チリで大気汚染が深刻になっています。
というのも、少雨・高温・強風の影響で、およそ70もの山火事が発生し、その煙が広範囲を覆っているからです。火事で4万ヘクタールが焼失したと伝えられています。
首都サンチアゴにも煙霧が流れてきて、大気汚染レベルは危険な状態に達しています。約3ヶ月半に渡り雨が降っていないのです。
残念ながら、週末ににかけても降雨や気温の低下が起こる兆しはありません。今後も事態が深刻化していくと見られます。
大気汚染には、こうした山火事や火山の噴火などによる自然災害的なものと、都市化や人口増加に伴う排気ガスの増加などの人為的なものとがあります。
世界保健機関(WHO)によると、2011年時点で年間130万人が大気汚染により死亡しているとのことです。その被害はさらに年々深刻化しています。特に発展途上国の都市部を中心に汚染が悪化し、2050年には大気汚染による死者が、(水質汚染による死者を上回って)環境悪化による死者の最大の要因になるだろうと言われているほどです。
(ちなみに、たばこの煙は室内の空気の主要汚染物質で、大気汚染物質とする見方もあるのだそうです。現にアメリカ・カリフォルニア州は、たばこの煙をそのように指定しているようです。)
ところで、近頃大気汚染に関して、連日のようにメディアで報道されている国は中国です。
それに関して、こんな興味深いニュースを見つけました。
中国政府「大気汚染を自然災害と認定する」
(これに対し)
ネット民が激怒「明らかに人災」と批判
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Niftyニュース
<http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-193693/1.htm >