絶対(不)自由 -14ページ目

絶対(不)自由

悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

まあまあ面白いところ、というイメージである。

4月14日
宿に朝食が付いてないので近場の売店で軽く済ませる。菓子パン二つにインスタントコーヒー一杯。これで5kルピア。良心的な値段だ。
芸術の町ウブドUbudへ移動する。午前中じゃないとベモもなくなるという話だったんで午前9時にはチェックアウト。居心地は良い宿だった。
トランス・サルバギタに乗って終点のバトゥブランBatubulanでベモに乗り換える。サヌールからツーリストシャトルもあるんだが一回60kルピアと少し高いのだ。
しかしここのバスステーションにいるベモが暴利だった。完全に調子に乗っている。宿のスタッフに予め値段を聞いていて普通は7~10kでバトゥブランからウブドへ行けるのに、こいつらは平然と35kと吹っかけてくる。「俺のバリ人の友達が7kぐらいで行けるって言ってたぞ」と言うと、「あっちで流しのベモでも拾えば良い」と商売にならないと相手にしない。言っちゃなんだがかなりヤクザな商売だ。
一人の欧米人のねえちゃんが35kでOKと言ってベモに乗り込んだ。これがまかり通るからこいつらがつけあがるのだ。観光客側にも問題があると思う。
仕方ないんで流しのベモを探す。午前中に動いて正解だったか、意外とあっさりつかまった。
乗り込んでウブドへ行ってもらう。ベモらしく途中でしっかり客を拾う。おばちゃんが払う金額は5kルピアだった。まぁ俺はもうちょっと進むんで6~7kルピアってところだろうな。無理だと思うけど。
そしてウブドの看板が見えるところで降ろされ10kルピアを渡すと、お釣りは帰って来なかった。まぁ聞いてた金額でウブドで来れたのだから、別に良いか。
しばらく歩いてあることに気づいた。ここ、ウブドの外れなんじゃね?道端で英語の話せる人が話しかけてきたんで聞いてみたら、ここからウブドの中心の王宮まではかなり距離があるとのことだった。ウブドはウブドだが、外れで降ろしておいて10k取られたのか。あのオヤジ、客なめてんだろ。かなり残念な気持ちになりながらもう一回ベモを拾う。
今度は目的地のハヌマン通りJl. Hanumanまで行ってもらった。細かい金がなかったんで10kを出すと、25kと言い出してきた。え~い、なんつう面倒なやつらだ。ウォン・リーさんみたいに修正してやろうか・・・
これ以上金がない、と言って無理やり押し通す。ベモのオヤジも渋々10kで良いといった感じで了承した。気分を害されたお返しにベモのボディを強めにバンバン叩いて「Jalan! Jalan!(さっさと行け)」とやっとく。
さて、ようやくウザったいベモとの戦いが終わった。あとは宿探しだ。
適当に歩いていたらホステルの看板を発見した。重い荷物を持っての宿探しは肉体的にも精神的にも堪えるものがある。十分安ければ一泊だけ泊まってしまおう。
値段はドミで一泊100kルピア。WiFiはついているが朝食は付かない。まぁ許容範囲内だったんでここで決定。The Style Hostelという韓国人経営のホステルのようだ。
よし、街歩きと昼飯と宿探しだ!
ウブドの町は綺麗と聞いていたが、残念ながらそういうイメージは否定された。他の観光地と一緒で、カフェやブティックが軒を連ねている。バリらしいとか、インドネシアらしいといった要素は薄く、無国籍な繁華街という感じだ。ただ面白いのは、その中に混じって寺院やバリ風の広いホテルが点在しているところだ。
昼飯は王宮横の「イブ・オカIbu Oka」というバビグリン(豚の丸焼き)を出す店で取ろうと思っていたが、バビグリンが乗ったナシチャンプルが55kとかアホらしい値段だったんでやめる。見た目からしてフィリピンのレチョンと大して変わらなかった。
適当に近くのワルンでナシゴレンとコーラを注文したら30kになってしまった。大した内容でもなかったのにハズレを引いてしまった。ラブアンバジョーのワルン・ママの方がまだ良かった。
王宮の前にはウブド市場Pasar Ubudがある。イチジク(カジュマル?)の巨木がなかなかすごい印象だ。良いパロディTシャツはないもんかとぶらついてみる。日本語での客引きがなかなか多い(笑)が、やっぱりここもなかなか暴利な商売をしている。どれも相場の4~5倍の値段だ。
気まぐれで話しかけてきたサロン売りを値切ってみる。300kスタートで、俺の言い値の50kまで下がりそうになってしまった。下がったら買わなきゃならないんで退散。後ろの方で50kで良いと叫んでいた(笑)いくら安くても必要ないものは買わない。
それにしてもこの市場は、なんかダークな感じがバリ・ヒンドゥーっぽくて良い。雰囲気が良い。
近くの観光案内所でパフォーマンスのガイドをもらって帰る時、かなり強めの夕立が降ってきた。すかさず近くにあった日本語表記が目立つパン屋に適当に逃げ込む。唯一空いていた席に座ると、店のオーナーとツアコンみたいな人が話していた。ツアコンが俺を日本人とみて話しかけてきた。英語が堪能だったんでしばし歓談。バリ島は好きかと聞かれたんで、嫌いだね、ときっぱり答える。こんな観光客を金づるとしか見てないようなところを好きになるはずがない。と言った感じで話が続いていくと、この二人もバリ島出身者ではなく、バリ島に来はじめの時は同じ洗礼を受けたと言っていた。どうやらバリ島の旅行者価格はインドネシア人の旅行者にも該当するらしい。旅行ができるぐらい金を持ってる奴は金を落として行け、ということなんだろうかね。
そろそろ町散策も疲れたところで、最後の一軒ってことでホテルの値段を調べてみる。宿から一軒はさんだところにあるDewi Ayu2という伝統的な造りの宿だ。最初は150kだったのが、何故か値切ってもいないのに100kまで下がった。WiFiもあって朝食も付くらしいし、部屋は清潔だったんで明日気が向いたら移動するか。
お菓子でも買おうと売店に入ると、オーストラリアのチョコレート「Tim Tamティム・タム」があるじゃないか!実はマレーシアあたりからたまに見かけていた。オージースピリットを注入された者として、これがまがい物かどうかを知る必要がある!9,5kルピアと本国より安いが大丈夫か?
ってわけで買って宿でネットしながら食ってみた(笑)おお、マジもんのティムタムやんけ!
夕飯は惣菜が陳列されてるワルンに挑戦してみる。いつも通り惣菜を選んでいたら、なんと牛肉カレーが置いてあった!一応ヒンドゥー教なんだから牛肉は駄目なんじゃないか、と思いながら久々の牛肉カレーを堪能するのだった。17kルピア。
それにしてもなんで牛肉が置いてあったんだろ・・・?



