江戸時代以前からあった食習で、客にもてなしの食事の後で出す、軽い飲食物のことを古くは(後段)といいました。
・・・今風にいえば、主食後の〆ですね・・・
後段に蕎麦を出す時、あれこれと(蕎麦の栽培・打ち手や工程・汁・薬味)等の講釈を述べるのを、蕎麦売り口上・蕎麦口上・蕎麦の褒め言葉・蕎麦の褒め口上・後段の蕎麦売り口上、等と呼ばれました。
寛永20年(1643)の料理書「料理物語」第17・後段の部に、うどん・切り蕎麦・切り麦・くず素麺等々13種が既に記されていました。
今では廃れてしまったようですが、ある地方の婚礼では祝宴後、男性が袴に半纏を羽織って手拭いで捻り鉢巻きをして、口上を述べながら出席者に後段として少量ずつ配って回ったそうです
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