手仕事で蕎麦粉を石臼で挽くのが売りの手打ち蕎麦屋さんも稀に見かけます。
大変な作業ですが少量ずつゆっくり挽くので、熱を持たず風味や香りが飛びません。
昔は家を守る女性の仕事でもありました。
そんなことから、粉を挽きながら歌う粉挽き唄を三例。 (他の地方にもあり)
※三握り一把に麦一升 挽いて粉にした粉八合 団子にすれば六十三 三つは嬶 あの味きき団子
-岡山県吉備郡-
※嫁をおとりなりゃ 祖谷の娘をおとり 臼が上手で よい粉(子)ができる
-徳島県西祖谷山村-
※盆は近づく さまち(恋人)は持たず 何を頼りに そま(蕎麦)を挽こうか
-長崎県対馬-
徳島県・祖谷の粉挽き唄(民謡)は、香西かおりや島倉千代子が歌っています。
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