バトゥブランのバスステーション


ウブド村(の外れの)入口


町中で売ってたお面


4月15日
宿に朝食が付いてないのは別に良いんだが、ウブドの町中は小さい売店が少ないのが難点だ。コンビには見かけるんだが、高いものしか置いてないんで買う気にはならない。
ちょっと歩いて宿の目の前に売店があった(笑)揚げバナナ三つとインスタントコーヒーで8kルピア。おばあちゃんが5+3の足し算ができなかった(笑)
チェックアウトの時間に宿を移動する。ウブドの伝統様式のホテルで中庭が広くて良い雰囲気だ。これで100kルピアは今どきのバリじゃかなり安い部類に入る。
昼飯を食いに、歩き方に載っているワルン・ジャワ・ティムールWarung Java Timurへ行ってみることにした。ちょっと遠いが良い散歩になる。
しかし、昼時だというのにワルンは閉まっていた。潰れたのか、それとも夜から開くのか・・・。仕方ないんで近くで客が入ってるワルンへ入る。
ワルンではなくミーアヤム(鶏肉ラーメン)屋だった。値段がしっかり張り出されてあり、ミーアヤムは7kルピア。インドネシアのミーはフィリピンのマミと同じく量は少なめで、これだけでは腹が減るんでご飯をつける。食後のドリンクはお馴染みエス・テー(アイスティー)。しめて12kルピア!
これが絶品だった。スープとごはんで十分食事になる。どうやらマレー・インドネシア料理を極めつつあるようだ(笑)
夜、夕飯を食い終わって帰る時に伝統舞踏のチケット売りに声をかけられた。バロンダンスのチケットで、すぐそこの会場でもうすぐ始まるようだ。暇だしバロンダンスには少しだけ興味があったんで見てみよう。ちなみに料金は75kルピア。これはどこで買っても値段が変わらない。
時間になると、まずはガムラン奏者が出てきた。ガムランは主に打楽器で構成されていて、主旋律はビブラフォンが担っていた。その他に木魚のようなカジャール、大小のドラ、ジャンベのようなクンダンで構成されていた。
独特な音階で演奏されるガムラン。これだけでもなかなか聞き応えがある。川のせせらぎなんてどこかで書いてあったが、全然そんな感じではない。中低音のビブラフォンとカジャールが独特の音域のリフレインでリズムを取り、高温側が頭に響いてくる鋭い音を打ち鳴らす。これが時にトランス状態を誘うのだ。
しばらく演奏が続くとお面が登場。操り方は獅子舞いそのものだった。元々バロンダンスは、聖獣バロンの面をつけた人が町を練り歩き、悪魔祓いをする行事からきている。獅子舞いと性質が同じなのだ。文化が重なると、何とも興味深い!
途中で女性の踊り子も登場した。レゴンダンスも同時に見れた感じで得した気分だ(笑)
大よそ一時間で演目は終わった。なんか日本の歌舞伎や舞楽なんかと似た印象だった。踊りや楽器はインドネシア独特のものだけど、どこかルーツを同じくしているような気がする。
いや、なかなか興味深かった。明日のケチャへの良い布石になったZe☆



