原作付きであればあるほど、その作品への思い入れや事前予習によって受け取る側の感想・感動はちがってきます。
今回、北翔海莉・みっさまの舞台「蘭RAN 緒方洪庵浪華の事件帳」は珍しく予習をしないで観劇に臨んだ作品です。
ええ、うちには「るろうに剣心」も全巻そろってるし、
「天は赤い河のほとり」も全巻そろえました!
チケットを手に入れたのが急だったので、みっさまのお芝居の原作、「禁書売り」と「北前船始末」はお芝居後に手に取りました。
藤山さまの演じられた緒方洪庵さんはこの2作しか出てこられないのですが、みっさまの「左近」さんはまだシリーズがあるとのことで早速手に入れて読む!
左近さんの生い立ちがでてくる「遠き祈り」
この題名の意味があとからじわじわくる。。いったい何を祈っているのか、わざわざ遠路でむいてまでなにに向かって祈るのか、左近さんがお人よしっぽいところも、兄上の弓月王とのやりとり、彼の動きも大変興味深い。洪庵さんはでてきませんが、中先生はちらっとでてきます。
左近さんが若狭に初めて出会うシーンがでてくる「闇の射手」
左近さんが「左近」という名前に振り回され、昔をひきずる争いに巻き込まれていくのがすごく緊張感があって、どきどきする心をおさえながらページをめくらされます。左近と若狭のやりとりが大変楽しい。
TVシリーズは観ていないのだけど、みっさまをセンターに据えてもういちど左近さんでお芝居やってくれないかなあ。左近さん、かっこいい!
この左近さん出てくる2冊は既に絶版になっていて、アマゾンでも結構なお値段がついています。
でも作者の築山先生のブログによると、新装版が双葉文庫からでます!
そして左近さんの続編!
わああ、楽しみっ。カッコイイに決まってる!
続編の内容でシナリオ起こして、舞台化しましょう!
洪庵さんもだそうよ。そして藤山&北翔コンビで全国ツアーすればいい!もちろん、けもの一家の黒い蛇親分に紫のハクビシン、赤いきつねと緑のたぬきもご一緒に!
(読み物リスト)
・禁書売り
・北前船始末
築山先生デビュー作となられる、
・浪華の翔風 (左近の兄・弓月王登場)
そして左近さんのことがよくわかる、
・遠き祈り
・闇の射手





