記録的に静かな竜巻シーズンから一転! | 森さやかのブログ

森さやかのブログ

ブログの説明を入力します。

春といえば、桜に、入学式に、新生活などなど。ポジティブなイメージが付き物ですが、アメリカでは、竜巻シーズンの始まりを意味します。発生数が最も多いのは5月で、2番目が4月です。


しかし、今年は異変が起きていました。竜巻の数がやたらと少ないのです。通常の年だと1月から4月までで約360個の竜巻が発生するのですが、今年は4月24日までに108個しか起きていなかったのです。これは1950年以来、最も少ない数でした。また、竜巻による死者数も0人と、記録的に静かな竜巻シーズンの始まりとなっていたのです。


しかし、この週末で事態が急変しました。

金曜日、アメリカ東部ノースカロライナ州で、10個の竜巻が発生したかと思うと、日曜日には中部を中心に、約31個に及ぶ竜巻が起きました。そして遂にオクラホマ州とアーカンソー州で18名以上の犠牲者が出てしまいました。火曜日にかけて、竜巻のリスクが続く見込みです。




ちなみに、偶然にも、ちょうど一年前の今頃、歴史的な竜巻の大発生がありました。4月25から27日の間に300以上の竜巻が発生、計325名の方が亡くなったのです。その中で最悪の被害を受けた町の名前が、「タスカルーサ」であったのが、なんとも皮肉のようだったのを思い出します。44名の人が命を落としたのに、町の名前が「助かるさ」とは。。。





(↑4月28日の竜巻発生数。NOAAより。)



被害のビデオ

http://www.wthr.com/story/25354534/2014/04/27/tornadoes-strike-central-us-killing-2-in-oklahoma