ウブドの朝


移動した宿Dewi Ayu2


昼飯に食ったミーアヤム


バロンダンスの会場


バリの面は独特な雰囲気がある。左が魔女ロンダ、右が聖獣バロン


4月16日
宿の朝食はフルーツの盛り合わせにパンケーキ。シンプルだが良い。
昼間は暑くて外に出たくないんで、溜まってたTシャツの選択とかをする。頼んだらバケツを貸してくれた。
昨日昼飯を食ったところの途中で水屋を見つけたんで、ペットボトルに水を補給しに行く。水の補給は無料だった。もっともデラワン島でも無料だったんで当たり前なんだが、ぼったくりが激しいバリでは嬉しく感じる(笑)
暇なんで町の外側まで散歩してみる。タナ・トラジャにも似た、のどかな田んぼの景色が広がっている。バリにもこんな景色が残っていたのかとホッとすると同時に、トラジャもバリみたくなっちゃうのかと不安に駆られる。トラジャはあの素朴なままでいて欲しいものだ。
いつもの夕飯を食ってるワルンで、ヒンドゥーが牛肉を出して大丈夫なのか、と聞いてみた。彼らはムスリムだった(笑)だからか、なるほどぉ!
そしてバリのお目当てのケチャダンス。今回はファイア&トンラスダンスも見られる。75kルピア。ウルワツより安いのは助かる。
会場はほぼ満員。ライトアップされていた会場は赤橙以外消えてダークで暑苦しい雰囲気になる。
そしてケチャがスタート。
・・・どうやらケチャはトランス合唱ではないようだ。ここでもラーマーヤナが演じられた。ガムランの代わりに男声合唱を使っているだけのようだ。ウルワツのものとは掛け声が少し違うんで見応えはあった。
ケチャが終わったらファイア&トランスダンス。サンヒャン・ジャランというものなんだが、火渡りをイメージしていたんだが、火を蹴散らすものだった。ただ蹴散らした後に打楽器の演奏が入って日を集めるところは、なんかフジテレビの「めちゃイケ」で見たことがある光景だった(笑)
トランスというから、見てるこちら側もトランス状態に陥ってしまうようなものをイメージして来たんだが、やはり娯楽性の強いショーなのでそんなことは微塵もなかった。ケチャの元になったサンヒャン・ドゥダリとか、本物を見てみたいものだ。
さぁもうバリはいいや。早く先に進むとしよう。



ウブドの田園風景


前を歩いていた初老の夫婦


暑苦しい雰囲気のケチャダンス


かなり分かりづらいけどファイア&トランスダンスのサンヒャン・ジャラン



バリ島民は同じインドネシア人にも平気でカモるらしいです。よそ者に対しては手厳しいところなのね。
まぁそのうち、特にベモは、日の目を見ることはなくなるだろうね。
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宿泊情報
・スタイル・ホステル The Style Hostel
ドミ一泊100,000ルピア~。WiFi無料。場所はハヌマン通りの少し南側。
施設は清潔で申し分ないが、水の補給とか全くできないのが玉に瑕。モンキーフォレストにも同じようなホステルがあったんで、どちらかを起点に安宿を探すと良いと思う。

・ウェディ・アユ2 Wedi Ayu2
一室125,000ルピア~。WiFi無料、朝食付き。
何も言ってないのに値段が下がったんでたぶん値切りは簡単。シャワー・トイレが少し年季入ってるけど普通に使える程度。
シャワーが一ヶ所壊れてたんで、一応水回りは確認。植物の多い広い庭の割に蚊も少ないんでオススメ。
予想以上にウザいうえにこれといってやりたいことが見つからない。
歩き方は「バリの魅力は枚挙にいとまがない」と二回も出てくるが、俺にとっては魅力のないことが枚挙にいとまがない。

