※のの字食い
江戸時代明治中頃まで行われたという曲食いのひとつで、二本の箸を蕎麦の中に差し込んで、のの字を書くようにしてひとすくいで蕎麦をかき込んでしまうという旦那衆の遊び。
文政4年(1821)俳諧觽(はいかいけい)という書物に、曲食いをはやし立てたり笑ったりする場面が登場します。
※拍子木食い
出雲蕎麦の曲食いで、角型の割子を両手に持って拍子木のようにカチカチ打って、蕎麦が内側に寄ったものを箸を使わずすすり込むという遊びで、昭和の初期まで行われていたようです。
どちらも時間とお金のある旦那衆のお座敷遊びのような気がしますし、品性に欠けます。
食べ物は粗末にせず大事にしなければいけない、食べ物で遊んではいけない、と親に躾けられた我々は余り感心できませんね(笑)
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