箸の蘊蓄 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

私達の食事に欠かせない箸は、東南アジアを中心として広く使われています。

(日本・中国・台湾・シンガポール・タイ・ラオス・モンゴル・南北朝鮮・カンボジア)等ですが、スプーンや蓮華を併せて使ったりしますので、純粋に箸だけで食事をするのは日本人だけのようです。

世界人口の30%が箸、40%が手、他30%がスプーンとフォークを使う、と分類されます。

食べ物がしっかり掴めるから、と宇宙飛行士は機内の食事は箸を使うそうです。

 

 

箸には橋渡しという意味もあり、片方は人の口・片方は神様、という古くからの考え方で「竹=神様」「人=者」の意味から、二つの字を組み合わせて「箸」という字になったともいわれています。

日本への箸の伝来には諸説ありますが、日本書紀や古事記には既に記載があり、聖徳太子が朝廷の儀式で箸を使った、というのが最古記録のようです。

 

 

平城京の遺跡から箸の原形が発見されていますが、鎌倉時代には漆を塗って繰り返し使えるように、茶道が盛んになった室町時代には杉や檜が、そして外食産業が発展した江戸時代にほぼ現在の箸の形が出来上がりました。

 

(そば雅の箸袋と、焼き印をした割り箸です)

 

 

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