春なのに、暑すぎるオーストラリア | 森さやかのブログ

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オーストラリアが何か変です。


南半球ですので、今は春真っ盛りのはずなのですが、真夏以上の暑さになっています。

特に先週が猛暑でした。木曜日のシドニーの最高気温は37.3度。ちなみにこの時期の気温はだいたい22度です。この日としては観測史上3番目の記録となりました。


実は暑いのは先週のことだけではありません。今年1月から9月までの長期にわたって、観測史上一位の暑さを記録しました。シドニーに住んでいる兄いわく、今年は冬をスキップしたようだったと。冬でも20度以上の日が多くあり、大変心地よかったと言っていました。


10月もこのように暑いので、もしかすると今年2013年は、オーストラリアにとって史上一番暑い年として、記録に残るかもしれません。


ただ、暑いだけではなく、雨も少ないので問題です。下図は去年4月から今年9月までの降水量の平年差を表しています。緑色の部分が平年より多いか同じなのですが、その部分はほとんどありません。平年より雨が少ない場所が多く、特に東部は50%以下のところがあります。



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異常高温、少雨となれば、オーストラリアで起こりやすい災害は、山火事です。普段山火事は夏時期に多いのですが、今年は冬にも大規模な山火事がありました。


そもそもオーストラリアは山火事で有名です。その一つの理由は、世界一乾燥している大陸であるということ。そしてもう一つは燃えやすい木が多いということ。その木とは、コアラの大好きなユーカリです。ユーカリは多量の油を含んでいるので、燃えやすいです。


ユーカリが燃えるということは、それを食べるコアラにとって脅威となります。2009年に大規模な山火事で、水を飲むコアラ(名前サム)が話題になりました。ひどいやけどを負って、のども渇いていたのでしょう。消防士が差し出したペットボトルの水をごくごく飲んでいた映像が印象的でした。実際、山火事で毎年多くのコアラが命を落としています。



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ところがユーカリにとっては、山火事は自らの生殖に非常に都合が良かったりします。それは、ユーカリの種が山火事の後の降雨で発芽する性質を持っているためです。山火事が起きるほど、ユーカリは繁殖してゆき、その結果、他の植物の生殖を減らすことができるのです。


オーストラリアの気象局によると、今年の夏は広い範囲で暑くなるとのこと。また特に北東部で雨が少ないとの予想がされています。


今年の夏も山火事が心配です。。。



*写真*
abc News
<http://www.abc.net.au/news/2009-08-06/sam-the-bushfire-koala-dies/1381672 >