サーディン(鰯)の語源であるイタリアサルディニア島は地中海に位置し、年間通して比較的穏やかな気候の場所です。
ところが、火曜日ひどい災害に襲われました。広い範囲で町が冠水してしまったのです。
↑AP通信より
月曜日から火曜日にかけて450mmの雨が降ったとのこと。この地方の11月の平均降水量は約55mmなので、8倍以上の雨が2日にして降ったことになります。とんでもない雨量です。
この雨の原因は寒冷渦です。上空に非常に冷たい空気を伴っています。台風のようにぐるぐると渦を巻き、動きが非常に遅いのが特徴です。特にその南東の部分で下層の暖気との間に非常に不安定な状態を作り出します。このため雹や竜巻などを伴うことがあります。
日本海にもよく発生します。実は今日も発生しているんです。衛星写真でぐるぐると反時計回りに回転する雲の正体はこれです。20日朝現在、北陸と新潟県に大雨警報、北陸3県に竜巻注意情報が発令中です。一方西側に当たる中国東北部では3日間に渡り、大雪を降らせました。
ところで、ヨーロッパでは特に強い寒冷渦に名前を付けることがあるようです。今回はなんと「クレオパトラ」でした。それでは対抗して日本海のものに「小野小町」と名付けましょうか、という感じです。正式な名前ではないにせよ、日本ではない習慣ですね。
ちなみに、アメリカではハリケーンの他に、冬場の強い低気圧にも名前を付けて呼んでいます。前者は国の気象局が、後者は非公式で民間気象会社が名付けています。テレビなどでも呼称で呼ばれるので、日本人としては新鮮な感じがします。
そういえば、アメリカでスターバックスに行った時のこと。カフェラテを注文をしたところ、店のハンサムな店員さんが、突然私の名前を聞いたのです。私は顔を紅潮させながら自分の名前を答えたのを覚えています。すると笑顔で、「コーヒーできたら呼びますのでお待ちください」と。私の胸のときめきは一瞬にして消え去りました。という話はどうでもいいのですが、欧米では、ストームにも人にも、番号よりも名前で呼ぶことが多いのだなと思った次第です。
*参考リンク*
BBCのサイト、写真掲載元
