Someone is sobbing... -4ページ目

空に昇るように

雨が揺れて

窓を曇らせた

 

指先を滑らせて

あなたの名前を書くと

なんでだろ

目が熱くなった

 

さよならと言ったのは私

それなのに

 

濡れたのは

雨にではなくて

私の涙にだった

 

濡れたのは

あなたではなくて

私の頬だった

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あなたの言葉が刺さる
あなたの表情が刺さる
あなたの痛みが刺さる
あなたの苦味が刺さる

私には太刀打ちできない

同じ時を過ごす度
ふたりの距離は遠のいていく

つなぎ止めるための
愛しているという言葉は
いったい何の意味を持つのだろう

ダラダラと不格好な言葉を垂れ流しながら
つなぎ止める絆に
何の意味があるのだろう

あなたは何を見ているの
私にその未来は見えない

自身をごまかしてまで迎える明日に
色彩は残っているのだろうか



そこには
恐ろしい灰色の日々が
黒い口を開けているだけだ

煙草と紫

口付けは苦く溶けて
私の煙草は
吸いかけのまま
灰皿から落ちた

唇は柔く弾いて
煙草の煙は
くゆり上って
ゆらゆらと紫

どうして触れたの
どうして伸ばしたの
その指先は
罪の始まり

あなたの指が触れる
私の身体は
粟立ちながら
飲み込まれていく

あなたの髪が熱くて
煙草の煙が
くゆるのを見てた
ゆらゆらと紫

どうして触れたの
どうして伸ばしたの
その指先が
罪に汚れる

少し硬めのソファと
飲みかけのワインと
ショートカクテルと
苦い煙草に
酔っただけよ
酔っただけ
すべて幻想夢
消えないこの温もりも

どうして触れたの
どうして伸ばしたの
その指先は
罪の始まり
どうして触れたの
どうして伸ばしたの
この指先は
罪に溺れて
紫の煙の夢を見る