絶対(不)自由 -6ページ目

絶対(不)自由

悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

カンボジア編からの続きです。

6月2日
掘立小屋を後にして、奥に見えてる建物に向かって歩き出す。たぶんあれがラオスのイミグレだ。
それにしても国境線を示す標がどこにもなかった。あれを撮るのが密かな国境越えの楽しみなのに・・・。



ラオス側の国境

入国のイミグレオフィスは建物の右側であった。こちらでも2ドル払うよう言われたので「For what?(何のために)」と聞くと腕時計を指さして「Four o'clock(今4時だZe☆)」と言われた。駄目だこりゃ、全力でとぼけられちゃったよ、こりゃ倒せねぇよ。ってわけで2ドル払った(笑)
それにしても代行とほぼ一緒にイミグレをしたわけだが、あいつらが金を払ってる姿は見られなかった。どうやら癒着してるようだ。腐ってんね!

この国境は到着ビザにも対応しており、ビザ代の表もしっかり張り出されてあった。到着ビザ取得の際にはシステムチャージで1ドル(か10,000kipキップ)かかることがしっかり張り出されてあった。賄賂を加味してもビザ代+5ドルの計算だから、代行を頼んだ欧米人たちはさらに余計に5ドルほど払ってしまったことになる。代行料ってことで5ドルを別途取るのは別に良いと思うんだが、嘘やごまかしでかすめ取るんじゃだまし討ちでしかない。困った性質である。

早く出入国審査を終わらせたものの、移動自体はみんなと一緒なのでツアコンのイミグレが終わるまで待たされることになる。まぁもっとも、みんなと待ってる場所が違うだけの話なんだが。結果的にやっぱり一時間以上かかった。

全員の国境越えが終わると、ラオスの国境出口で待っていたバスに乗り込んで出発する。

少し走ってバスが停まり、ドンデット行は乗り換えと言われる。バスから降りると後ろにオンボロのバンが停まっていた。



シーパンドン行のボロいバン

このバンはまずATMに寄ってくれた。島では両替レートもあまり良くなくATMもないので、これはなかなか気の利いたサービスだ。あとこれはトイレ休憩も兼ねている。
クレジットカードでキャッシングしようとするが、どうやら上限額の10万円に到達してしまったようで引き下ろせない。仕方なく新生銀行のカードを久々に使う。新生銀行のほうだと為替手数料が4%と高いうえATMの手数料20,000キップも高確率でかかってしまうんでそうとう不利なのだ。海外旅行のときはクレジットカードは2~3枚は欲しいね。

ここでまたトラブル発生。バンの運ちゃんは、デット島行の船の料金は別途必要だというのだ。さすがにこれには全員異を唱えて詰め寄る。しかし運ちゃんは「カンボジアのものだからラオスでは無効だ」の一点張りである。「旅行会社に電話して確認してみろ」と電話を出したが、これは恰好だけで意味をなさなかった。旅行会社が舟台も込みと言ったところで電話を切ってしまったのだ。何のために電話させたのよ。

一応ドンデットまでの船着場まで連れてってくれたんだが、若い欧米人の兄ちゃんが頑として金を払わずに船に乗ろうと頑張る。俺はこの雰囲気から払わないと島に行けないと判断したんで30,000キップ払ったんだが、俺も若かりし時はこれぐらいやっただろう。無駄だと分かってはいるけど、そのガッツは称賛に値するZe☆



デット島への船着場


最終的に金を払わされた兄ちゃん

日はメコン川にすっかり沈み、反対側からは満月の一歩手前の月が昇って来ていた。漁船のような長細い舟は、大小さまざまな島を縫うようにデット島へ向かう。この大小の島々が四千ほどあるので、四(シー)千(パン)島(ドン)と呼ばれるのである。


メコン川から昇る月

すっかり夜になったところでデット島に到着。とりあえず宿探しだが、欧米人の数人が一斉に宿を探し出したんでついて行くことにした。これぞ秘儀「人任せ」である(笑)

この秘奥義が功を奏し、一泊60,000キップの綺麗なツインをシェアすることができた。コバンザメ精神万歳である!

