ケアンズに見切りをつけて移動することにした。
写真:エスプラネード・ラグーンEspranade Lagoon
やりたかったことが片っ端から手詰まりになり、ようやく切り開けたと思いきや、クレジットカードのキャッシング枠が限度額に達して現金が引き出せなくなって、収入なしでは継続が極度に難しくなったり・・・
せっかく1000ドル以内に収まるようにダイビング器材買ったってのに・・・
はっきり言って踏んだり蹴ったりだ。ケアンズはまだやめとけってことか?
カナダがうまく行き過ぎたってこともあるけど、それでも今回はうまく行かな過ぎである。どうなってんの、全く!
そういう辛い状況が続く中、数少ない救いが宿だったと思う。
写真:俺が泊まった宿
俺が泊まっている宿は「アサイラム・バックパッカーズAsylum Backpackers Hostel」というバックパッカーズ(オーストラリアでのホステルの通称。略称バッパー)だ。
一泊16ドル(ネット経由だと最初の一週間は14ドル)で、施設は一応しっかりしてて、宿泊客の大半は欧米人で、そのうちの八割方が飲兵衛の、典型的なダメな欧米パッカー宿だ。
たまたま同じ部屋だったカナダ人の女の子と仲良くなって、そこからさらにたくさんの(飲み)友達ができた。まだネイティブの酒の席での会話にはしっかり入れないけど(笑)
ちなみに宿名のasylumは非難とか亡命とかの意味で、ここで配ってるTシャツにはinmate(在院者とか在監者の意味)とでかでかと書いてある。EaglesのHotel Californiaがモチーフなんかな?
毎夜、5リットル12ドルと安いワインを持ち寄って、みんなで夜風に当たりながら酒を呷り散らす。飲みゲームも頻繁にやるんで酒量がさらに上がる。むしろ夕方から始めてる奴もいるし。
毎日パーティー状態なのに、毎週月曜日は宿主催のマッドパーティーMad Partyがあるんで、ここで最高潮を迎えてアホみたいに騒ぎ散らす。さすがにこれ、楽しいんだけど、かなり疲れる・・・(笑)
写真:マッドパーティーではっちゃけてる図
おかげでまともな日本人やアジア人は2日ぐらいで、ほとんど絡まず出て行ってしまう。まだ葉っぱが出てきてないだけ健全な宿だと思うんだけど。
そんな宿とももう三週間の付き合いとなった。当初の予定じゃこんな長くいるはずじゃなかったのに・・・
写真:エスプラネード・ラグーン2
そんな中、ブリスベンBrisbaneの北200kmほどのところにあるバンダバーグBundabergという町でピッキング業の斡旋とバッパーを営んでいるピッキーズPicky'sが、夏シーズンに備えてピッキングワーカーを募集していた。
オーストラリアでは指定区域で季節労働に88日間勤務した者に二年目のワーホリビザ(セカンドビザ)が貰える。
丁度その拠点となるバッパーのピッキーズゲストハウスも空きがあるらしく、入れるらしいのだ。
セカンドビザと収入が一挙に手に入ることに魅力を感じ、時期的にも良いんじゃないかと思い、それをやることに決めた。
まぁ他にも、ブリスベンの南に広がる観光地帯ゴールドコーストGold CoastのメインビーチMain Beachで、マリンアクティビティのボートクルーの面接を取り決めてたりしたんだが。
こちらも時給16ドルとかなり魅力的なんだが、バッパーやシェアルームのあるサーファーズ・パラダイスSurfers Paradiseからメインビーチまでは徒歩1時間ぐらいかかるし、シェアルームが見つかるまでバッパーに泊まるわけなんだがそのバッパーが一泊26ドルぐらいと普通に高いし・・・。
まぁ、要は面倒くさいのよ(笑)
そんなわけで、金曜日にバンダバーグにつくように木曜日の列車を予約した。約230ドル。国際学生証があれば40%の割引があったらしい。なぜ家に忘れてきてしまったんだ、俺!
果たしてうまくいくんですかね?
写真:ケアンズはコウモリが多い
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