この日、感じたこと。
言葉にするのは、難しくて。
なかなか書けないまま、10日も経ってしまいました。
ありふれた言葉しか、思いつかないけど。
“ありがとう” “大好き”
それがすべて。
唱くん、林くん、佳史さん、
あなたたちを讃えたい気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいです。
改めて、15周年おめでとうございます!
この日一緒にお祝いできたこと、ほんとうに幸せに思っています。
ライブ会場に来られなかったファンの皆さんも、心は一緒だったと思います。
あまり細かく憶えていないので、ちゃんとしたレポにはならないと思いますが、この日のことを書いてみますね。
7月21日(土)
この日起きて、まず真っ先に案じたのは、唱くんの声のこと。
2日前のセミファイナル、ラママでの一部始終を聞いて、とても、とても心配でした。
祈ることしかできない、けれど。
「大丈夫」という強い念を携えて、日比谷野音へ向かいました。
15年前のこの日、シングル“Raspberry”でメジャーデビューした TRICERATOPS。
ちょうど15年経ったまさに同日の、15周年アニバーサリーツアーファイナル公演。
抽選を勝ち抜いて、幸運にも記念すべき日に確保できた、ロックの聖地である野外音楽堂。
その客席は、期待に胸を膨らませたオーディエンスで、もうすぐ満杯になるはず。
ミュージシャン仲間や取材陣も大勢来るだろうし、もしかしたら、カメラも入っていたり?
プレッシャーたるや、それはもう、半端ないでしょう…。
16時50分。
霞ヶ関の駅を降りて地上に着くと、すぐに聞こえてきた、サウンドチェックの音。
唱くんの声、
出てる!!
すごく安堵したけど、高音の部分が出にくいみたい
でも、「本番では絶対に大丈夫」と信じて、ライブが始まるのを待ちました。
14時頃まで断続的に降っていた雨も上がり、
梅雨明け直後とは思えないくらい、涼しくて気持ちいい。
スーツでステージに上がるであろう3人が、必要以上に体力を奪われない気温でよかった…。
18時になり、すぐに3人が登場!
1曲目は
GOING TO THE MOON
サウンドチェックの時は出ていなかった高音も、ちゃんと出てる!
本調子とまではいかないような気もするし、最後まで保つか心配ではあったけど、もうこれ以上は心配しないで、ただ楽しもうと心に決めました。
唱くんも、それを望んでいるはずだから。
後から読んだツアーブログで、事態は想像以上に深刻だったこと、
この日歌えたことは、奇跡的だったことを知って、涙が止まりませんでした。
お医者さんの処方や注射、ボイストレーナー涼子先生のメンタル面含めての療法、佳史さん、林くん、スタッフの方々と、ファンのみんなの祈り、音楽の神様のご加護…
何よりも、唱くん自身が自分を信じる力が起こした奇跡だと思います。
“GOING TO THE MOON”の歌詞、
「上に上に突き進んで どこまで行けるか 確かめてみたくはなるのさ」「まだ足りないから」この気持ちを持ち続けてきたからこそ、こうしてここに居てくれるのだと思うと、胸に迫ります…。
その勢いのまま、
I GO WILD
切なくも熱く駆け抜けるこの曲で、会場はさらにヒートアップ!
林くんがいつも以上に観客を煽る!
佳史さんのドラムがスパークする!
ここで、唱くんのMC。
「ようこそ!日比谷!
よく来てくれたね!」
この「よく来てくれたね!」の言い方に、万感が込められていて、グッときました…
「昔だったら、ここでロックな曲を立て続けにやってたかもしれないけど、僕らもう大人なので、ここからは、ロマンティックに攻めます。
みんなも、ロマンティックなダンスを見せてください。」
ということで、しっとりしたミディアムテンポの曲を、続けて3曲。
シラフの月
身体を揺らしながら、「会えない苦しみさえ、酔って紛らわせず、それだけ相手を想っていることを喜びと思って味わう」という境地に至るって、確かに大人だなって思ったり。
if
もう本当に、大好きな曲。
夏の夕暮れに、よく似合う…。
ふと、当時生中継で観た、第1回のダイナソーを思い出したり…。
佳史さんが、シンバルを細かく鳴らすところが好き。
MILK & SUGAR
この曲の後半の高まるグルーヴで、徐々に上がってきた熱を帯びたまま、
次からは、勢いのあるナンバーを!
Siily Scandals
オーディエンスも腕を挙げて、Yeah! Yeah! Yeah!
