みぞれ
霙がボタリと音を立てた
雪になりきれない重いしずく
ボタリボタリと傘を鳴らして
ずるずると流れながら溶けていく
生きたくて逝きたくて
必死に押し付けた刃を
思い切り引くと
白い肉がキレイに口を開けて
ふつふつと噴き出す赤い珠
あの時の恍惚を思い出した
何故だろう
似ている
やり切れない感情と
悦に入った恍惚の
入り混じった感覚
ああ 頭がぼうっとする
少し疲れているようだ
雪になりきれない重いしずく
ボタリボタリと傘を鳴らして
ずるずると流れながら溶けていく
生きたくて逝きたくて
必死に押し付けた刃を
思い切り引くと
白い肉がキレイに口を開けて
ふつふつと噴き出す赤い珠
あの時の恍惚を思い出した
何故だろう
似ている
やり切れない感情と
悦に入った恍惚の
入り混じった感覚
ああ 頭がぼうっとする
少し疲れているようだ
美人
人はこれほどまでに
美しくなれるのか
ひとすじの光は
強く空を裂いた指先から
地にべたりと着いた足の先まで
柔らかく照らした
しなやかに反ったその背を流れ
時は刻まれるのを拒む
その瞬間全身が粟立ち
抑えられないものが身体を縦に走った
止まらない涙は讃えている
その美しさは
もはや武器にさえなりうるだろう
突き上げて揺さぶって叩きつけ
魅了される
なんてことだ
これほどまでに
人は美しくなれるのだ
美しくなれるのか
ひとすじの光は
強く空を裂いた指先から
地にべたりと着いた足の先まで
柔らかく照らした
しなやかに反ったその背を流れ
時は刻まれるのを拒む
その瞬間全身が粟立ち
抑えられないものが身体を縦に走った
止まらない涙は讃えている
その美しさは
もはや武器にさえなりうるだろう
突き上げて揺さぶって叩きつけ
魅了される
なんてことだ
これほどまでに
人は美しくなれるのだ