが、店名は申せません。
私が子どもの頃、父は明石の新浜(シンハマ)の網元でした。
シーズンには、フグの肝を味噌汁に入れてくれました。
塩でフグ肝をもんで血を除去した記憶があります。
結婚して両親と同居していました朝食に、フの肝入りみそ汁が出ました。
しばらくして家内が 「わらし、なんらかへんらわ」(私、なんだか変だわ)と言いますので、とっさにフグ毒に思いが至り、医者に電話するやら何やら大騒ぎしましたが、10分もしないうちに正常に戻りましたので事なきをえました。
フグ毒には免疫はないと聞いていましたが、同じ食事をした父、母、弟、私の4人は舌がしびれるようなことはありませんでした。