休憩を挟み、オリジナルカクテルを飲みながら、次のステージを待ちます。
ライブハウスとはまた違った、こういう空間での弾き語りもいいなぁ。
入れる人数は限られてしまうけど、この親密な感じは、すごく魅力的。
ステージ左端に低いつい立てがあり、その向こうから、再び丈さん、そして、唱くんが登場
ジャケットにタイ、珍しくデニムという衣装でした。あ、こないだのおとミーもデニムだったかな。
丈さんがピアノで奏でる甘いイントロは・・・
Alfie(Burt Bacharach)
スツールに腰かけ、ギターを持たずスタンドマイクを前にして、身振り手振りで表現しながら歌う唱くん。
ビルボードライブ東京あたりでやるのが似合うような、アコギとは一味違う洗練された大人の雰囲気に、すっかり魅了されました
唱くん(以下S)「こんばんは、和田です。
丈くん、招んでくれてありがと!」
丈さん(以下J)「いやいやこちらこそ、忙しいのに来ていただいて。」
S「いやいや全然忙しくない(笑)!」
J「トライセラは15周年ということで、忙しいんじゃないですか?」
S「これから忙しくなる、夏ぐらい。それまでは特に決まってなくて。わりと最近は、決めないペースでやってるんです。
丈くんたちは、どんな感じ?」
J「僕たちは今、レコーディングをしていて。」
S「でもさ、丈くんがこうやってギター弾いてビアノ弾いてるの見てるとつい忘れそうになるけど、バンドのドラマーなんだよね。
そこがホント、興味深い。」
J「・・・ありがとうございます(笑)。」
S「丈くんのソロアルバムのライナーにも書かせてもらったけど、丈くんのいるゴーイングって、なんて贅沢なんだろう、って。
ね。思うでしょ?自分でも。」
会場:笑
J「自分では思わないです(笑)。
色々やることで、大変になる部分もあるし…」
S「でもさ、こんな色々出来て、俺からしてみたらホント羨ましい。曲も書けるし。」
J「うちはナカザも書けるけど、あんま書かないから、(割合としては)2.5ぐらい?」
S「俺らなんて、1.0ぐらいだから!」
会場:笑
S「冗談はさておき(笑)、
さっきの曲は、バート・バカラックの『Alfie』って曲だったんだけど。」
J「3~4年前、川崎クラブチッタのダイノジフェスで、初めて和田さんの弾き語りを観まして、その時、この『Alfie』を歌っていて。
それを聴いて、これは、いいことを歌っているに違いない、って(笑)。
和田さんの歌い方が、気持ちがこもっててよかったのもありますけど。それがずっと心に残ってて。」
S「そしたら、ジャパンフェスの時に、声かけてきてくれたんだよね。
『あの時の曲は何だったんですか?』って訊かれたから、『こういう映画の曲だよ』って教えてあげたという、そういうストーリーがあるこの曲を、丈くんのピアノで歌えたってことを、非常に嬉しく思ってます。
俺、このバージョンが好き。こっちのほうがいいわ。丈くんまた弾いてよ。」
J「『Alfie』が必要になったらまた声かけて下さい(笑)。
今日はせっかく来ていただいたんで、これからは和田さんの曲をやっていこうかな、と思ってます。」
S「じゃあ、丈くんにピアノで入ってもらって…。前の前のアルバムから、『シラフの月』」
シラフの月
唱くんのアコギに、丈さんがジャジーなピアノを絡めて。
丈さん、イントロでコードを間違えて、仕切り直してました。本番前にコード進行をファイルに書いていたみたいなんだけど、書いて安心しちゃうパターンだったって(笑)。
控えめだけどとても綺麗なコーラスをつけてくれて、優雅な雰囲気の漂うアレンジでした。
S「『シラフの月』でした!
今さ、ギターソロ弾いてる時、ピック探しちゃって。しかたないから指で・・・」
と、どこからか、携帯が鳴る音。
S「誰だよ!と思ったら、俺の携帯だった!こんな大事な時に誰だよって、スッゲー腹立ったからね。今みんなに説明してんだよ!って。
もうかかってこないと思うけど、一応切っとくか。(と、電源を切りに笑)
でね、さっきの話の続き。
ギターソロの時に、ピックをパッと取ろうと思って、そのへんに転がってるだろうと見たら、ないわけ!
