蕎麦屋の割り箸 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

日本の食は箸文化ですが、古い歴史があります。

日本書紀や古事記には既に記載があり、聖徳太子が朝廷の儀式で使ったのが最古の記録だとか。

平城京の跡から箸の原形が発見されています。

 

よく見かける割り箸の歴史はそれ程古くはなく「守貞鰻稿」には、発明したのは鰻屋で、文政年間(1818~1830)頃とされています。

 

扨て蕎麦屋の箸ですが、圧倒的に「元禄箸」が多いですね。

コストが安く滑りにくい、ということもありますが「蕎麦の香りを邪魔しない」というのが一番の理由。

例えば、高級な杉の天削げ箸のようなものでは、蕎麦の香りが失われてしまいます。

 

陽炎や蕎麦屋が前の箸の山・・・・・・・・・一茶

 

そういえば、箸の代わりに葱一本で食べる、大内宿の高遠蕎麦という珍しい食べ方もありますね。

 

人それぞれに手の大きさも違うことから、人差し指と親指を拡げた長さの1.5倍の長さの箸が一番使いやすいとされています。

 

 

 

 

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