Carbon Micro Coil (Helical Carbon)
ニューヨークタイムズのベストセラーになった『ノックアウト、ガ
「2010年には、ガンは世界最大の死因(殺人者)になります。
マンモグラフィーは、害の方が多い
「マンモグラフィーのことは『ノックアウト』に書いています。あ
スーザンの本は、例によって、伝統的なガン業界とその強烈な仲間
女優の川島なお美さんが、胆管がんにより54歳の若さで亡くなった。心よりご冥福をお祈りしたい。
死の17日前の記者会見では、川島さんの「激ヤセ」に多くの人が驚いたことと思う。そして、わずか17日後に訃報が届いたことで、衝撃を受けた人も多かっただろう。
日本人の1/3ががんで亡くなる昨今、身近な人をがんでなくした人も多いと思う。そして、現在は健康である私を含めただれしもが、がんになる可能性がある。川島さんの死は、決して他人事ではない。
がんにかかると人が亡くなるということは、いわば常識だろう。しかし、亡くなり方は多様で、がんイコール死という単純なものではない。
私は病理医として、数百の病理解剖を経験してきた。がんがどのように人を死に至らしめるのか、日々考えている。
本稿では、その経験をふまえ、がんと死について考えてみたい。
あくまで報道からの推定だが、川島さんの「激ヤセ」は「がん悪液質」の可能性がある(追記:このほか、手術による影響で食欲が低下したことや、がんが肝臓に広がったことも影響を与えている可能性がある)。「がん悪液質」は多くのがん患者さんが経験する。私も、ほとんど皮下脂肪がなくなり、筋肉が少なくなった患者さんを多く解剖させていただいている。
「がん悪液質」の詳細はこちらなどをご覧頂きたいが、簡単に説明すると以下のようになる。
「がん悪液質」は、がん細胞が放出する物質と、がん細胞に反応して体が放出する物質、サイトカインが、筋肉や脂肪細胞、そして肝臓に働くことによって生じる。
がん細胞は正常細胞の4、5倍の糖(グルコース)を取り込みエネルギーにしているため、全身で糖が不足する。そこでがん細胞は物質を放出して、全身のたんぱく質(主に筋肉)や脂肪を分解させる。サイトカインも全身のたんぱく質、脂肪を分解する。たんぱく質、脂肪の分解産物を原料にして、肝臓で糖が作られるのだ。こうして、がんは患者さんの体からエネルギーを奪いながら増えていく。
サイトカインはこのほか、食欲低下や貧血を引き起こし、肝臓の働きなどを抑える作用も持つ。こうしてがん患者さんの体はやせ衰えていく。
「がん悪液質」によって全身の筋肉が細くなり、体の抵抗力が弱まる。体が衰弱することで、あるいは細菌やウイルスが感染するなどの「最後のひと押し」があることで、患者さんは死に至るのだ。
「がん悪液質」による衰弱によって、枯れるような安らかな亡くなり方をする高齢者がいる。こうした「さしたる苦痛なしに、あたかも天寿を全うしたようにヒトを死に導く、超高齢者のがん」を天寿がんと呼ぶ(石川雄一、北川知行 病理と臨床 2006 Vol 24 No.12 P1275)。
しかし、高齢者ならともかく、川島さんのような若い年齢のがん患者さんを救うために、「がん悪液質」に対する治療法の開発が強く望まれる。
がん細胞が体の重要な器官を破壊することも、死の原因になる。肺にがんが広がれば、呼吸ができなくなる。肝臓にがんが広がれば、「代謝」ができなくなり、体の中に毒がたまっていく。
まれな例ではあるが、食道がんや肺がんが心臓に達することもある。また、脳にできたがんが大きくなり、生命の維持に重要な脳の一部を頭の外側に押し出す(脳ヘルニア)こともある。ほかの臓器がまだ健康であったとしても、重要臓器が侵されれば死に至る。
逆に言えば、がんがいくら巨大になっても、生命の維持に重要な部分が保たれていれば生きていくことができる。私が経験した解剖でも、がんが全身に転移しながら長期間生存された方がいらっしゃった。
がんはもろい細胞で、少しの刺激で出血することがある。この出血が死の原因になることも多い。肝臓にがんが広がった場合、肝臓に血液が流れなくなることで、食道や肛門などの血管に血液が逆流し、「静脈瘤」を作ることがある。この「静脈瘤」が破裂して、大出血することも死の原因になる(追記:報道によれば川島さんは吐血されたとのことなので、出血が死の原因の可能性がある)。