で、しょうがないから指で弾いたんだけど、巧く弾けなくてめちゃめちゃヘタクソで。
ソロが終わって、歌いはじめてフッとマイクをみたら、ここ(マイクの、普通にピックを差すところ)にあるのに気づいて!
めちゃめちゃ腹立ったね(笑)!
でも、過ぎたことはしょうがないですね、丈くんもあるでしょ、そういうこと。」
J「頭にメガネがあるのにメガネメガネ、みたいな・・・?(笑)」
S「そうそう。完全に水平になっちゃっててわかんなかった。
悔しいから、ソロんとこだけもう一度やっていい?」
と歌い始めて、ソロの部分の前になったら、ハッ!と気合い入れてピックを取ってからソロを弾いて、満足したみたいでした(笑)!
S「ということで。
・・・丈くん、どうぞ仕切って下さい。」(笑)
J「そういえばそうです、俺のイベントだった(笑)。
あんまり引っ張ってくようなタイプじゃないんで、、」
S「ドラマーだもんね。
でもホントに、貴重な機会で。
さっき訊いたんですよ、『ピアノ弾いて歌うの、ずっと前からやってんの?』って。
そしたら、『いや去年から』って。
これは、3年後くらいが楽しみだよね!
普段、自分のバンドでは弦楽器しかないから、ピアノが入ることで、自分の作った曲の可能性が拡がる感じで。
次の曲も、丈くんのバックアップで、より冬っぽく素敵な感じになるかなと思ってます、『僕らの一歩』」
僕らの一歩
情感がこもっていて、それはそれは素敵な『僕らの一歩』でした
「だけどそんな君を」のところ、オリジナルと同じメロディで歌っていました。CDを聴いて覚えたであろう丈さんへの心遣いを感じました…
J「・・・練習しながら思ったけど、いい曲ですね。(しみじみ)」
S「本当?ありがとう。」
J「音楽的にも凝ってますね、コード進行とか。」
S「(嬉しそうに)どのへんが凝ってます?」
J「専門的な話になるけど、和音に別の和音を重ねて、そういう複雑なコードがいっぱい入ってて、分数コード?それが綺麗にさせてて。」
S「あぁ、これですか?これ?これでしょ?」
と、確かめるようにアコギを弾いて。
コード進行と一緒に顔が変わっていくのがめっちゃ可笑しかった(笑)!
S「いよいよお別れの時間になってきましたが。
早くお別れするか、それとももうちょっと一緒にいるかは、これからトークするかにかかっています(笑)。
でも丈くんがやってる時、あのつい立ての後ろで待ってたけど、不思議な感じでしたね。ジッとしてないと客席から見えちゃうから、エコノミー症候群になりそうだった(笑)!
実はそこ、セリがあるんですよ(笑)。」
J「だんだんこう上がってくる、っていう。
(カウンターバーに)すいません、ノラトニック下さい。」
S「それ、丈くんが考えたんでしょ?」
J「名前だけですね…前のダスト・トレイルの時から。でも味が毎回違いますね。」
S「それは…すごく微妙ですね。(笑)
美味しかったからまた頼んだら、違う味になってるという…まぁ、そういうものだと思ってればね。
ノラ…ミケ…ミケだったら、みっつの味とか…。(笑)
猫といえば、トトちゃん!」
ノラトニックが来て・・・
J「ありがとうございますね。
ございますね、ってなんかおかしいですね(笑)。
このお正月に、海外旅行に行くことになって、その時に猫をどこに預けようかと思って。
和田さんに実はお願いしたんです。」
会場:えー?