あの時代から観て来たファンも、十数年が経過して、ジャンプ力が衰えた?いえいえ、まだまだ!大好きな曲には勝手に身体が反応しちゃうんです!(笑)
FEVER
これも、夏の夜にぴったりの曲。
こういうディスコっぽい4つ打ちは、トライセラらしいと思っていたのに、次のMCで意外なデビュー当時のエピソードを明かしてくれました。
椅子が登場して、アコースティックコーナーへ。
「俺らちょうど15年前の今日、“Raspberry”でメジャーデビューしたんだけど、次にやる曲は、当時俺らがデビューシングルにしたかった曲です。
デビューが決まって、シングルは“Raspberry”で行こうっていうことになった時、『えっ、ちょっと待って』って。レコード会社の人たちは『絶対“Raspberry”がいい、これしかない』みたいに言って、全然聞いてくれなくて。でも俺らは反対してて、なんでかって言うと、“Raspberry”のディスコっぽい感じは、わりと俺らの曲の中では異例だったのね。俺ららしくない曲でデビューしちゃうと、そのイメージがつきまとっちゃうから、それはどうかと思ったわけ。
そしたら、ヨシフミがある時、『俺、ファーストシングルは、この曲がいいんじゃないかって思うんだよ。で、“Raspberry”は、セカンドシングルにしたらどうかな?』(モノマネで 笑)『ヨシフミ、それいい!すごくいい!』って(笑)。」
佳史さん「音楽の神様が降りてきて囁いたんだよね!(笑) ジャケットのデザインまで浮かんじゃったからね!」
唱くん「で、それを上の人に言いに行ったの!
あっさり却下されましたね!(笑)
いや、今となっては“Raspberry”にしてよかったなと思っているんですけど。」
という、幻のデビューシングル候補曲?
プレゼント
2番のサビを1番で歌ってしまい、3番でまたデパートという歌詞を歌った時は、ハモりパートの林くんと顔を見合わせて笑ってしまったり。
「デパート3回も行っちゃったね」と、林くん
唱くんも、お客さんに「どこのデパートだと思う?」と呼びかける(笑)
「伊勢丹?いいね!えっ?高島屋?それだよ!」などとお客さんとやり取り(笑)。
結局、行ったのは、伊勢丹と西武と高島屋になりました(笑)!
林くんの機転と、唱くんの明るさで、歌詞の間違いも面白おかしくしちゃうトライセラ、最高!
このことは書くのやめようか迷ったんだけど、トライセラらしい楽しいエピソードだから、書いちゃったよ、ごめん!(笑)
唱くんは、ホントは悔しい思いしただろうけど、たまにはこういうところもなくっちゃ、キメすぎになっちゃうよ
「今日は、日比谷公園でやっているので、ちょうど公園にまつわるこの曲を…」
Walk In The Park
最初の何小節かで演奏を止めて仕切り直したり(カメラも入っていたし、完璧なものを残したいよね)。
ここから先はそんなこともなく、完璧にキメてくれました!
どこかのタイミングで、ベスト盤についてのMCもあったけど、横浜編の記事に書いたので割愛します。
前の方のお客さんがたまたまCDを持っていて唱くんに見せたら、それを指して「キミ、ちょっとみんなに見せてあげて!コレです!」と掲げさせる一幕も
時刻は19時をまわり、気がつけば夕闇が降りてきている中で、
仲直り
トライセラが提唱してきた「ロックで踊ろう」というのも、最近は某レコード屋のキャッチコピーになるくらい浸透してきたから、次はどこを目指そうとしてるかというと、単純に「いい曲」を作りたいと思ってるんだそうです。
自然に生まれてきた、この曲のような…。
しっとりと歌い終わる頃には、日も落ちて、辺りは照明が映えるくらいの暗さに包まれて。
そう、夜の帳が降りると同時に、いよいよ後半のスタート!
エレクトリックに持ち替えて、
Fly Away
静かに始まり、中盤から展開していくこの曲。照明もそれに合わせて華やかなものに変わり、ドラマチックに盛り上げてゆきます。
この日は色んな想いも込み上げて、とても感動的な“Fly Away”でした…!!
続くのは、重厚なギターリフで始まる
MIRROR
そして後半、熱い熱いインプロビゼーションへ!!
赤いライトの中、縦横無尽にステージを行き来する唱くんのギターソロと、それに応えて熱さを増していくベース、ドラム!
やり切った唱くんがステージからはけた後は、トライセラが誇るリズム隊のセッション!
NEW HAYASHI & YOSHIFUMI GROOVE!!
林くんの指がしなやかにベースを唸らし、佳史さんのテクニックがすごいだけではない、ハートを感じさせるドラミングが、堪らないグルーヴをもたらし、会場は熱狂の渦に!
林くんと佳史さんへの惜しみない拍手の中、唱くんが帰ってきて、始まったのは、
SHORT HAIR
大好きな曲の上、このツアーでのアレンジが、最高によかった!
また聴きたいです…!!
Jewel
手拍子で盛り上げるオーディエンス、そしてサビで爆発
めちゃくちゃ楽しい!!
盛り上がりも最高潮の中、早くも「最後の曲です!」と、
ROCK MUSIC
ロックの王道を征くバンドの、連綿と続く系譜を辿ったら、トライセラに行きつく筈。
そんなことを思わせるこの曲の中盤で、ロッククラシックの名曲の数小節を聴かせてくれるメドレーがあるのだけど、このシリーズ、初めて聴いた時から大大大好きなんです
今までに2バージョン存在していて、“LICKS & ROCKS TOUR”の時と、“SHAKE YOUR HIP TOUR”の時(ライブ盤にもなっていますね!)。
今回のツアーでは
Day Tripper / The Beatles
(I Can't Get No) Satisfaction / The Rolling Stones
Superstition / Stevie Wonder
Walk This Way / Aerosmith
Bohemian Rhapsody / Queen
(ちゃんと年代順になってる!)