多くのがん患者さんを解剖させていただくと、広い意味ではがんによる死と言えるだろうが、がんそのものが死因ではなかったケースに遭遇することがある。抗がん剤の副作用で、がん以外の臓器にダメージが生じ、それが原因で亡くなる方もいる。無理に治療しなくても、「がん悪液質」による衰弱死のほうが、安かな亡くなり方だったかもしれないと思うこともある。しかし、それは結果論でしかないので、抗がん剤すべてが無意味という結論は暴論だと言えよう。
現代はいわば死から隔離された社会だと言えよう。多くの人が病院のベッドで亡くなり、死にゆく過程を間近で経験する機会は減っている。死が「ブラックボックス化」しているとも言える。芸能人の死が私達に衝撃を与えるのも、死が「非日常」だからだろう。
しかし、人は誰でも死ぬ。いくら死から目をそむけても、死は確実に近づいてくる。
充実した生をおくるためにも、死から目をそむけず、死に向き合うことが必要なのではないだろうか。
医療者は、患者さんの死に方を知ることで、死に対する苦痛を和らげる方法の開発や、死を少し先に伸ばす治療法の開発をすることができる。
そして、医療者でない人も、死に方を知れば、死に対する漠然とした不安が和らぐのではないか。がんになったらもう終わりだ、と極論するのではなく、どのような経過をたどり死に至るのかを知ることで、それぞれの段階でできることを見極め、死に備えることができる。
もちろん、死に方を知ったとしても、自分という存在が消滅することに対する恐怖は減らないかもしれない。けれど、決して逃れることのできない死と付き合っていくためにも、「死に方の科学」が今求められている。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20150926-00049876/
ガン悪液質の克服
gan-mag.com/qol/916.html
ガン悪液質で体力低下
palliative.web.fc2.com/symptom01.html
ガン悪液質は治るかもしれない
悪液質の改善による延命の方法
http://www.1kampo.com/topics-10(cachexia).html
がん細胞が24時間周期の体のリズムを乱し、肝臓に負担を与えていることが関西文化学術研究都市の国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)の研究で分かった。がん患者に多い肝臓の肥大や不眠は体内時計の故障が原因の可能性がある。新たな治療法の開発や患者の生活の質向上につながる成果で、米国科学誌オンコターゲットに6日、掲載された。
研究グループは、ATR・佐藤匠徳特別研究所の河岡慎平主任研究員、北條広朗研究員ら。マウスに悪性の乳がん細胞を移植し、体内各所の細胞の遺伝子約2万個について働きの変化を網羅的に調べた。
がん転移が広がる前の3日から1週間後には、体内で24時間の規則的な周期を作る主要な「時計遺伝子」のNr1d1遺伝子が肝臓で働き(発現)が抑えられており、このため他の遺伝子の働くリズムも乱れ、リズムが失われたり、働きが昼夜逆転したりした遺伝子もあった。
リズムが乱れたのは、細胞を傷つける酸化ストレスの抑制や、細胞分裂に関わる遺伝子で、実際にマウスの肝臓で酸化ストレス増大や肥大が認められた。
河岡さんは「がん細胞は正常な臓器に悪影響を与えるが、その仕組みの一端が分かった。悪影響を抑えることができれば、生活の質を落とさずに患者が延命できる」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00000008-kyt-sctch
小野薬品工業は24日、抗がん剤オプジーボについて、効能の追加が認められたと発表した。のどや口、鼻の中など首から上の消化・呼吸器官で再発したり、これらの部位から遠隔転移したりしたがんに対する国内製造販売の一部変更承認を同日付で取得した。対象患者数は推定で年3000~3500人とみられる。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017032401000&g=eco
小野薬品工業は5日、抗がん剤オプジーボを治療歴のある進行期非小細胞肺がん患者に投与した際の5年生存率が、患者129人を対象とする【第1相・用量漸増】臨床試験で初めて報告されたと発表した。それによると、5年時点の推定生存率は16%、全生存期間の中央値は9.9カ月だった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00000035-jijc-biz
