【夫の不倫】不倫相手が弁護士委任
「あなたと主人との長期間の不倫。証拠となる写真を取得しています。これが原因で私達の家庭は崩壊寸前です。今後、私的な交際は一切やめてください。被った苦悩の賠償として、慰謝料100万円。〇月〇日までに下記の口座へ振込みを求めます。」
苦悩の末、奥さまが相手女性に送った通知文の主旨です。
これに対し、期限当日に 弁護士から受任通知 が届きました。
その内容は‥‥
当職は〇〇A子さんの代理人に就任し、下記のご連絡を致します。
依頼者女性A子さん(38歳)は、
ご主人との不貞な関係が生じた事に、深く謝罪と懺悔の気持ちを表されています。
受任通知はこんな書き出しから始まります。
そして‥‥
〇ご主人との私的な交際は、職場上司であるご主人の主導で始まったのもである。
〇ご主人の数回に及ぶ執拗な要求に、仕事を失う危惧もありやむなく肉体関係を持った。
〇原因の大半はご主人にあり、過去の判例からもA子さんに100万円の慰謝料支払い義務はないと推察する。
〇ですがAさんは、奥さまの苦悩を考慮して、今後一切の私的交際解消と20万円の支払いで合意解決としたい。
弁護士からの連絡、どう対応する?
「嘘ばっかり。お互い合意の上で2年以上も続いた不倫関係。一方的に主人の責任にして20万円とは呆れる。」
「本人から直接の詫びもなく後始末は弁護士に。そんなお金があるなら100万円くらい払える筈だわ‥。」
受任通知を手に、奥さまの怒りは倍増します。
ですが‥‥
「相手が弁護士なら、こちらも弁護士を立てないと20万円で終わり?」
奥さまにこんな考えが過ります。
相手方が弁護士に委任すると以後、直接A子と連絡することは禁じられます。交渉は全て弁護士と行わなければなりません。
「弁護士に依頼すれば、有利な条件で示談解決できるだろう‥。」
相手方A子にこんな意図があったのは、明白です。
大切なポイントです‥‥
「弁護士は依頼者の代理人」なのです。
代理人ですので、直接本人に言いたいことを、粘り強く弁護士相手に主張することが何より大切です。
法律の専門家の前に、怯んでしまっては相手の思い通りの結果で終わってしまいます。
「長期の不倫関係継続」これは幸せな家庭の崩壊に繋がる不当な行為。許されるものではありません。
今は表面化していなくても、なんの責任もない子の将来も左右することもあります。奥さまは被害者なのです。
それに、例えば弁護士と奥さまとの交渉がA子の意図通り 1~2回で終結すれば‥
弁護士費用が仮に30万円とし、奥さまが弁護士の意見通り20万円の支払いで示談合意すればどうでしょう。
A子はトータル50万円で奥さまと顔を合わすことなくこの状況から解放されます。
元々の奥さまの要求が100万円ですから、50万円安くあがり万々歳です。
奥さまとしては、弁護士相手に多少時間がかかっても苦悩の日常や不利益を重ねて説明しましょう。
納得出来る解決には、あくまで当初の要求を貫く気持ちが大切なのです。
余談ですが‥
上記の場合、A子に必要な支払いはトータル50万円です。この50万円。事情を秘密裡にご主人に打ち明け、ご主人の支払い応援を受ける可能性もあります。
これについては、また次回ご案内します。
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【夫の不倫】今後どうする?
今後の結婚生活を再考
それにはまずは早めの事実確認が大切なのです。
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