日本で最も古いお菓子といわれる「おこし」は平安時代に遣唐使によって持ち込まれた粔籹(きょじょ)が原型ともいわれ、歴史上の書物「和名類聚抄」「庭訓往来」「和漢三才図会」「料理物語」にも製法が記されています。
名前の由来は「家を起こす」にかけた縁起物、米を乾燥させたものを「おこし米」と呼ぶから、と諸説あるようです。
古くは貴族の食べ物だったり、豊作祈願として神前に捧げられていました。
明治37年日露戦争の折、菊の紋章の入ったおこしが兵隊さんに配られ好評だったとか。
「おこし」の種となる米の代わりに、蕎麦の実を膨化させた「蕎麦おこし」も見かけますが、自宅でも簡単に出来ることから近年人気です
蕎麦の実を茹でる→洗って水切り→砂糖・水・バターで混ぜて水飴を絡ませ→半乾きの状態で切り分ける→出来上がり
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