3月20日
朝起きてサブバックを開けると、一回も閉めたことがない内側のジッパーが閉まっていた。中の物はなにも盗られてはいないようだが、誰かがこのバッグに触ったのは間違いない。同じ部屋のヤヤンか、それとも夜に帰って来た白人か?特定できないが、油断しないほうがよさそうだ。
朝食のトーストとコーヒーをヤヤンと一緒にいただいていると、その白人が交ざってきた。イギリス人で世界中のいろんなところを長期で巡っているようだ。25年前の話しとかされてもパッと来ない。っていうか思うんだが、人種に限らずよくこういうタイプの人は「あそこの国の物価は安いぞ。20年前は一日5ドルとか10ドルで生活できた」なんて言うんだが、さすがに20年以上も時間が空いたらそういう話はすべきじゃないと思うんだよね。日本を例にとれば、敗戦直後の1945年と高度経済成長真っ只中の1965年とでは物価の差は歴然のはずだ。あ、インドは例外(笑)
金曜日ということもあり、タラカンやヌヌカンが到着ビザ(ビザオンアライバル)に対応しているか確認したかったので、インドネシア領事館へ行ってみることにした。ついでにコタキナバルの散歩もする。
宿のあるオーストラリアプレイスからインドネシア領事館へは歩いて行けた。徒歩25分ってところか、散歩にはうってつけの距離だ。ただ歩き方の地図を頼りにしたら、たぶん迷うと思う(笑)
結果として、タラカンやヌヌカンは到着ビザには対応していないということで、インドネシアの観光ビザを申請することにした。午前中に申請すれば当日午後の受け取りが可能とのことだ。値段は170リンギで、今の為替だと約50米ドル。60日シングルビザなんで、頼んでもないのにビザ延長済みって感じだ。
まぁ詳しいことは次回にまとめる(笑)
それにしてもコタキナバル、町自体にはあまり見るものがない。たまに見かける痛車が面白いぐらいか。
センポルナでもそうだったが、コタキナバルの海はかなり汚い。ゴミがぷかぷか浮いてるし、あちこちから硫化水素の悪臭が鼻をつく。町の下水がそのまま海に放たれてるんだろう。町中を歩いていても下水の悪臭がたまにする。これはブルネイでも同じだった。早く何とかしてやれよ、って思う。
海沿いには大きな市場もあり、ここはなかなか見応えがあった。魚介の乾物屋の前を通るとその匂いに少しだけ懐かしさを感じる。フルーツ市場では試食もできた。やっぱりマンゴーとマンゴスチンは大好き!甘酸っぱいのが身体にしみる~。
パスポート受け取りが午後3時半なので、宿に戻って一息入れてから取りに行く。すると今度はバックパックが物色された跡がある。ヤヤンは友達と合流するため俺が出た時と同じぐらいの時間にチェックアウトしてるんで、犯人はヤヤンではなさそうだ。宿のスタッフか、イギリス人か・・・。まぁ何も盗まれてないが、それで良しというわけにはいかない出来事だ。
時間通りに領事館に着いて、無事にパスポートの受け取り終了。このまま夜行バスでタワウへ行けてしまえたな(笑)
そろそろ愛用しているダイブコンピューターが電池切れに差し掛かっている。Oリングに問題がなければ時計屋の電池交換で大丈夫なので、デパートに入っている腕時計屋を数軒あたって電池交換してくれる場所を探し出す。
三軒ぐらいで見つかった。最初は電池が無いからできないと言われたが、電池を売ってる店も見つけたんで無事に交換できた。一番の心配のウォーターセンサーが作動しっぱなしになるのは今のところ無いんで大丈夫。あとは実際に潜って水没しなければ完璧だ(笑)
夜は海沿いの屋台街で飯を食ってみる。軒先に並べられた海の幸はとても魅力的なんだが、独り身なんでこんなにデカいのはさすがに割高になるし量的にも食えない。というわけでミーゴレンシーフードを注文。あまり期待していなかったけど、エビが二匹ほどもうしわけ程度に入っていた(笑)6リンギ。
帰りに昨日と同じくボンジリの串を買って宿でビールを飲む。イスラム教国だが宿内での飲酒は一応大丈夫のようだ。
ビールも飲み終わったころにイギリス人が帰って来て、ドリアン食べないかと、なかなかの臭いのするドリアンを差し出してきた。ビール三本飲んだことを告げると、そりゃ駄目だ、と部屋へ消えていった(笑)
コタキナバルの海。かなり残念な状況
市場の乾物屋。置いてるものは全部魚介の乾物
一部のウォーターフロントはモダンな雰囲気
たまに見かける痛車。今回はドラえもん(笑)
屋台で頼んだシーフードミーゴレン
3月21日
コタキナバルに要はなくなったんで、夜行バスでも使ってタワウへ移動することにした。
東方面の長距離バスターミナルはイナナムバスターミナル。シャングリラホテル前のバス停からミニバスが出ている。1~2リンギ、バスによって値段が変わる(笑)
タワウ行のバスはどれも値段が一緒で50リンギだった。色々回った結果、あまり早く着いても困るので一番遅い夜8時の便で且つ一番車両が新しそうなTungMa社のバスに決定。
昼食はターミナル周辺で済ませてみる。マレーシアといえどもローカルになると英語が通じない。頼んだのはロジャ・アヤムRojak Ayamで、これがゴマダレまみれの冷やし中華みたいなものだった。うまかったんだけど、ゴマダレが少し少ない方が好みだったかな。
帰りは進行方向のバスに再び乗ってゆっくり帰ろうとしたら、かなり行った山際の団地が終点だった。雰囲気は日本の山間の団地とそっくり。東アジアの人間の考えることは似通ってるのかもしれない。
この予想外の遠回りのせいで、宿に戻った時には昼寝する時間が無くなっていた。そしてまたもやバックパックが物色された形跡があった。イギリス人はこの時間はいなかったはずなんで、これは宿のスタッフの仕業と考えたほうが妥当だろう。安全面から考えても、今日出発するのは良かったかもしれない。
夕飯は適当に済ませる。適当に頼んでるせいもあるんだが、だんだん飯が辛くなっていってる気がする。
最終の7時のミニバスに乗ってバスターミナルへ。どうやらバスはどれも似たり寄ったりだ。
バスは定刻に走り出した。放映された映画がキョンシーだった。な、懐かしい・・・!
