クールジャパンパーク大阪WWホールへ、「モノノ怪~座敷童子~」を観にいく。
桜はまだかいな。
ちらちらとほころぶ枝はあるけど、まだ満開まではありそう。だのにすごい人出。
アニメ放映当時から素敵な世界観に魅了されていた話、どう舞台化してくるか楽しみ楽しみ。
アニメの姿そのままに、薬売りやおかみさんが本当に生きてそこにいる、美しい舞台。
あのモノノ怪の薬売りがそこにいる!!
映像と芝居が見事に溶け合って引き込まれ、役者の息遣いに目を奪われ息をのみ、心震える90分があっという間。
「モノノ怪」の世界観そのままの舞台が観られてよかった。
薬売り・荒木さんのビジュアルがアニメのまんまですごかった。
荒木さんは、みっさまと藤山扇治郎さんの「蘭ー緒方洪庵浪速の事件帳ー」の若狭役で、殺陣の動きも芝居もすごかったのを覚えてる。それ以来になるのか。かぁっこいーい!
(あの時の主役の二人がご結婚してお子様の美治くんが舞台デビューしてるんだもんな、、よそ様のお子は早い…)
今回の演出で座敷童子たちに名前がついたのと久代と徳治の掘り下げは、物語の展開を大きく膨らませ、感動と切なさがてんこもり。
怒涛のラストへむかう物語をしっかり受け止めた志乃役の岡田さんのお芝居が素晴らしかった。
そうなると、前回の「化け猫」もみたかったなあ。
今回、大阪でも上演してくださって本当にありがとう。
終演後、ゆっくり退場していたら、前方上手下手の端席は布が掛けてあり「見えにくい席は売らない」姿勢が見えて気持ちよかった。