宿が決まったところで、同じ宿探しをした欧米人と一緒に飯を食いに行く。船着場から伸びるメインストリート沿いのレストランはどれも高かった。しかし面倒くさくなったんでそれなりの値段の店に入ることになった。

やっぱりビアラオは旨い!みんなソフトドリンクを頼んでたけど話がはずむ。

さらにそのあと、同じ部屋となった頑張った兄ちゃんことベルギー人のアントンが葉っぱ目当てにバーへ繰り出したんでついて行く。俺の目的はビールだったりする(笑)

やっぱり葉っぱは好きになれないね(笑)ビール最高!ビアラオ最高!




そしてやっぱりのんびりなラオスに癒されるシーパンドンなのであります。
やっぱラオスはのんびりするところだなぁ・・・。南太平洋の島国みたい・・・
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次の目的地はラオスのシーパンドン(四千島の意)のドン・デット。
東南アジアの国境越えは欧米人がみんな呆れ返っていた。


6月2日
シェムリアップからラオスのシーパンドンまでのジョイントチケットは、タケオで28ドルで購入できる。もう一つ25ドルのものもあるのだが、28ドルの方は去年の末にできた橋を渡る最短コースで国境まで乗り換えなしで行ける。一方25ドルのほうは従来の遠回りの乗り換え有りのコースで、時間もかかるし道も悪いらしい。中米と違って頑張っても5ドルとか10ドル安くなるわけでもないので、比較的楽そうな28ドルの方を選ぶことにした。ちなみにチケットは前日に買っておいた。

朝6時半ぐらいにピックアップと言われていたが、迎えのトゥクトゥクが来たのは7時10分ぐらいという中途半端な時間だった。おかげで無料の朝食をすんでのところで食い損ねてしまった。トゥクトゥクに乗って、町の中心部にあるホステルへ連れて行かされた。どうやらここからバンが出ているようだ。



トゥクトゥクに乗ってバンが停まってるホステルへ

乗客のほとんどが欧米人とシンガポール人だった。シンガポール人は団体だったのでもう一台のバンに詰め込まれた。
さて、カンボジアの国境越えはいかがなものかな?



荷物と人でぎゅうぎゅう詰めのバンで国境まで

道は概ね良好だった。ただ国境に近づけば近づいた分だけ悪くなる印象だった。途中、牛の群れが道を横切ったりしていて風景はとても牧歌的である。オーストラリアのバイクの旅を思い出させる風景だ(笑)


牛の群れが道を横切る

国境の一つ手前の町まで4時間で到着。ここで、バンコク-シェムリ間と同じくビザ申請代行とかで無駄に2時間ほど待たされる。ビザ代行料金は、ビザ代が国籍によって変わるので42~45ドルほど徴収されていた。おかしいと言って詰めよっていた欧米人もいたが、どうも上手いこと言い包められているようだった。そしてビザが必要ないシンガポール人や日本人も何故か金を徴収される。日本人は5ドル、シンガポール人は10ドル徴収されている。何のための5ドルなのか聞いてみると、そこだけはっきりしない英語で説明される。「国境システム料」みたいなことを言ったのは聞き取れた。出入国税とか言えば大人しく払うと思うんだけど、何でそういうことが言えないの?馬鹿じゃねぇの?
どうせ賄賂だろうと思ったので、イミグレは自分でやると言ってイミグレ代行は断った。

しかしそれでも待たされる。何を待ってるのか訳が分からん。30分か一時間ぐらいして到着したバンもこちらに合流しているようだ。まさかこれを待ってたんじゃ・・・

さんざん待たされて、午後2時半ぐらいでようやく出発。この町から国境までさらに一時間以上かかった。



ようやく国境に到着

カンボジア側でみんな降ろされ、簡素な売店で40分待つように言われる。どうせ一時間ぐらいかかるんだから一時間って言えよ。ちなみに俺に対しては放置プレイである。どこがイミグレなのか教えなさいって!
イミグレは立派な建物のさらに奥の小屋にあった。この建物はまだできてないのだろうか?もう外見はできてるように見えるんだが。



