有明産などの上質海苔を松葉のようにカットしたもので、誰もがよく見かける海苔ですね。
蕎麦の場合は(ざる蕎麦)を注文すると(もり蕎麦)の上に松葉海苔を振りかけて出てきます。
然し本来は(ざる蕎麦)と(かけ蕎麦)は全く異なるものでした。
昔高価だった味醂を使った汁が(ざる蕎麦)でしたが、他の汁と見分けが難しくて間違いやすい、ということで、提供する時に双方を間違えないように海苔を乗せて目印としただけなのですが、最近は単に海苔が上に乗っているかどうかだけの違いになってしまいました。
決して海苔の料金ではなかったはずなのに、いつの間にか松葉海苔が少量乗っているだけで、あんなに値段が高くなるのは少々納得がいかない、というのがお客の本音でしょう。
松葉海苔を少量乗せるだけで高級感があって収益も上がるので、蕎麦屋さんにとっては極めて好都合なわけです。
海苔がテーブルの上に置いてあって「ご自由にどうぞ」という良心的な蕎麦屋さんも時々あるようですね。
蕎麦好きは海苔で味が変わってしまうから、ということで(もり蕎麦)を食べる傾向が高いようです。
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