竜巻に追いかけられる航空機!? | 森さやかのブログ

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この写真をご覧ください!


(Mashable.comより)

飛行機の写真と思いきや、すぐ後ろに竜巻のような雲が見えます。映画のワンシーンの様です。


この写真が撮られたのは、8月15日のイギリス。イーストミッドランド空港を離陸したライアン航空737型機の後方に、漏斗雲が発生しました。実際は写真で見るよりも距離はあったようですが、この飛行機はまるで竜巻に追いかけられているように見えます。


当時、イギリスやヨーロッパ西部では、ハリケーン(名・Bertha)から変わった発達した低気圧が居座って、大雨や強風、竜巻を発生させていました。



イギリスに竜巻?と思うかもしれませんが、実は頻繁に発生することが多く、年間で約30個観測されています。日本は約25個といわれていますので、日本よりも多く、また面積あたりの個数で比べると、アメリカよりももっと発生しやすいともいえるのです。ただ、イギリスの竜巻は、そのほとんどが小さく弱いものです。


ところで、この他にも竜巻が飛行機や空港を襲った例はあるのでしょうか。


実は、日本の羽田空港が一度竜巻に襲われています。2004年9月30日、羽田にF1~2(推定風速33m/s~69m/s)の竜巻が発生しました。人的被害こそありませんでしたが、1~2トンの照明車が横転したと言います。


一方、年間1250個の竜巻は発生する竜巻大国アメリカでは、こんな事故が起こりました。2011年4月22日のこと。EF4(風速75m/s~89m/s)の激烈な竜巻がセイントルイス国際空港を襲い、その際に、滑走路を走行中の航空機の近くを通過しました。乗客によると強風による強い揺れを感じたと言います。飛行機は問題ありませんでしたが、一方で空港の内部に強風が吹き荒れ、ものが飛散しました。

その時の映像が下記のリンクから見られます。


https://www.youtube.com/watch?v=EGtumnBej2Q



さて、今週8月22日から”Into The Storm”という竜巻の映画が全国で上映されます。その中のワンシーンで、竜巻の強風によって飛行機が丸ごと飛ばされてしまう映像があります。実際そんなことは起こりうるのか分かりませんが、大変な迫力でした。1997年のツイスターに続く、竜巻のパニック映画。はやるでしょうか、今から楽しみです。


https://www.youtube.com/watch?v=57Vkp77tVTM

↑映画のダイジェストです。



※写真掲載元

http://mashable.com/2014/08/15/ryanair-plane-tornado/?utm_cid=mash-com-fb-main-link