ところが、「適度に酒を飲んでも長生きに結びつかない」と、定説を真っ向から否定する研究が発表され、専門家の間でも賛否両論が巻き起こっている。
この左党をガッカリさせる研究をまとめたのは、オーストラリア国立薬物研究所のターニャ・クリスティー博士らのチームだ。国際アルコール薬物研究誌「JSAD」の2016年3月号に発表した。
酒と健康については、「適度の酒なら、まったく飲まない人より長生きする」とする研究が多くある。代表的なものは、1993年に米国保健科学協議会が各国の諸研究を集約してまとめた「Jカーブ効果」説だ。「適量のお酒を飲んでいる人の全死亡率は、まったく飲まない人、また飲み過ぎる人に比べると最も低い」というもので、人種・民族を越えて世界共通の傾向だという。縦軸に死亡率、横軸に酒の量を記したグラフで、「適量の酒」の死亡率が底になるカーブが「J」の字に似ていることから「Jカーブ効果」と呼ばれる。 日本では、厚生労働省が定めた「健康日本21」の中で、個人差があるとしながらも推奨している「節度ある適度な飲酒量」は、「1日にアルコール20グラム」だ。ビールなら中ビン1本、日本酒なら1合、ワインなら小さなグラス2杯(180ミリリットル)にあたる量だ。
クリスティー博士らは、酒と健康の関連を調べた過去の論文計87件を分析した。その結果、「重大な誤りに気づいた」という。「過去の論文の多くが、病気が原因で禁酒している人々のことを考慮の対象から除外している」というのだ。博士によると、酒を飲まない人々の中には次の事情の人がいる。
(1)糖尿病や心血管疾患などの病気で医師から禁酒をさせられている人。
(2)そのほかの病気を患ったり、もともと体が弱かったりして酒を飲めない(あるいは飲まない)人。
こうした人々は早死にする可能性が高いのに、酒を飲む人と全死亡率を比較する際、統計に反映されてこなかった。そこで、「病気による飲酒」を考慮しない論文をすべて除外し、残りの論文を改めて分析し直すと、「適量の飲酒が、酒を飲まない人より健康的で長寿をもたらす」という結果は得られなかった。これまで左党を喜ばせてきた多くの研究は、最初から「統計ミス」によるものだったというわけだ。
クリスティー博士は「病気による禁酒を考慮しなかったことが、飲酒の健康への影響を見誤らせてきました。また、適度な飲酒のおかげで健康になるという見方も、原因と結果を取り違えています。健康だからお酒を飲めるわけで、その逆ではありません。過剰に酒を飲むとアルコール依存症になることを考えると、ほとんどの人にとって飲酒量は少ないほどよいのです」と語る。
また、今回の研究で、もっとも健康によい「適量の飲酒」は「10日ほどにアルコール1ドリンク未満」だとわかった。「1ドリンク」とは、医学用語で約10グラムのアルコール量をいう。ビールなら中ビン半分、日本酒なら0.5合にあたる。これでは、ほとんど飲まないに等しいではないか。
米の健康医療紙「ヘルスニュース」2016年3月31日号では、クリスティー博士の論文の紹介とともに、専門家たちのコメントも載せている。米ボストン大学のカーティス・エリソン教授は「人や動物の実験でも、適度な飲酒(特にワイン)が動脈硬化や冠動脈疾患のリスクを下げることが科学的に証明されている」と反論した。一方、カナダ・トロント大学のダナ・ラナ教授が「飲酒に有益な効果があることは認めるが、乳がんなど様々な病気のリスクが高まるなど、効果が相殺されることも確かだ」と賛成するなど、専門家の間で評価が分かれている。
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/04/08263523.html?p=all
https://health.goo.ne.jp/news/743
http://www.wcrf.org/sites/default/files/SER-SUMMARY-(Japanese).pdf
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/prevention/evidence_based.html