4月10日
アザーンで目覚める。日中は存在感が薄い弱冷房も、夜になるとなかなか冷え込んでくれる。
デッキで水平線から日が昇るのを見る。インドネシア人もけっこうな人数がこれを見ていた。ご来光と日没を綺麗だと感じるのは人類共通だと思う。
最上デッキでコーヒーを飲みながら近づいてきたロンボク島のリンジャニ山を眺めていたら、スウェーデン人のアルフとかがやって来た。彼らはロンボク島のレンバル港で降りるので、ここでしばし歓談する。英語の喋れるインドネシア人はある程度の常識があるらしく、主にプラスチックのゴミを構わず海に投げ捨てる光景を「好きじゃない」と言っていた。またさらに、インドネシア政府はリサイクルに対する意識がすごく低く、設備がほとんど無いのだと言う。まぁリサイクルについては始めるにしても続けるにしても金がかかるんでしょうがないとして、ゴミの処理こそ教育と意識の問題なんで、徹底して早急に対策してほしいものだね。
昼前にフェリーはレンバル港に到着。ペルニは小さい港には一時間ほど寄港するんで、物売りがここぞとばかりに乗り込んでカップラーメンやら弁当やらを売りに歩く。ペルニ船内の売店で買うよりは安いんで、足りない食事を買い足す良いタイミングである。カップラーメンは大体5kルピアぐらい。バクソとかの屋台もよく出ている。
たくさんの乗客がここで降りて行った。乗客の少なくなったエコノミー船室はなかなか寂しい雰囲気がある。
1時間の寄港の後にフェリーは出港。あと5時間ほどでバリ島のブノア港に到着する。とうとう普通の旅行者が訪れる場所に来たことになる。ただ、実はバリ島で自分は何がしたいのか分からなかったりする。名前だけ有名で、実のところ何がそんなに有名なのかわからないのだ。ダイビングとケチャダンスぐらいか。まぁダイビングは安ければやって高ければやらないとして、白夜書房でお馴染みのケチャは絶対見たい!俺の中のバリはケチャだけか!だけなのか!
そんな葛藤をしていたら、いつの間にかブノア港に着くところだった。5時間の移動はあっちゅう間である。
そして、無事にバリ島上陸。上陸だけは(笑)
ここからが最悪だった。港から各方面へ行く公共交通機関がタクシー以外なかったのだ。
港出口にいる客引きはみんな英語を話してきて、サヌールへ行きたいと言うと口をそろえて100k(1000円)だと言う。話にならないんで港の外の道路まで出て流しのベモ(バリ島での乗合バンの通称)を拾う作戦に出る。
すでに客を乗せているベモが停まってくれた。行き先をインドネシア語で言うと、何故か英語でいくらか聞いてくる。もう嫌な予感しかしなかった。知らない、と答えると100と吹っかけられたのだ。他の客を乗せてんのに堂々と吹っかけんのか、バリのベモは。5000ルピアぐらいじゃないの、というと話にならないと立ち去っていった。
二台目もすぐに停まった。行き先を確認したら、値段を聞かれる前に後部座席に乗り込む。どうやら直通はしないらしく乗り換えが必要のようだ。そのあとタクシーがどうのこうの言ってきて雲行きが怪しくなってきたんで、よくわからないジェスチャーをしてごまかす。
大きな幹線道路にぶつかったんで、前もって調べておいた公共バス「トランス・サルバギタ」の停留所が近くにないか聞いてみると、どうやらすぐそこにあるようだ。
通りを過ぎたところで降ろしてもらい、そんなに距離も走ってなかったんで7kルピアを出したら、30kルピアだと言われる。そしてあろうことか、乗客全員もその値段だと言い出した。客までぐるになるって、ベトナムよりひどい・・・。前の客より短い距離しか乗ってないぞ、と切り出してみるが、一律料金の一言で終了。30kを払わなくてはならない状況に追いやられてしまった。半切れ状態で渋々払う。
トランス・サルバギタの停留所は簡単に見つかった。しかし道が渋滞しているのか、なかなかバスがやって来ない。バスを一緒に待っていた人が英語が喋れた。サヌールへは大きなバスが行くらしい。
30分ぐらい待ってようやくバスが来た。料金は3,500ルピア。エアコンが利いてて快適である。
サヌールに着いたのは日が暮れてから。目星の宿「ビッグ・パイナップル」のドミに無事にチェックイン。設備も新しくて良い宿だ。
そして師匠から届いていたメッセージを確認すると、2ダイブで100ドル以上というさすがに無理な金額だった。まぁダイビングはタイのタオ島でもする予定なんで、それまで温存しておこう。
それにしても港からの一連の移動で大分疲れた。トランス・サルバギタの路線拡張を滞りなくやってほしいものだ。



デッキからのご来光


ロンボク島のリンジャニ山


バリのブノア港に到着!


4月11日
やっぱりどうも風邪をひいたらしい。症状がセブの時とほとんど一緒だ。疲れと空気の悪さが重なったようだ。
地図を見るとマクドナルドがあったんで、インドネシアのマクドナルドはどんなものか、昼飯がてら行ってみることにした。
メニューがどれも普通だ。フライドチキンにご飯のセットはフィリピン以降よく目にするんで、もはやここいらではありふれたメニューだ。ネタにもならん。
ネタにならない、というネタを作ったところで、マックで飯を食った後はサヌールのビーチを歩いてみる。
バリ・ヒンドゥー寺院やそれを模したリゾートの割れ門の石像とか、なかなか新鮮で楽しい散歩だ。ガルーダやハヌマーンなんかが人気で、その他にもふざけた形の石像がたまに現れる(笑)
ビーチもなかなかキレイで良さそうだ。女の子と一緒だったら間違いなく繰り出している。
怪しい雲が流れてきたんで散歩は終了。サヌールはビーチリゾートでなかなかのんびりした雰囲気が漂っているんだが、環状線が走っていて交通量が多めなのが雰囲気を壊している。
トランス・サルバギタの路線図を見ると、夕日とケチャダンスで有名なウルワツ寺院Pura Luhur Uluwatuへ行けるみたいだ。公共交通機関はない、と歩き方には書いてあるがとんだ嘘っぱちだ。試しに行ってみるか。
ってわけで午後2時半より出発。
しかしここはインドネシア、そんな事前情報でつつがなく事が運ぶほど効率良くできているはずがない。乗り換え場所が分からず20分ほど迷子になってしまった。
そして何より誤算だったのは、環状線の異常な渋滞と道路工事だった。おかげで全然前に進まない。
ウルワツ寺院に着いたのは午後6時半を過ぎたころだった。ケチャダンスもすでに始まっていて、途中から見ても面白くないのでこのまま乗って来たバスで帰ることにした。
バスの人たちは普通に良い人だった。俺が乗り換えたところより、その先の終点で乗り換えたほうが良いことを教えてもらえた。
ケチャは見れなかったけど、ウルワツ寺院には行けるってことが分かってそこそこ収穫はあった。
明日こそ絶対見る!