この掘立て小屋のようなところがイミグレ

真の強敵はイミグレの係員だった。パスポートを出すと2ドル渡すように言ってきた。二年前の誰かのブログ記事でカンボジア側は簡単に賄賂をかわせると書いてあったんだが、今回の係員はものすごく強気な姿勢を崩さなかった。何のための2ドルなのか聞いても聞き取れる英語では喋らない、領収証を出してくれと言うと「プノンペンで受け取ってこい」と言い、「カンボジアは良い国だったよ~」とおだててみても2ドル払えの一点張り。さすがにマジで出国できないのではチケットが無駄になるんで、仕方なく2ドル払うことにした。その際に係員の名前を聞いて書き留めようとしたら、パスポートを取り押さえようと腕が延びてきた。なんちゅう奴らだ。

さて、次はラオス側のイミグレだ。どうなることやら・・・




ラオス編に続く。
払いたくないものを払うのは不快極まりない。まだ汚職がはびこってるんだから、早く何とかしてほしいもんだ。
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交通情報
・シェムリアップ(カンボジア)-シーパンドン(ラオス)
夜に着ける新しい道で28ドル。深夜に着く古い道で25ドル。
デット島へのボート代も入っているという話でしたが、実際はバスだけの料金でした。タケオゲストハウスの料金表に「シーパンドン行」と「デット島行」が選べるような風にありましたが、同料金ですが意味をなしていないので注意が必要です。


国境情報
・カンボジア側国境
賄賂一律2ドルを徴収されます。お釣りは一応返ってきます(笑)
係員によっては強気に出れば引っ込んでくれるようなので、一応ごねてみましょう。
なんだかんだでやっぱりシェムリは居心地良いね。

5月30日
今日はアンコールワットへ行こうと思って宿にあった歩き方を呼んで予習をしていたら、この時期はまだ暑いから暑くなる前に行ったほうが良い、と長そうな人に言われたんで、さっそく自転車を2ドルでレンタルして出発する。
まだ9時を回ったところだと言うのにかなりの暑さだ。前回もすごい暑さで、汗で服が一日でぐしょぐしょになったのを思い出す。
そして6年越しに同じ過ちを繰り返す。道を一本間違えてチケットセンターを通り過ぎてしまった(笑)前回はこれでも問題なくアンコール遺跡に入れてしまったんだが、さすがに6年も経てばいたるところにチェックポイントが設けられていた。チケットセンターへの道へ引き返そうとすると、バイクで2ドルで連れてってあげるよ、と係員に言い寄られた。もちろんお断りである。
アンコール遺跡の有名どころは今日一日で回れるが、前回見なかった御来光や日没も見たかったので、一日券の倍額で三日使える三日券を購入。値段は6年前と変わらず40ドルだった。
自転車をこいでアンコールワットへ。途中の外堀では子どもたちが水遊びをしていた。変わらない風景に、少しだけ心が和む。
アンコールワットの入口の西参道に着いて、さっそく境内に足を進める。西参道の入り口でもチケットのチェックがあった。前回はバイヨンの前でしか当たらず、しかも手を合わせて「チョムリアップ・スオ(はじめまして)」とクメール語で丁寧なあいさつまでされたんだが、今回は挨拶もなく気だるそうな対応だった。そしてガイドを雇わないかとこちらでも言い寄られた(笑)どうやら係員が堂々と陰でアルバイトをしているようだ。相手の話を全部聞かずに断る!
そして、6年ぶりのアンコールワットである。やはりタージマハルと同じく、真正面からのアンコールワットはものすごく絵になる。今回は回廊は見ずにサクッと最深部のバカンまで行く。前回は改修工事中でバカンだけ中に入れなかったのだ。
今回は問題なく入れた。一度に入れる人数が100人までという入場規制があるので、入口には絶えず列ができている。ただ出てくる人も多いので、列の進みはけっこう早い。急な階段を上って中に入ると、ところどころの窓から風が吹き出していて気持ちが良い。おそらく真ん中にご神体があるのだろうが、何故か順路は反時計回りである。仏教やヒンドゥーでは、ご神体に対して浄の右半身を向けながら巡礼するのが習わしなんだが・・・。
汗だくになりながら、次はプノン・バケンへ。ここは今では夕日の名所になってるんだとか。前回は遺跡の登りづらい石階段をガチで登ったが、遺跡保護のためか、今では階段が設置されていて何倍も登りやすくなっていた。小規模な密林の上を綿あめみたいな雲がいくつも浮かんでいる風景は昔と一緒だ。遠目から見るアンコールワット、木が邪魔してこんなに見にくかったっけ?黄色い気球は相変わらずあるんだ(笑)
次はアンコール・トムのバイヨンへ。アンコール・トムの入口の門は、カンボジアの1000リエル札にも描かれている名所の一つである。前回もここで写真を撮った気がする(笑)
やはりバイヨンの菩薩ラッシュは圧巻だ。なんか仏ゾーンを思い出してしまう(笑)仏教遺跡とヒンドゥー遺跡が混在しているのも、アンコール遺跡群の面白いところだったりするのだ。
ここで持って来ていた1.5Lの水がなくなりかけたんで、タケオに戻ることにした。ただでさえ自転車で身体を動かしているのに、水がなくなったのでは遺跡内の高い水を買わないといけないし、無理をしたら熱中症にもなりかねないのだ。
帰り際にスーパーで買い物。タケオからほど近いラッキーモールに新しいスーパーがあった。500mlの水が12本で1.80ドルと安かった。ビールはタケオ食堂のとさほど変わらない値段だった。こう見るとタケオってかなりまともな商売してるんだと思う。
タケオに戻って鉄臭い水で水浴びをして、タケオ食堂の裏名物「マンゴーシェイク」と焼きそばで腹を満たして、昼間は暑いので大人しくしてることにした。
夜、今いる日本人で5ドル食べ放題のBBQへ行こうと提案するが、人が集まりそうで集まらず場所もはっきりしせず、新しい団体がチェックインしてきて収拾がつかなくなったんで、面倒くさくなったんでタケオ食堂でみんなで飯を食おうってことになった(笑)
既成メンバーで固まるあたり日本人だが、久々に両板挟みみたいな橋渡しみたいな、そんな立ち位置になった夜だった。