ちなみに、“LICKS & ROCKS TOUR”では、
Day Tripper / The Beatles
Satisfaction / The Rolling Stones
Crossroads / Cream
Immigrant Song / Led Zeppelin
Walk This Way / Aerosmith
Bohemian Rhapsody / Queen
“SHAKE YOUR HIP TOUR”では、
Dance to the Music / Sly & the Family Stone
Superstition / Stevie Wonder
Play that funky music / Wild cherry
Rock with you / Michael Jackson
ということになっていて、今回は“LICKS & ROCKS TOUR”バージョンを基本として、一曲入れ替えたみたい。
ロックミュージックの名曲に敬意を表すカバーを挟んで、また曲に戻り、演奏し終えると、ステージを去っていきました。
当然、アンコールを求める拍手!
殆どの人は、座らないで立ったままでした。もちろん、私も。
あまりインターバルをおかずステージに帰ってきた3人を、さらに大きな拍手で迎えます。
「今日はみんなのおかげで、ロマンティックな夜になりました。ありがとう!」
僕らの一歩
この曲が発売された直後、この野音でやっていたフリーライブのトリがトライセラで、そこで初めて聴いたのを思い出しました。
その何年後、同じフリーライブに出演した時もトリで、土砂降りの中、この曲を演ってくれて。
そんな、野音での思い出が蘇ってきました。
「ビルの上に輝く星を見上げた」のとこで、唱くんが空を見上げて。
厚い雲に覆われて、ビルの上に星は見えなかったけど、雲の上にちゃんと輝いているのを、心の目で見ていたよ
そして。
「今日は特別な日なので、特別な曲を演ろうと思います。
15年前の今日、俺たちはこの曲で、歴史をスタートさせました。
みんな、歴史の一部になってくれてありがとう!
歴史は、続きます!」
そう言って演奏されたのは、
Raspberry
世の中には、魔法のかかった曲があって、この曲には、確かにそれがあると思う。
この曲がデビュー曲で、やっぱりよかったよ、うん!
まさに「土曜の夜」だし
(全国から集まりやすい曜日だったっていうことも素晴らしい!)
「他の誰かじゃもう 意味さえないのさ…
TRICERATOPSを愛してる!」
って、改めて思ってた人、たくさんいたよね?(笑)
ここでアンコールを終えて3人は去っていったけど、ダブルアンコールの声に応えて、戻ってきてくれました!
「このツアーをやってきて思ったんだけど、TRICERATOPSは、3人だけじゃなかったんだ、って。
これからも、みんなにはメンバーでいてほしいと思ってます。
みんなに『トライセラのファンでよかった!』って思ってもらいたいんだよ。
そう言うと、『今だって思ってるよ!』って言ってくれるんだけど、見ててよ、こんなもんじゃないから!!
この先きっときっと、トライセラのファンで良かったって思わせるからね!」
タイミングは忘れたけど、こんな涙が出ちゃうようなMCがありました
全国のファンのみんなに聞かせてあげたかった!
DVD化されたら、このMC、カットしないでほしい!
「次の曲の後半、みんな一緒に歌って!最初から歌ってくれてもいいよ!(笑)」
トランスフォーマー
過去との訣別と、進み続けるという、強い意思を歌った曲。
最後は、
“ウー ウォー ウォー ウォー ウォー”
の大合唱。
「みんなだけで!」
完全にオーディエンスだけのアカペラに、唱くんは満面の笑顔で
「いいね!」
林くんも佳史さんも、会場中を見渡して。
ずっと昔からトライセラを見守ってきた人も、久しぶりにライブに来た人も、この日初めて来た人も。
トライセラの3人に、まっすぐに向けて発していたのは、歌声だけじゃなく、大きな愛みたいなもの。
それをしっかりと受け止めてくれているという感じがあって、会場は、なんともいえない幸福感に包まれていました
「今日は集まってきてくれて本当にありがとう!
これからも、TRICERATOPSをよろしく!
毎日楽しく生きよう!
みんなが楽しく生きたら周りの人にも伝わって、それがまわりまわって、地球は平和になっちゃうから!」
みたいなことを喋っていたんだけど、すごく早口だったので、印象的だった「地球は平和になる」のフレーズしか合ってないと思います!(笑)
3人はいつも以上に深々とお辞儀をして、一際大きな拍手と、「おめでとう」と「ありがとう」の声を受け止めていました。
TRICERATOPS、スタッフの皆さん、これまでのツアーに携わったすべての方、最高の記念日をありがとうございます!
これからも、TRICERATOPSのメンバーとして、恥ずかしくないようにがんばるからね
なお、この日の模様は、BSフジでオンエア予定だそうです。
もっと反響があったら、DVD化も検討する、とか?!
これは、「本編で言うはずだったのに、すっかり忘れちゃってたよ!」って言いながらの発言だったから、オフレコじゃないよね?
その発言は、ライブの後のファンクラブ企画のパーティーで出たんだけど…
そのパーティーの話は、また別の機会に……
続く…?!