遅すぎた春、欧アパレル業界直撃!? | 森さやかのブログ

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アパレル業界世界第2位のH&M。

今年3月の売り上げが下がったとのことです。

前年同月比で、4%落ち込んだとのこと。


その理由はなんでしょうか。


それは、ヨーロッパの寒波と雪です。

ドイツでは過去130年で最も寒い3月でした。
イギリスでは1962以降最も厳しい寒さであったそうです。


冬が長引いたために、春物の売り上げが伸びませんでした。
そりゃそうですよね、真冬にカラフルな薄着を買う人はなかなかいません。


逆に去年の3月は暖かくて、前年3月と比して26%も売り上げが上がっていたそうです。


こんなふうに季節外れの気温が続くと、

アパレルなどの季節商品を売る会社にとっては大きな痛手となってしまいます。


そうした打撃は食品・家電メーカーにも影響します。

一般的に企業はその季節・気温で売れるものを把握し、

それに基づいて生産・販売を行っていますが、その目安となるのが下記の表です。


22度でビールが、26度でアイスクリームが売れるようになり、

一方、10度以下で防寒着が売れるなどなど。


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村山貢司著「気象の不思議」より



他にもいろいろありますので、ちょっと紹介しますね。


- 最高気温15度が自動販売機のホットとアイスの転換時期


- 平均気温が27度を超えるとガーデニング商品が売れなくなる


- 9月からおでんが売れる。しかも給料日が金曜日だと、その週末はよく売れる


- 梅雨明けでショートパンツが売れ始める。梅雨明け宣言の効果は大きい。

- 冬物は5度くらいの気温が3~4日続くと売れ始める。夏物ほどすぐには売れない。

- 夕方の気温が17~18度だとおでん+日本酒、20度だとサラダ+ビール、22~23だとメロンで、25度だとスイカが売れる傾向。


天気予報は様々な業界にとっても大事な役割を果たしているのだと感じました。