辛味大根は「かぶ」と見た目が区別付かないほどそっくりですが、大根の一種で、直径4~5㎝・30~50㌘ほどで、9月播種で11月中旬~12月中旬収穫。
「京都の伝統野菜」に指定されています。
一般的な青首大根とは、味・固さ・水分が違います。
元禄の頃から京都の原谷高原で栽培が始まり、嘗ては盛んに栽培されたそうです。
中でも伝州の景山や相州の鎌倉が有名で、江戸時代には盛んに食されました。
青首大根は、栽培・収穫が簡単で(煮る・焼く・茹でる)と用途が広いので食材としての大根は殆ど青首大根だけになってしまいました。
一方辛味大根は、大変手間が掛かることと、用途は大根おろしが主なので消費者側が余り買い求めなくなったこともあり、今や見かけることも殆どなく希少品種になってしまいました。
その結果近年になって栽培農家は激減。
有名な福井の「越前おろし蕎麦」を食べるなら、数は少ないのですが青首大根ではなく辛味大根で提供してくれる本物のお店へ行きたいですね。
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