バイオリンを弾き始めてから、30年近くなります。その間に本当に様々な弦を使用してきました。弦の交換は手っ取り早い音色の変更です。学生時代は金もないのにとにかくガット志向で、当時でも高かったオリーブを使っては、夏に楽器ケースを開けて「まだ買って1ヶ月も経ってないのに・・・。」とよく嘆いたものです。ガット弦の値段は今は本当に高くなってしまいました。私が学生だった20年ほど前は今ほど高くなく、ドミナント等のナイロン弦との価格差も1.5倍程度だったと記憶しています。物価水準も今とさほど違いは無かったと思いますが、いまやオリーブは代表的なナイロン弦との価格差は2倍以上ではないでしょうか。そんなこともあり働き出してバイオリンを再開してからはガット弦は買っていません。(4年ほど前に新しい楽器を買ったのでその楽器で使ってみたいという気持ちは十分にありますが。懐具合が寂しいので・・・。)
10年ほど前に楽器弾きを再開してから色々なナイロン弦を試しましたが、新しい楽器を買ってそれにあう弦と言う事で、今はピラストロ社の「ビオリーノ」というナイロン弦を使用しています。結構マイナーでもう使い始めて4年になりますが、これを使用している人を見かけたことはありません。この弦はピラストロ社がガットの音をナイロンでということで、オリーブはオブリガート、オイドクサはビオリーノでということで作製された弦と聞いたことがあります。事実、音色はナイロン弦もここまで来たかと私は感じてます。ビオリーノは他のナイロン弦と比べて弦を張ったときのテンションが弱いのでとても弾き易い弦だと思います。また、音色もソフトでありながら決して立ち上がりが鈍くない弦でかつ、音の鳴りも十分にあります。
オブリガートはナイロン弦もここまで来たかと本当に思いました。ただ、ビオリーノに比べて価格が高いことと(約1.5倍)、弾き始めの2週間位はすごく良いのですが、その後は何となく急にボケた感じの音になるような感じがして、時々使いますが(海外のサイトで時々格安で販売されるので)、ビオリーノよりいつも短期間で交換しています。
他の弦も色々試していますが、その感想燥はまた次の機会に書きます。まずは私が使用している弦の紹介でした。皆さんの弦使用の感想を聞かせていただければ幸いです。