つい先日、登山家の三浦さんがギネス記録更新の80歳でエベレスト登頂に成功しました。
今年は、人が初めてエベレストを登ってから60年にあたる記念すべき年でもあります。今まで4500人以上の人が登頂しているようです。
それを記念して、昨日5月29日、エベレストでマラソンが行われたからびっくりです。なんでも走り出しは、高度約5400メートル。そこから高度3400メートルまで走って下る42.19キロの過酷なマラソン大会です。
前にサハラ砂漠、南極などのマラソンを紹介しましたが、このマラソンの最大の試練は、空気が薄く、息が辛いことではないでしょうか。
たしか、猫ひろしさんのフルマラソンのタイムは2時間30分位、急傾斜と、酸欠状態と、足元の悪さを考えたらその3倍はかかるかと思いきや、優勝者のタイムは、3時間59分45秒。なんという速さでしょう!上位10名が現地ネパール出身の男性でしめられました。納得です。
ところで、この信じられない大会に、3か月の妊婦さん(44歳)が参加していたというから驚きです。しかもそれだけではなく、なんと女性の部で優勝してしまいました。そのタイムは、6時間2分10秒でした。
なんでも家族は参加に反対したようですが、医者には可能だと言われたようで、ネパールの女性の大会参加を呼び掛けるために体を張って出場したとのこと。妊娠3か月だと安定期に入る前なので、胎教にあまり良い気がしないのですが、国によって違うんですね。
*参考文献*