インドネシアのマクドナルド


メニューに目新しいものはなく値段も高め


キレイなサヌールのビーチ


ビーチでは子どもが凧揚げをしていた


バリ・ヒンドゥーの寺院


4月12日
今日こそウルワツ寺院の落日とケチャを見る。
昨日の反省を生かして正午に出発。すると予想に反して順調に進んでしまい午後2時に着いてしまった。日曜なので交通量が少なかったのと道路工事が休みだったのが原因だ。
さっそく中に入ってみる。入場料は20kルピアであった。半ズボンや足の露出が著しい人はサロンを、それ以外の人は腰巻を渡される。
境内に入って歩くとすぐが断崖絶壁。オーストラリアのグレートオーシャンロードを思い出させるダイナミックな地形が展開する。
それに沿って歩いて行くと、小さな塔が見えてきてそこがウルワツ寺院の本当の境内になる。ヒンドゥー教徒以外は立ち入り禁止であった。
寺院を右手に見えるところでケチャの会場を確認。さらに進めるが、石灰質の断崖が見れるだけで行く必要はないかもしれない。
一旦外に出て売店で水を買って時間をつぶす。まぁ他の物がかなり高くて水しか手が出せなかったのだ。ちなみに600mlペットボトルで5kルピア。他は15kルピアとかした。
ケチャのチケットの売り出しは午後5時ごろ。トイレを済ませて、再度境内に入る。
チケットがどこで売り出されるかわからなかったが、会場手前の広場で鉄柵のあるカウンターのようなところがあり、そこに何人かガイドらしき人が集まっていた。とっさに勘が働いてそこに行ってみる。するとちょうどカウンターにチケット売りのスタッフが来た。
一番にチケットを購入。料金は100kルピア。ここも値上がりしていた。
チケットと劇の案内のプリントを持って会場に入り、前もって調べておいたベストポジションを陣取る。ケチャも見えて寺院も見える、そして落日も見れるなかなかナイスなポジションだ。
人が続々と集まってくる。まだまだ閑散期だと言うのに8割がた席は埋まってしまった。俺の席の前にHISの日本人観光客が座ってきた(笑)俺があいさつするとすごく驚いていた。どうやら俺を日本人とは見ていなかったらしい。
それにしても今日は日没は駄目だな。暑い雲がかかっててあれじゃ夕日は見れない。ちょっと残念だな。
公演時間の6時になると、マイクを持ったMCが登場して挨拶。主に英語だったが、日本語でのあいさつもあった。日本人観光客が多いのね(笑)
挨拶が終わると、奥の方から「チャッチャ!」と例の声と共に上裸の男衆が会場に現れた。さあ盛り上がって来たZe☆
ただここのケチャは古代インドのラーマーヤナの劇と共に行われるので、トランス的要素はかなり薄い。実際ハヌマーンが出てきた辺りから観客へのサービスとコミカルな要素が出始める。エンターテイメントなのだ。
午後7時きっかりに公演は終了。混みだす前に会場を出る。
すると遠目でトランス・サルバギタが走り出したところが見えた。タイミングが悪かった、次のバスはいつ来るんだろう。と、のん気に構えていたら、あれが最終のバスだったことを警備のおっさんに知らされる。
まじか!俺どうやって帰れば良いのよ?
困ってるとおっさんが少し考えて、わしのバイクに乗りなさい、と俺を乗せてくれた。良かった、まだメインのトランス・サルバギタは終わってないからこれでギリギリ帰れる。
オッサンはバイクを飛ばし、そして途中のスーパーで立ち止まった。
「わしはここで買い物して帰るから、あとは自分で頑張りなさい。」
あぁ、やっぱりね。そううまいこと行くわけねぇか・・・。親指を立ててみるが、どの車も停まる気配がない。つうかこれの意味が分かってるかも怪しい。
しばらく歩くとタクシーが停まっていた。聞くとメーターを使ってくれるようだ。メインのトランス・サルバギタを逃したらそれこそ高くつくんで、ここでタクることに決定!
メーターは7kルピアからスタート。一定距離を走ったら、そこから350ルピアずつ上がっていく。
最寄りの停留所までで48kルピアだった。ケチャのチケットを買ったところで70kルピアしか残ってなかったんでなかなかギリギリだった。
ウルワツ寺院のケチャを最後まで見る場合は、レンタバイクかツアーで来たほうが良いかもしれない。
まぁ娯楽性の強いケチャなんで、終わる前に早めに切り上げてバスに乗っても良いような気がするけど(笑)



断崖絶壁のウルワツ寺院


信者以外立ち入り禁止の境内


曇ってしまった夕暮れ


チャッチャ、ケチャダンス!



