Hard After Hard

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今回紹介する著書は大泉実成 著の「Hard After Hard」という本。2013年に出版された本で、大まかな内容を言えば、サッカー選手のセカンドキャリアに目向けて、取材を行い、その内容を本にしたもの。元々は雑誌のコラム連載で取材を行って記事にしてたらしい。


その主な取材対象は1993年に日本で開催されたU-17世界選手権で活躍した選手達。この大会ではキックイン制度が用いられていたらしく日本は ベスト16という結果を残した。このメンバーの中には中田英寿を筆頭に宮本恒靖や故 松田直樹などその後の日本のサッカーを牽引していくメンバーが名を連ねていた。


しかし、同大会でチームの勝利に大きく貢献したのは彼らだけではなかった。そんな選手は17歳という若い時期に早くも才能を開花させたにも関わらず、A代表での出場はなく、ましてやJリーグにおいても活躍出来なかった選手もいる。そこで同著ではなぜ彼らが日本サッカーのトップに立つことが出来なかったのか?サッカーを引退した後にどのような暮らしをしているのか?をインタビュー形式で記載されている。



Jリーグのサッカー選手の平均寿命は26歳。

30代になってもなお日本のトップで活躍し続ける中で、若くしてプロサッカーの舞台から降ろされる選手はごまんといることを改めて思い知らされる数字である。

そんな選手に待ち受けるのがセカンドキャリア。いつまでもサッカーをすることだけで、生涯生きていくことは出来ない。今までサッカーを一生懸命に取り組んできた選手達が、それを失くした時にどう生計を立てて行くのか?日本のサッカー界はまだまだ不安定である。


現役時代はもちろんHardである。しかし、その後もまたHardな人生が待ち受けている。



確かに、日本のサッカー界がセカンドキャリアに対するフォロー又は支援がより手厚くなれば、リスクが少なくでき、プロのサッカー選手を目指す人が増え、裾野が広がり、より高いレベルになっていくと思う。

けど、大切なのはそのリスクを背負ってでもプロになりたいっていう情熱だったり気持ちだと思う。

やっぱり、サッカーには夢があると思うし、あの場に立てる幸福感は計り知れないと思う。

仮にその場に立てなかったとしても、そういう挑戦が出来る人、それに向かって努力する人は評価されると思う。


自分は選手としてか、指導者しとしてか、他のサッカーに関わる仕事かわからないけど、あの場に立ちたい。

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