G・V日本社長 パウロ氏、ガラス陶器卸社長、H氏、香水メーカー社長Y氏、バラ屋のはーさんの4人が蔵前の割烹『今井』で落ち合いました。
パウロのたっての願いもあり、てっちりにしました。
ふぐは関西では鉄砲といいます。
ふぐは毒に当るためよく命中(あたる)鉄砲といいます。
てっさはふぐの刺身、てっちりはふぐ鍋です。
パウロは店に入ってきたときからニコニコしていました。
もう死んでも思い残すことがないといい、何か皆に話したいことがあるらしくそわそわしていました。
きいてみると17年前にわけあってで別れ別れになった20歳になる娘に逢えたことが嬉しくて嬉しくて仕方ないのでした。
お嬢さんは20歳になったきっかけに父親を探しに駐日大使館へいったらしく、パウロは大使館員の電話で娘が自分を探してくれていることを知り、早速ホテルのロビーで待ち合わせました。
「こんにちは、久しぶりです。」
とか
「はじめまして」
とか何とか言ったと思う程にどきまぎして何も覚えていないほどしどろもどろになった様子でした。
我々3人は彼を祝福し、実娘に逢えて生きがいができたのだから長生きするために
「てっさ、てっちり」は手をつけないようにといじわるを言いました。
ホテルまで大使館員が彼女を送ってきてくれたと聞き、日本の大使館との大違いを意識させられました。
香水メーカーのY氏も子供をつれて離婚しています。
離婚を決意して精神科医に離婚による子供への影響を相談したところ、医師から
「父親がいなくてもそばに先生でもおじいちゃんでも、健全な男性像があれば、子供は立派に育つ」と言われたそうです。
そしてY氏は24歳を頭に4人の子供は仲良く立派に育っています。
はーさんの長女は中国系マレーシア人と離婚し、孫娘をつれてハーさんの元に帰っていますが、特に孫は父親にあいたがっている様子は感じられません。
その代わり、私がバドミントンやキャッチボールの相手をさせられ、コントロールの悪い孫娘(小4)の投げたボールを探しに駆けずり回っています。。。。。
71歳のはーさんが現役で仕事を続けて張り切っているのは親元に戻ってきた親子2人のおかげであるとむしろ神に感謝しています。
はーさんの次女は10歳のときに単身でイギリスに留学し、季節の休暇でも飛行機代がもったいないとか言って、友人の家を渡り歩き日本に帰ってこないほどの根性の持ち主で、子供(6歳)を育てるのに自分と子供の環境、状況を優先し、仕事を何度も変えます。
夫も帰国子女ですので家事に協力的です。
私の家に親子で来たときには会話は日本語で、彼らの自宅では英語を使っています。
11月3日はこの次女に海外セールス用の英語版DVDのナレーションを吹き込んでもらいました。
そのスタジオへの道中の車の中での報告では、息子の国籍が不明になるのも困ると考えて(実際の国籍は勿論日本です)テレビでは関西の漫才を見せて、ずっこけさせているといっていました。
次女は大阪育ち、夫は東京育ちなので折衷を目標にしているようです。
ふぐ料理でいう遠江(とうとうみ)(三河)の徳川家康のような孫が育てばいいのにと期待しています。