今日、7月4日は雪の研究で有名な、故・中谷宇吉郎博士の誕生日です。
博士は、1900年生まれの科学者で、雪の結晶を分類、また実験によって結晶の生成機構を明らかにしました。
「雪の結晶は天から送られた手紙である」という有名な言葉を残されています。
今朝から気象予報士会のメーリングリストでは、検索サイトGoogleのホームページのイラストが、中谷博士の生誕日にちなんで雪の結晶や雪だるまになっていると話題にのぼっていました。
雪の結晶は意外にも目で確認できます。黒っぽいコートを着て、服に落ちた結晶を見るとはっきりと見えます。ただ、湿気が多い日や、少し気温が高めの日の雪は、なかなか結晶が見えにくいものです。それは、雪片の表面が湿って、他の雪片とくっついて固まって落ちてくるからです。牡丹雪なんかがそうです。
ところで、ギネスの載っている、世界一大きな雪片の直径はどのくらいかわかりますか?
1887年1月28日、アメリカのモンタナ州で記録されました。
その大きさ、なんと、直径38㎝!
昔懐かしい、大判レコードでも30㎝ですから、それはそれは大きい塊です。
こんなものが空から降ってきたのだから、やはりアメリカのスケールは桁違いですね。
さて、芥川賞作家、堀江敏幸氏は、その著書「雪沼とその周辺」で、このように書き記しています。
「日本の地名で「雪」を冠したところは稀だ。県名にも大きな都市の名にもない。本来「雪」は地名に選ばれる語ではないらしい。」
調べてみると、富山県の雪見の丘、東京都大田区の雪谷大塚などなど、市町村単位等ではあるようですが、大きな都市となるとなかなかなさそうです。北国なんかではありそうですが、意外ですね。
一方、巨大雪片の記録保持国であるアメリカではどうでしょうか。多くはありませんが、いくつかありました。たとえば、スノーフレーク、スノーヒル、スノーシュー(雪靴)などなど。どれもかわいらしい名前ですね。
最後にアメリカの雪にまつわる面白い話をご紹介します。
東海岸で4月に雪が降るのは非常にまれなことなのですが、1997年は4月1日に大雪が降りました。空港も閉鎖、何千万という人々が停電の被害を受けました。気象局やテレビでは、しきりに大雪への備えをするように警戒を促していたのですが、市民はほとんど真に受けていなかったのです。
それはなぜだと思いますか?
そう、なんと、市民はエープリールフールの悪い冗談だと思って、ちゃんと聞いていなかったからです。
楽しい国民性ですね♪