http://www.j-s-a.co.jp/pdf/msds.pdf
くも膜下出血の原因となる脳血管にできたこぶ「脳動脈瘤(りゅう)」について、こぶが大きくなるのに特定のタンパク質が働いていることを確認したと、京都大の研究チームが米科学誌「サイエンス・シグナリング」電子版で発表した。
脳動脈瘤の治療法は外科的な治療に限られているが、チームの青木友浩・京大大学院医学研究科准教授(脳神経外科学)は「脳動脈瘤を治療する新薬を開発できる現実味が出てきた」としている。
チームは、炎症反応により脳動脈瘤を大きくさせる白血球の一種「マクロファージ」について、中にあるタンパク質「EP2」に着目した。
マウスでの実験で、EP2が欠損したマウスは脳血管の炎症が抑制されていたことを発見。さらに、脳動脈瘤が生じているラットにEP2の働きを阻害する薬を投与したところ、脳動 脈瘤が大きくならない点も確認したという。
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/170208/lif17020816260011-n1.html
政府が7日開いた経済財政諮問会議で、民間議員は現在「原則2年に1度」となっている薬価改定を、全ての薬品を対象に毎年行うよう提言した。前回の諮問会議で示された「毎年改定」案には製薬業界が反発しており、対象を一部に限るよう求める声も出ている。それでも今回の提言は「全品対象」の文言を新たに加えた。また民間議員は、国内総生産(GDP)統計の改善に向け、改善を統括する閣僚級機関の新設や、ITを活用した統計の精度向上を求めた。
安倍晋三首相は提言に基づき、今月下旬に開かれる諮問会議でそれぞれ基本方針を取りまとめるよう改めて関係閣僚に指示した。
薬価に関して民間議員は、50%の引き下げが決まった高額がん治療薬「オプジーボ」を念頭に、市場実勢価格の変化などに応じて年1回以上、見直すことを求めた。
統計改善の統括機関設置は山本幸三行政改革担当相も提言。GDP統計で欠けているサービス部門統計の充実など12項目を課題に挙げた。統計精度の向上はビッグデータといった新たなデータ源を活用し、家計調査などの基礎統計を見直す必要性を強調した。
薬価の毎年改定を改めて求めた民間議員の提言は、政権中枢の意向が強く反映しているとみられる。10月以降、諮問会議が薬価制度の改革策を相次いで打ち出したのは、高齢化に伴う社会保障費膨張に対する安倍政権の強い危機感があるからだ。コスト増などを理由に製薬業界の反発は強く、安倍政権がどこまで改革を徹底できるか注目される。
「(薬価の毎年改定という)提言や本日の議論をもとに、基本方針を決定してほしい」。安倍首相は諮問会議で、こう述べた。
薬価制度改革の議論が本格化したのは10月の諮問会議。毎年改定は10月21日や11月25日の諮問会議で民間議員が提言し、25日は、閣僚から「毎年の改定は行うべきだ」(菅義偉官房長官)「(毎年改定は)時宜にかなった意見だ」(麻生太郎財務相)といった意見が相次いだ。
政府や民間議員が薬価の毎年改定を求めるのは、現行の「2年に1度」では市場価格の値下がりに並行して薬価を柔軟に下げられず、医療費が高止まりする原因となっているからだ。
民間議員の試算では、平成27年度の医療費の伸び3.8%のうち薬剤料の伸び率は1.4%分を占める。薬価を毎年改定にすれば、医療費を1900億円削減できるとしている。
毎年改定への製薬業界などの反発は強い。11月30日の厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)では、製薬大手の幹部が、日本企業の競争力が低下することを不安視。経済界からは全品を対象とせず部分的に毎年改定すべきだとの声が上がっている。
政府は月内にまとめる基本方針に毎年改定を盛り込みたい考えだが、問題は業界の反発を踏まえつつ、どこまで改革を徹底できるかだ。11月には、政府の規制改革推進会議が期限を切って農業改革を進めるよう求めた急進的な提言が、農業協同組合(JA)グループや自民党農林族の反発で骨抜きにされた例もある。政府は方針とりまとめに向け、厳しい調整を続けることになる。
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/161207/plt16120723040040-n2.html