Someone is sobbing... -3ページ目

笑えるなら

嘘ばかりでいい
笑えるなら
笑えるなら

ゆらめいた影が
柔らかに陽炎

わかりきった偽りで
私を包んで空へ投げて

だって人は儚いものでしょう

繋がれた手だって
いつかは離れる

気付かなければ
そこは永遠に夢の中
漂うように泳ぐのよ
朽ち果てるまで

その痛みは

痛みを感じ続けるのは
自虐的なことだろうか
慣れてしまえば
虚ろな笑みすら空気のように
人の世に散るだけだろう

私は何も感じない
そう暗示をかけて
歩いてみた時期もあった
ああ違う
感じたくないと思っていたんだ

あまりにも
世界が小さくて
息苦しい

あまりにも
人の醜い部分ばかりが
目に付いて
人に生まれたことを
後悔してばかりいた

どこだかわからない
身体の奥底が痛んで
どんどんと汚れていく気がしたんだ
元々そう綺麗でもないくせに

私は私を受け入れる努力をした
私は汚いものだ
私は醜いものだ
そう、元々からそうだったのだ

痛みは私のもの
それならば
痛いと感じなければ私ではない

自虐的でいい
虚ろな笑みは空気まで虚ろにしてしまう
偽物は要らない
汚れていようが
醜かろうが
泣こうが
喚こうが
私は私にしかなれないのだ

轢かれたおちば

私の叫びは騒音に掻き消される
枝を放たれた枯れ葉が
車に引かれて悲鳴をあげた
誰も聞いてはいないけど
誰も聞いてはいないけど