アンコールワットへの舗装された道


6年ぶりのアンコールワットとのご対面


整備されたプノンバケン


アンコールトムのバイヨン


バイヨンの菩薩ラッシュ!


5月31日
アンコールワットの御来光を見に行く。午前4時半に目覚ましをセットしたのに、うにうにしてたら起きたのは5時だった(笑)ちなみに、今の時期の日の出の時刻は午前5時36分である。
宿の人を起こして自転車を借りて、少し足早にアンコールワットを目指す。タケオからアンコールワットまでは大体20分ぐらいだ。
大体日の出と同時刻にアンコールワットに到着。御来光と日の出の時刻は必ずしも一致しないので、今回はかなり狙い通りに動けている。アンコールワットの入口は西参道なので、アンコールワットの背後から日が上る光景が見えるのだが、参道から寺院を背後に日が昇るのは春分・秋分日ぐらいで、今は夏至日に近く太陽は北回帰線付近を通るので真東よりも北側から上ってくる。日の出も近かったので、空の明るさからそれが手に取るようにわかった。
東よりも北側から上るのだから南側に行けば寺院の背後から御来光が見えるはずだ。鏡面張りも見たかったので南側の池の端でスタンバる。
下に敷くものを持ってなかったんで不良座り(ウンチングスタイル)で待ってたんだが、足がしびれてきたんで立ち上がると後ろにいた白人のババアから座れと言われた。そしてそのババアはご来光を拝みもせずに立ち去って行った。あんたは何が見たかったんだ。
しかし、予想的中!良い具合な御来光がおがめました!鏡面張りの日の出は太陽光線1.5倍で暑い!
帰り際、外堀で昨日の団体さんがいたんで話しかけてみた。彼らはどうやらここから御来光を拝見したらしい。俺の写真を見せたら「そういうのがとりたかったぁ」と言っていた。
やることもやったんで、タケオの朝飯を食いに戻って、昼頃まで寝ることにする。
午後から再度アンコール遺跡へ。今度はアンコール・トムからタケウ、タ・プロームと回る。やはりこの距離を自転車で何度も行くのはちょっときついかも・・・。
バイヨンを通り越して「ゾウの回廊」に出ると、前回よりも数段長くなった回廊が延びていた。遺跡調査が進むと、世界遺産といえども表情を変えるらしい。こんなにたくさんの像のレリーフがあったとは・・・。
なんだか怪しい雲が近づいてくる中、さらに東のタケウ遺跡へ向かう。・・・復旧工事中であった。まぁタケウはおまけみたいなもんだ。本番はタ・プロームなのだ。
カジュマル(榕樹)がからむタ・プローム寺院はやはり一味違う。他の観光客はトゥームレーダーのロケ地として人気らしいが、俺にはやはりストゼロのアドンステージの印象がかなり強い。いや、それぬきにしても、ここの景観はやはり「国破れて山河在り、城春にして草木深し」を絵に描いたような感じで琴線に触れるものがある。しかしカジュマルの浸食は深刻で、遺跡保護の観点からこの景観は壊される可能性が高い。悲しいことだが、哀情深い景観を作っているカジュマルが遺跡を壊してしまうのだ。ユネスコの世界遺産に登録された以上、遺跡を保存し修復することが責務なのである。
帰り際プノンバケンの前を通りかかるとおびただしい数の車が停まっていた。夕日の鑑賞客のものだろう。午後5時半に締切で、日の入時刻は午後6時半過ぎなのに、見に行ってどうすんのよ?
夜、いつも通り飯を食って話を弾ませている時、団体さんが戻ってきた。聞くと、プノン・バケンに登れなくなるのが午後5時半からで、それ以降は日没ぐらいまで粘れるというのだ。
なんだよ、そりゃ。今日、見れたんじゃねぇか。明日見なきゃ・・・。