ウルワツ寺院のケチャが完全にショーだったので、しっかりしたものを見にウブドに移動。そしたら水曜日までケチャの公演がなかった。
まぁ風邪治しながらゆっくり待つかな!
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宿情報
・ビッグアップルBig Apple Backpackers Bali
ドミ一泊90,000~。WiFi無料。
欧米人経営のホステルでかなり清潔。ただ部屋の換気があまり良くないのか少し蒸し暑い。
サヌールでは頑張れば100kぐらいでシングルのロスメンが見つかるとも聞いたので、最安値にこだわる人や宿探しが面倒な人にオススメ。


ワルン(食堂)情報
・ワルン・ジャワ・モロ・スネンWarung Jawa Moro Seneng
スダマラ通りJalan Sudamalaとダナウポソ通りJalan Danau Posoの交差点にあるローカル食堂。20kルピアぐらいで飲み物をつけてお腹いっぱい食べられる。サヌールで安く地元食を食べたいときにオススメ。ただバリ島名物の豚肉料理はないのでそのつもりで。


交通情報
・トランス・サルバギタ

大きく分けると本線(Trayek Utama、青色)と支線(Trayke Cabang、オレンジ色)の二路線がある。2015年4月時点での開通路線は画像の路線図に、Kota-GWK間を結ぶ本線Koridor 1の、計5路線が走っている。料金は、本線が一律3,500ルピア、支線が一律3,000ルピア。運行スケジュールは毎日午前5時~午後9時まで15分間隔で運行。
計画通りならもっと開通しているはずなんだが、インドネシア政府が乗り気じゃないのか、路線開通がとん挫している。
また、ヌサドゥア方面からやって来たKoridor 2がングラライ空港を経由していた(その代わりクタは経由していなかった)ので、空港からの最安路線として利用できそう。ただバトゥブラン・サヌール方面からのバスは、どういうわけか空港を経由していなかった。
また日記にも書いてあるが、ウルワツ寺院に行ける支線10番の発着地点が路線図ではKedongananとなっているが、実際はその手前のKelan近くにある。本線から乗り継ぐときはKelanの停留所で降りて、ヌサドゥア方面へ少し歩いて横道に入ったところで支線に乗った方がスムース。
あと注意点として、本線は決まった停留所があるのに対して、支線はなくバスが来たら手を挙げて止めるタイプ。路線図ではオレンジ色に線が書いてあったんで車体もオレンジ色なのかと思いきや、シルバーに緑色の塗装と全然違う色だった。さらに路線図に載っていない停留所がいくつかある。

全路線が開通すれば、ウブドやタナロット寺院、ブノア港やウブン・バスターミナルと、旅行者にとってかゆい所に手が届く交通機関になり、、常に値段交渉が必要で不快感の強いベモや、値段の高いシャトルバスを利用しなくてよくなるので、是非とも頑張ってほしいところだ。
使う気なかったのに・・・(笑)
今回は日記中だけ試験的に値段を○○kルピアと書いてみます。kはキロ、つまり1000と言う意味です。

4月7日
情報収集も兼ねてダイビングはせずゆっくりラブアンバジョーを散策。
ホテルやダイブショップが軒を連ねている一帯を抜けると、ラブアンバジョーは他のインドネシアの村と同じ雰囲気が漂っている。バイクの交通量も多いんでフィリピンにも似た雰囲気でもある。まぁもっとも、俺にとって今のところインドネシアは中国とインドとフィリピン(ベトナム?)を足して三で割ったような国なんだが(笑)
まずはコモド島のピンクビーチに行きたいんで、明日そこに行くツアーはないかツアー会社を手あたり次第あたってみる。どうやら今はリンチャ島しか行かないようだ。プライベートツアーになるんでえらく高いツアー料金が出てくる。
次にラブアンバジョーからバリ島への交通機関を調べる。
ASDP社のフェリーターミナルでバスとフェリーの通しチケットを売っている現地人がいた。多少英語が話せたんで聞いてみたら、所要二日で飯付き650kルピアとのことだった。まだ決めたくなかったんで考えておくと言うと550kルピアまで下がった。この様子だと少し頑張れば500kルピアまで下げられそうだ(笑)スンバワ島のビマからデンパサールまでのバスの値段も知っているようで、聞いてみたら300kルピアと答えた。ラブアンバジョーからスンバワ島のサペ港まで60kルピアなんで、自力で行っても400kぐらいはかかる。そこで二日間の6食分を加えると、500~550kルピアだとほぼ適正価格になる。適正と言ってもなかなか高い。
次に9日にやってくるペルニの値段も調べる。エージェントに聞いたら350kルピアと言ってきた。マカッサルからここまで261kルピアなのに?(笑)
絶対嘘なんでペルニのオフィスに直接行ってみる。ペルニのオフィスはASDPのフェリー乗り場の目の前、モスクの横の道をまっすぐ入って坂を少し登ったところのバックパッカーズの手前にさり気なくある。あまりにさり気なかったんで何回も見落としてしまった(笑)
行ってみたら誰もいなかった。先客の現地人もあきれ顔だった。そして見計らったかのように雨が降ってきた。最近のラブアンバジョーは雨期が終わったのに雨が多いらしい。
雨宿りをしていたらオフィスのスタッフが帰ってきた。チケット用の用紙を取りに行っていたようだ。
そして値段は、所要30時間で240kルピア。バスより二倍以上安い。しかもこっちも食事付きで、何より足を伸ばして寝れる。我慢するのは乗り込む時とマット探しと汚い便所だけ。
少し考えて、その場で買ってしまった(笑)たぶん最安ルートだと思う。ただ少し気がかりなのは、到着予定時間が翌日の午後6時というところ。バリ島のブノア港からデンパサールやサヌールへ行く安い足があるかどうかだ。まぁ今までどうにかなってたんで、同じ船から降りるインドネシア人と一緒に行動すればどうにかなるだろう。
昼飯を宿のオーナー推奨の食堂ワルン・ママWarung Mamaでとることにする。ご飯に野菜の惣菜二品にエス・テー(アイスティー)で22kルピアだった。味はまあまあ。良心的な観光客相手の食堂ってところか。
宿の手前ですごい勢いで英語を話すツアコンにつかまる。コモド島へ行くツアーをアレンジして人を集めてくれるようなことを言っている。そして気になるお値段は、850kルピア+入場料275kルピアだと言う。ツアー料金も高いし、なにより入場料がどうにも変だ。150kルピアが基本で、そこからトレッキングとかスノーケリングとか加算されるとしてもそこまで高くはならないはずだ。料金規約が複雑に変わったことを良いことにピンハネしてやがんな、こいつ。
あまりに胡散臭かったんで適当に理由を取りつくろって宿に逃げる。観光客がほとんどいないところを今まで旅してきたんで「言い値≒適正料金」だったが、ここら辺から悪い輩が出始めてきた。歩き方風にソフトに表現すれば「商魂たくましい」ってところか(笑)絶対違うと思うけどね!
夕飯にマンタレイ・ダイブセンター横の食堂で飯を食っていると、同じ宿のアメリカ人とスペイン人とたまたま同じテーブルになる。
そして共通の話題は、インドネシアは思った以上に安くない、ということだった。俺もここまで金がかかるとは思ってもみなかったよ・・・


