"No snow!"
2010年の冬季オリンピックバンクーバーは、記録的な高温で雪がなく、こうした見出しでメディアを賑わせました。
結局、人工雪を作ったり、雪を遠方から運んできたり、藁で土台を作りかさ上げしたりなどして、窮地を脱しました。
来年の冬季オリンピックの地のロシアではそんな心配はないだろうと思っていたのですが、ところがどっこいどっこい、意外な事実がわかったのです。
会場のあるソチの2月の平均気温約0℃、降水量も多く、ほとんどが雪となって降ります。ただ、ここは海に面し、ロシアでも一番暖かい場所の一つでもあるようなのです。
雪と雨の境目は気温が2、3℃程度の時ですから、数度気温が上がるだけで雨となり、逆に雪を溶かしてしまいます。
そのため、ソチでは早くもこうした措置(ソチ
)が取られています。
雪保存作戦!
山からとった45万㎥(東京ドーム3分の1杯位)の雪を、夏でも解けづらいように特殊な容器にいれて貯蔵しているのだそう。一部は溶けても、プレーには支障をきたさない量は保てるとのことです。
オリンピックの影にはこうした努力があったんですね、恐れいりました![]()