御来光を待つ来た人たち


アンコールワットの御来光


タケオゲストハウスの朝食


トゥームレイダーのロケ地になったタ・プローム寺院


前回より大きく見える


6月1日
夕日が見たいわけなんだが、それだけのために自転車を2ドルで借りてこぐのも割に合わないと思ったんで、バイクで夕日だけ見るツアーを申し込んでみた。ツアーって言っても連れて行ってくれるだけなんだが。プノン・バケン往復で3ドルだった。アンコールワットだと2.50ドル。
午後3時半ピックアップとのことで、それまでゆっくりとサンダルを探し回ることにした。オーストラリアで9ドルで買ったサンダルがもう限界なのだ。すり減り過ぎて小さい穴が開いていて、鼻緒も切れかかっている。
タケオから歩いて5分ぐらいのアンコールワットの道中に小さい靴市場がある。サンダルもいろいろと売られていて、俺はホーチミンサンダルのようなタイヤの廃材でできたイカしたサンダルが欲しかったんだが、どうやらそういう貧乏臭いものはこのご時世ではほとんど売らなくなってしまったようで、派手だったりおっさん臭いサンダルが売ってるだけだった。
もうすでに俺のサンダルは壊れそうだったんでサンダルの確保は急務である。比較的しっくりくるデザインのサンダルがあったんで値段を聞いてみると、なんと12ドルもするではないか。安売りしてたものとはいえ、この9ドルのビーサンより高いってどういうことよ。この市場では5ドルが最安値のようだ。何足か試し履きして、一番しっくりきたものを適当に買うことにした。
宿に戻るとテレビでNHKが放送されていた。自転車の取締りが強化されるニュースが流れると、もう一人の長そうなおじさんが「違反者なんか罰金じゃなくてぶっ殺せば良い」と過激なことを言っていた。そして何故か俺に「自分の子供が酔っぱらい運転とかで殺されたら許せるか」と聞いてきたんで、アメリカのアーミッシュの一家の娘が学校で銃撃されて殺された時に、その祖父が犯人に恨みを抱いていないことを表明して親族を葬式に招いた話をしたら「宗教だからねぇ」と言って話は終わった。めでたしめでたし(笑)
そうこうしていたら出発の時間になった。バイクのケツにまたがり、アンコール遺跡のプノン・バケンへ駆り出す。
着いた時は良い天気だったが、遺跡の陰で座って日没を待っていたら西の空に大きな積乱雲が表れてしまった。なんかダメそうだが、一応5時半過ぎまで粘ってみる。途中で同じタケオに泊まっている人たちとも合流した。そして結論「こりゃ駄目だ」。
どうやらアンコールの日没は呼ばれてなかったらしい。三日券も終了して、明日ラオスへのバスチケットも買ってしまったので、なんだか煮え切らないアンコールワットになってしまった。
まぁ良いか、御来光は良いの撮れたし。



5時半前には人でいっぱいになるプノン・バケン


大きな積乱雲が西の空にかかってしまった




アンコールワットの御来光はなかなか神秘的だった。夕日だけが心残りだけど十分楽しめたと思う。
あとやっぱりビールが安い国最高!
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