〝不倫から 別れさせ工作 ②”
妻の良子さん(仮名30歳)はある朝突然、不審な男性の訪問を受けます。そして一枚の写真を手渡されます。
その写真は夫 修一(32歳)が見知らぬ女性と肩を並べラブホテルに入る様子を撮ったものでした。
不審な男性が訪れた翌日から、夫婦の生活は一変します。良子は修一を送り出すと娘と共に実家へ。そして修一の帰宅する時間に合わせて帰宅するのです。
良子を裏切る修一と若い女性との不貞な交際。この事実は彼女を言い様の無い苦悩と失意へと突き落としました。
そして、それに併せてまたあの男性がやって来るのでは?という不安。考えれば考えるほど不審な一連の成り行き。
男性はなぜ、良子達の住所を知っていたのか?
その男性が女性の婚約者ならなぜ、自分自身で女性に正さないのか?
他に隠れた目的があるのでは?
こんな不気味な怖さが募り、修一の出勤後とても自宅では過ごせなかったのです。
あの日から3日後‥‥
「ちょっとこれ見てくれる‥‥」
仕事から帰った修一はドアを閉めるなり、良子に自分のスマホを差し出します。
そこには修一と女性とのメールのやり取りがありました。
修一の送信したメール
僕の留守中、君の婚約者と名乗る男性の訪問がありました。
この男性は家内に君と僕がラブホテルに入る写真を手渡したのです。
このことで落胆と不審で深く家内を傷つけてしまいました。
妻には何度も何度も謝罪しました。よくよく考え今後、二度と君とは会わず妻には一切の隠し事をしないと約束をしました。
それに、君に婚約者がいたとは知りませんでした。
メール連絡もこれが最後にします。今後は私的な連絡はしません。
君の為にもこれが良いと考えています。
女性からの返信
私には婚約者なんていません。
いたらあなたと交際したりしないです。ただ、数か月前から私に付きまとうストーカー被害にあっています。
警察にも相談に行こうと思っていました。写真を撮ったのはきっとその男だと思います。
わたしはあなたを大切な人だと考えています。今後、連絡がとれないなんて寂しいです。
☆ ☆ ☆ ☆
「これ見てくれる。数か月前から付きまとうストーカー男がいて、彼女、写真を撮ったのもそいつじゃないかって書いてる‥。」
修一は良子に声をかけます。
女性からのメール返信文に目を落としながら良子に告げたのです。
「なんだかみんな嘘っぽい!ストーカーなんて。こんな女性なんか信じられない!」
良子さんは唇を噛みしめつぶやかれました。
翌日、ネットで調べられた良子さんから、当事務所へ無料相談の申込みを頂きました。
「面談で詳しくお伺いしますが、それ、別れさせ工作みたいですね‥‥。他にも同じような手口の被害も聞いております‥‥。」
予約時間を設定しながらつぶやいた私でした。
☆ ☆ ☆ ☆
※仕組まれた〝不倫から 別れさせ工作②” をご案内しました。
婚約者の男性って本当でしょうか?そして、このご夫婦がとられた対応は?
次回引き続き 不倫から 別れさせ工作 ③ をお伝えします。
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