明治時代に於いて発現した、蕎麦八徳です。
漢詩で構成されていますが、今でも出来の良さは巷間高く評価されています。
(漢学出身の高岸拓川翁作、との説が有力)
額に入れて店内に飾る蕎麦屋さんもありますが、屋号にしているお蕎麦屋さんも。
※非穀美於穀/五穀ではないものの、五穀より麗しくて美味しい
※膳中備天地/お膳の中に天地があり、全てが入っている
※器少饗宴厚/器は小さくても、厚いもてなしと饗宴ができる
※雖食後能進/満腹な食後でも、蕎麦なら食べられる
※多食腹耗易/いくら多く食べても消化がよく、お腹でこなれやすい
※和湯防寒気/温かい蕎麦湯は、寒気を防いでくれる
※毎日食無飽/毎日食べたとしても飽きることはない食べ物
※実是仙家食/仙人は霞ではなく、実は蕎麦を食べていたらしい
儒教に於ける八徳は(仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌)ですね。
孫文の唱えた八徳は(仁・義・信・忠・孝・愛・平・和)とか。
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