台風26号が日本に暴風雨をもたらしています。
驚くべきはその降水量。伊豆大島では24時間で824mmの降水量を観測しました。10月の降水量の2倍以上が1日で降った計算になります。この場所での観測史上一位の記録となりました。(ちなみに国内の記録は、高知県魚梁瀬の851mm)朝10時現在で、7名の方の死亡が確認されています。
今後台風は日本の東海上を北東進する見込みで、東北や北海道地方で大雨・暴風・高波・高潮などに警戒が必要です。
ところで、この台風のおかげで気圧配置は西高東低、いわゆる冬型のようになっています。大陸から北風が流れ込んでくるパターンです。
風上の大陸には冬のような寒気があります。その証拠に、中国北部では朝の最低気温が氷点下15度を記録しました。
また韓国の済州島にこの寒気がしっかりと見てとれます。紐のようにくねくねと曲がる雲が済州島の南の海上に伸びています。よく冬に見られる雲です。寒気を伴った北風が島の中央にそびえる山に当たり二手に分かれ、風下側で風が再びぶつかり雲の列を作っています。
日本の各地ですでに冷え込んでおり、西日本でも今日の最高気温は3度ほど低くなりそうです。北海道でも冷え込んでおり、旭川では11月並みの気温となっています。富士山も今朝氷点下まで冷え込みました。