夜中の0時に飯休憩があった。ここが見覚えがある場所で、サンダカンからセンポルナへ行く途中に朝飯休憩で寄ったところだった。
ってことはあと4時間ぐらいで着いちゃうってことか。早すぎる。ちょっと困ったな。
コタキナバルのスロベニア領事館のそばにあった自動販売機。一缶1リンギ
3月22日
読み通り午前4時ぐらいにタワウに着いてしまった。バスの中で寝てて良いか聞くが、やっぱりダメらしい。ターミナルのベンチに座って、夜が明けるのを待つことにした。それにしてもタクシーの客引きがこの時間から元気で困る。
日が昇って来たんで動き出す。確かタラカンへのボート乗り場は町の西側だったはずなんで、昇って来た太陽を背にして歩き出す。
途中、市場のトイレを利用したりしながら人に道を聞いて、ほとんど迷うことなくチケット売り場に着いた。だが、まだ朝早すぎるのか窓口は開いていない。
近くの市場の屋台で軽く朝飯を食って時間をつぶす。が、窓口が開く気配がない。店を開けていた隣の売店のオヤジに確認してみると、今日は休みで明日開くとのことだった。本当か嘘か定かじゃないが、バスじゃスタッフの話し声がうるさくて熟睡できなかったんで、今日はタワウで宿をとることにしよう。
どこかの誰かのブログで町中のモスク周辺に安宿があるようなことが書いてあったんで探し歩いてみる。
それっぽいモスクにたどり着くと、近くに「経済旅社 Economy Hostel、RM30」という文字を発見。一日だけだし、30リンギならまぁいいか。ということでチェックイン。部屋は広くてエアコンがあって快適。ただトイレが洋式を埋め込んで無理矢理アジア仕様にしたものでこれは構造に難がある。ちなみに貯水式のホットシャワーを置いている珍しい宿でもある。
まぁまだ朝も早いし、眠いんで寝る。
昼頃目覚めて街を徘徊。タワウも大自然ボルネオ島って感じが全然しない町だ。しかし悪臭漂うどぶ川にオオトカゲを二匹発見。こんな汚い河の中で、すごくたくましいと思うよ。
チケット売り場に行ってみるけどやっぱり開いていなかった。どうやらあのオヤジの言ってたことは本当らしい。
ついでなんで両替商も探してみる。市場の目の前の大通り沿いに二店ほどあり、レートは1リンギがRp3450~3460(ルピア、100ルピア≒1円)だった。中間為替が3520ルピア程度なんでけっこう良いんじゃないかな。
宿に戻ってネットで情報収集。カリマンタンからスラウェシ島へ行くのはあまり問題ないようだ。問題はスラウェシ島からどうやってバリ島周辺に行くかだ。
ひょんなことからペルニPelni社のフェリーが、南スラウェシのマカッサルMakassarからフローレス島Flores Is.のマウメレMaumereまで二週間に一本の割合で結んでいるタイムテーブルをペルニ社のHPで見つける。直近は4月6日なので、この日の前日にマカッサルに着くようにすれば良さそうだ。
さらに調べると、東カリマンタンのデラワン島Derawan周辺はダイビングで有名で、パラオしかないと思っていたタコクラゲが群生する湖があるのだ。デラワン島へはタンジュン・バトゥTanjung BatuやベラウBerauからアクセスできるようだが、タラカンからもできるようなことが書いてあった。デラワン島には安宿のロスメンもあるようだ。明日タラカンでざっくり船を探してみるか。
まだ机上プランだけど、だんだんイケそうな感じになって来た・・・!
サバ州第三の都市タワウの街並み
市場の前のラウンドアバウト
どぶ川で見つけたオオトカゲ
このモスクの周辺に宿が密集している
イギリス人も日中は宿にほとんどいないので十中八九宿のスタッフの仕業だろう。トロピカーナロッジには気を付けたほうが良い(笑)
それはそうとタラカン行のボートは火木土のみ運行だった。そして俺がタワウで泊まった宿の隣の宿がもっと安かった。
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交通情報
・コタキナバル-タワウ
夜行バスは7時半と8時に数社が運行していてどこも50リンギ。所要8~9時間。
その他、朝や昼にも頻繁にバスが出ています。夜行以外ならキナバル山が左手に見えるそうなんで、車窓を楽しむなら朝のバスが良いと思います。
宿情報
タワウ
・経済旅社 Economy Hostel
シングル一泊25リンギ~。WiFi無料、朝食無し。珍しくまともなホットシャワーが浴びれる。

・Bilal Penginapan
シングル一泊15リンギ~。上記の宿の隣にある。部屋は覗いてみた感じでは大差ない。トイレは普通の洋式。
エアコンとホットシャワーが無くても別に問題ない人はこちらで十分だと思います。