4月8日
コモド島には呼ばれてなかったと割り切って今日もゆっくり過ごす。そんな日に限って良く晴れる!
使っていたブランケットとかバスタオルとかを洗濯に出した。マカッサルの安宿のかび臭い臭いが移ってしまっていたのだ。溜まっていた洗濯物と一緒に出して1.8㎏。宿の向かいにランドリー屋があり、1㎏10kルピアでやってくれる。今日は天気も良いんで今日中に仕上がるそうだ。
港とは別方向に散歩をしてみる。安宿「コモド・インダーKomodo Indah」(シングル一泊100kルピア~、WiFi有り)あたりを境に雰囲気がローカルなものに変わる。ここまではまだ観光開発の手が入っていないようだ。俺にとってはこちらの雰囲気がインドネシアらしいんだが。
ちょっと小高くなってるところから街を見渡せるところがあった。観光開発されてる一体とは別に、海沿いにも道があって庶民街が広がってるようだ。
そこへ行く前に適当なワルンで昼飯にする。アヤム(鶏肉)を含む惣菜三品のナシチャンプルにエス・テーを付けて20kルピア。ワルン・ママより量が多くて安くて旨かった。やっぱローカルはこうでなくちゃ!
腹も膨れたんで庶民街へ突っ込む。子ども達は凧揚げで遊んだりしていて、大人たちは日陰で昼寝をしてる、田舎らしいほのぼのとした雰囲気で満ちている。
海沿いには一度開発してそのままほったらかしにされた遊歩道が港まで続いていた。たぶんこの遊歩道とメイン通りを挟んだ一帯を観光開発する予定だったんだろう。きっと住民の立ち退きが上手く行かなかったのだ。そしてここいらの観光開発はさらに遅れることだろう。なんせ肝心の海岸は見事にインドネシア炸裂状態(ゴミの山)だ。
帰りがけにスーパーがあったんで寄ってみる。ビンタンビールが350ml缶で16kルピア、アンカービールが15kルピアで売っていた。特別安くはないが、ツアーとかで使う予定だった金もあるんで、今夜は久々にビールでも飲むか。
メイン通りにあるクレープ屋がWiFiを提供してたんでコーラを買ってパスワードを聞き出す。エアコンも利いてて快適だ。ただコーラが一缶12kルピアしたのは予想外だった。
夕飯を食おうと庶民街へ繰り出すと、コモド・インダーの前でナシゴレンを作っている屋台があった。目玉焼きとたくさんの小さなクルプ(エビせん)が乗った典型的なナシゴレンが15kルピア。サンバルソースをかけられて少し辛かったが絶品だった。英語がほとんど通じなかったんで専ら地元民御用達のようだ。
そして今宵はビールで夕涼み。久しぶりに見る夕日を見ながらのビールはやっぱり格別。
寝る時になって喉がいがらっぽくなってきた。また~?



