台風27号が、今日も引き続き沖縄地方に暴風雨をもたらしています。
この27号は10月16日にグアム近海で熱帯低気圧として発生してから、ゆっくりとしたペースで北西方向に旅を続け、一時猛烈な台風にまで発達しました。進路を北東方向に変え、今後は徐々にスピードアップしていく見込みです。
気象庁の予報によると、土曜にかけて本州の南海上を進み、土曜午後15時までに関東地方の南を通過する見込みです。(午後3時現在の情報)
ただ、先週房総半島に接近した26号に比べ、今回はさらに陸地から離れる見込みです。さらに、大型の26号よりも小さい台風なので、関東地方では前回より風の影響が少ないと思われます。
それに衛星画像でも見てわかるように、27号の雲域は崩れはじめています。目も不明瞭になってきました。
一方で台風28号の雲は依然としてまとまり、猛烈な勢力を維持しています。しかも目は、見事な円形をとどめています。今が最盛期で、中心気圧は905hPa。実は今年発生した台風で最も強いものです。
ところで、この時期にこれだけ強い台風があるのは珍しいと思われがちですが、果たしてそうでしょうか。下記のリストをご覧ください。
下記は1991年以降で、中心気圧が900hPa以下に下がった台風です↓
1991年台風23号 (10月21日発生)
1991年台風28号 (11月23日発生)
1992年台風30号 (11月15日発生)
1998年台風10号 (10月10日発生)
2010年台風13号 (10月13日発生)
2012年台風16号 ( 9月11日発生)
意外なことに、900hPa以下の台風は2012年16号を除いて、すべてが10月以降に発生しています。
この理由は熱帯の海水温にあると思われます。日本近海はさすがに秋が深まると水温が下がっていきますが、低緯度の海域ではそうではありません。台風が発生する北緯約5度以北の熱帯地方の海域では、真夏よりもむしろ9月後半から10月に温度が上がります。太陽高度が高くなるからです。こうしたこともあって、秋は意外に勢力の強い台風が生まれやすいのだと思われます。
さて、話は戻りますが、27号は風よりもむしろ大雨をもたらしそうです。台風が前線に湿った空気を送り込みますので、特に西日本で週末にかけて大雨が予想されています。
もうこれ以上の災害が起きないことを切に願います。
*参考文献*
過去の猛烈な台風リスト
http://homepage3.nifty.com/typhoon21/wind/54msandover1.html