S「そうそう、丈くんからメールが来て、『トトを5日間ほど預かってもらえないでしょうか』って。
すごく嬉しかったと同時に、俺も家を空けるし、トトちゃんを一人ぼっちにする訳にはいかないし、色々考えて、『全然嬉しいし、可能なんだけど、心配なんだよ』って、マジ返ししたのね。
そしたら結局、預からなくて大丈夫なことになったけど、でも今さら後悔してる。(笑)」
J「それを聞いて、今度、何かの時はお願いしようかな、と。
トトは人見知りしないし、大人しくしてるんで。」
S「こんな話してるけど、俺、トトちゃんとお会いしたことないんですよ。
丈くんが携帯で撮って(Twitterに)あげるあの写真でしか見たことない。
本当に美人だよね。」
J「そうですね(笑)。」
S「わかる、そうやって言うのわかる。美人だもん。可愛いよねー、本物はもっと可愛いんだろうね。」
J「可愛いですね。でも、あの写真は、可愛いのをアップしてるんですよ。」
S「あぁ、やっぱ、何枚か撮って、選んでるクチね。」
J「油断してる時は油断してます(笑)。
今度、油断してる時の写真、アップします(笑)。」
S「それでもきっと可愛いと思う。」
J「ブス可愛い感じ。」
S「でも普段の写真は、よく巷で『ブス可愛い』っていうけど、トトちゃんは『美人可愛い』だから。めちゃめちゃ正統派のね。
・・・歌う前に、こんなに猫の話したの初めてです(笑)。
丈くん、猫のうた作ったら?可愛いんじゃない?」
J「前に、『ノラ』っていう曲、作ったことありますよ。」
J「ノラって響きが好きなんですね。でもトトちゃんは、ノラとは程遠いアメリカンショートヘアーですけどね!」
J「まとめて下さってありがとうございます。(笑)」
S「いえいえ、こんなんでよければ。ではいよいよお別れの時間です。」
会場:えー?
S「今、結構喋ったと思うよ!
さっきすぐ曲行こうとしてたんだから!
あと一言いうなら、今日は初めましての方もいると思いますけど、、なんか、えー、よろしく!(笑)
普段はバンドなんですけど、最近は一人で弾き語りとかやってるんで、なんだあいつと思ったら(笑)、また観にきてやって下さい!
ありがとうございます。
OK、最後の曲が僕の曲で申し訳ないんですけど。今から15年前くらいの曲です。聴いて下さい。」
FEVER
S「Clap your hands!」
みんなでクラップ!
ギターソロ以外はピアノが全面に出たアレンジで、ハモりもバッチリ!
丈さん、レコーディングの合間にたくさん練習したんだろうな…すごいな!
そして、唱くんだけ、つい立ての後ろのセリを使い(だんだん下がるフリをして)帰って行きました(笑)。
すぐにアンコールに応えて登場
S「丈くん!なんでセリを使わないの!」
会場:爆笑
J「セリは端っこにしかないから…
今日は本当にありがとうございました。忙しい年に・・・」
S「忙しくないです(笑)。まだ始まってないです。」
J「いつも、ウチのメンバー観に来ないんですけど・・・」
S「ウチもそうですよ、来ない。そういうもんじゃないですか?」
J「普段全く来ないんですけど、(MCで)『来ないんですよねー』なんて言うと、そういう時に限って居たりする。(笑)」
S「え、じゃあ今日は来てない?」
会場:「素生くんは大阪・・・」
J「そういえばそうだった。(笑)
今日はこれでいっぱいいっぱいだったから(忘れてた)…。」
S「でもホント、丈くん、今後の活動に期待してます。」
J「和田さん、今日は本当にありがとうございました。
たくさん観に来てくれて、ありがとうございます。
最後は、お互いに好きな曲のカバーをやろうかなと。『The Long And Winding Road』」
S「最後に相応しい曲ですね。」
J「ギターソロをお願いしていいですか?」
S「ちょっと待って、ピックはここですね(笑)!」
会場:笑
S「ピックを取る時、笑いが起きないように、最初から持っておきます(笑)。」
The Long And Winding Road(The Beatlesカバー)
ワンコーラス目は丈さん、次が唱くんと交互に歌って、ハモるところは、丈さんが主旋律、唱くんが高いパートを。
まさに、ジョンとポールのよう。。
J&S「ありがとうごさいました!」
そして、唱くんだけ、セリを使って下がって行きました
お茶目さん!(笑)
いやはや、この素敵さを表現するボキャブラリーが不足しているのが悔しいくらい、二人とも素敵でした…。
丈さん、ぜひまた唱くんとセッションしてくださいね
楽しい夜をありがとうございました