海沿いまで広がる庶民街


海岸沿いの遊歩道


ほったらかしてるんでゴミだらけ。途上国は投げっ放しが多い


山側を見ると民家のすぐ後ろに観光客用のバーやホテルが建っている


4月9日
アザーンと共に起きて出発の準備。混みだす前にトイレは済ませておく。下痢はすっかり治った。プチ断食と乳酸菌飲料ヤクルトによるダブル効果である。
朝6時半前に宿を出ようとすると、オーナーが朝食用のドーナツを買ってくるところだった。オーナーの帰りをしばし待ち、ドーナツを二つほど頬張って港へ向かう。
ペルニのフェリーはまだ着いていなかった。午前8時出発なので7時前には着いてると思ったんだが、どうやら少し遅れているようだ。
港の待合室でフェリーを待っていると、珍しいことに地元民に混じって欧米人が数人いる。よく見たら一緒にダイビングしたフランス人のステファニーだった。
一緒にフェリーの到着を待つが、これが8時を回って来る気配がない。腹も減ってしまったんでインドネシアのカップラーメン「ポップ・ミーPop Mie」を買って食べてみる。非常にまともな味と量だった。なんだかんだアジアなんで味覚が(欧米と比べて)近いのかもしれない。あとフィリピンの量の少なさがおかしいのだろう。
ステフの友達がインドネシアフリークで、ペルニに何回も乗ったことがあるベテランであった。通常は6時には入港しているはずだと言っていた。
バックパックを抱えた白人の兄ちゃんがもう一人うろついていた。同類を見つけたんでこちらと合流。同じフェリーでロンボク島へ行くのだと言う。
ペルニフェリーが来たのは9時半を回ったあたりだった。インドネシア人は船に早く乗り込もうと突堤へ動き出す。が、ステフの友達は「急がない、急がない」と俺たちをなだめる。まぁ確かにこんな僻地だったら急がなくてもマットは確保できる気がする。
とは言え、乗り込む人の数を見て若干不安になってきたんで、俺やステフなんかは一足先に船に乗り込むことにした。今回のフェリーは外見はキレイだ。
乗り込んだらさっそくベッド探し。白人の兄ちゃんは俺について来ていた。ベッドは案外簡単に二つ見つけられた。
そして驚いたことに、このフェリーは汚くなかった!ベッドの網棚の下には充電用のコンセントがある。壁を見てもゴキブリがいない。アジア式トイレやシャワーもいたって新しく、使うのに抵抗のないものだった。
どうやら船によって難易度にかなり温度差があるようだ。こりゃ快適な船旅になるぞ!
フランス人一行は5階の船尾のデッキ近くのエコノミー船室でベッドを確保していた。利用者の少ない穴場なのか、俺が確保したところよりもキレイだった。
船は11時に出発。
5階のインフォメーション横に運行ダイヤがあったんで見てみると、ラブアンバジョー入港は10時で、出港が11時になっていた。チケットオフィスのダイヤが古かったのか、この船がダイヤ修正をしたのかはわからないが、どうやら予定通り運航しているようだ。
白人の兄ちゃんと一緒に最上階のデッキへ行ってみると、兄ちゃんの知り合いのインドネシア人がいた。しばし三人で英語で歓談し、兄ちゃんがトランプを出してゲームしようと言い出した。
ゲームはシンプルな大貧民。オーストラリアでもヨーロッパ人が大貧民と同じようなルールのゲームをやっていたんで、どうやらかなりポピュラーなルールのようだ。アジア圏では日本だけしか有名じゃないんで、インドネシア人にとっては初めてのゲームとなる。
ゲームを始めると、周りにわらわらとインドネシア人が集まってきた。
何ゲームかして、一人の英語が話せるインドネシア人が交ざってきた。この船には英語の話せるインドネシア人が割と多い。乗組員も簡単な英語を話す。インドネシア語オンリーだった今までの俺の船旅は何だったんだ(笑)
日が沈むころにスンバワ島のビマ港に寄港。ここで大勢の乗客が降りる。
夕飯前にシャワーを浴びてみる。水圧も問題なくいたって快適。
全てのペルニフェリーがこのレベルだったら、安くてゆっくりとした長距離移動手段として手軽に利用できるものになるはずだ。好景気に沸くインドネシアの国営フェリー、是非とも運賃据え置きで頑張ってほしい!
それはそうと、このフェリーはご飯の際にペットボトルの水が配られない代わりにお湯が自由に使える。こっちで粉末コーヒーとかカップラーメンを買い込んでくべきだったか・・・
夜、星空を観ようとデッキへ行くと、大音量でジェニファー・ロペスやビヨンセのミュージックビデオが流れていた。
なんか、インドネシア一色だった俺の今までの旅がもう過去のものになりつつあると感じた。



今回のフェリーは「KM.Tilongkabilaティロンカビラ」号


コンセントがある!


普通に使えるシャワー。トイレも前回とは大違いで普通だった。



今回の選択は大正解だった(笑)バスとフェリーのコンボだと二日間バスに缶詰めになる上ペルニの二倍の料金がかかる。
内陸部分に行かないのであれば、十分利用価値のある長距離移動手段だと思う。
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交通情報
・ラブアンバジョー-バリ島(デンパサール)
ペルニフェリーは月三便。周期運行なのでスケジュールはペルニHPかオフィスで要確認。料金は240,000ルピア。
話によると、チケットオフィスではエコノミーしか発券していなくて、上位船室を希望する場合は船に乗って追加料金を払ってから利用するのだそうだ。

バスとフェリーを乗り継いで行く場合は所要二日。通しチケットは言い値は650,000ルピアだが、少し渋れば550,000ルピアまですぐ落ちる。客引きは多少英語が喋れてそこそこ低姿勢だったんで、頑張れば500,000ルピアまで下がりそう。料金には全行程の食事付きとのこと。
自力で行く場合は、ASDP社のフェリーが所要7~8時間で60,000ルピアでスンバワ島のサペ港へ。サペ港からビマに行き(行き方と値段は不明)、ビマからバリ島デンパサールへのバスに乗る。デンパサールへの料金は300,000ルピア前後(客引きの話では350,000ルピア)。道中のワルンでの食事代とかを考えると、通しチケットの料金とさして差がなくなる気がする。