遥かなる北の国、ポーランド | お蕎麦と昆布のいる暮らし

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日常やまわりのできごと
できたことできなかったこと
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中学生の時に国際文通というのにあこがれ、文通をしたい人同士を紹介する機関に手紙を書き、そこで教えてもらった同い年のポーランド人の男子と手紙のやり取りをしていました。彼は両親ともに医者で兄が2人いて空手を習っていました。辞書を引きひきつたない英語文書いては綺麗な切手を貼って、ポストへ落とす。そうすると1、2か月から半年したらお返事が来る、そういうやりとり就職するくらいまで続けていました。

 

大学生の時にヨーロッパへ行きました。

パリで1週間美術館を見て回った後、ウイーン大学へ3週間の短期留学をしました。そのあと1か月かけてチェコスロバキアからハンガリーを電車で抜け、ポーランド、東ドイツから西へ、パリからバルセロナ、マドリード、西ドイツに戻ってフランクフルトから帰国という、今から思えばとんでもないバックパッカーをしてきました。あー、なつかしい、もう一回やれと言われたら喜ぶけど体力が持つかな。。

 

ポーランドの彼はポズナニに住んでいましたが、ちょうどその時はイギリスに留学中で、会えずじまい。おかあさんとお会いしておうちの前で立ち話のあと写真を撮って、帰国後にプリントして送ったらお返しにきれいなスカーフが送られてきました。なんてきれいな配色・デザイン!とびっくりしたのを覚えています。

 

そんな昔話をぼんやりと思い出しながら、土曜日のみっさまの「パジャマゲーム」観劇のあと、阪急百貨店で開催中の「ロシア・東欧フェア」に行ってきました。そう、あの懐かしのポーランドのデザインが来ているのです!

ワークショップの申し込みにまだ空きがあったので、大喜びで切り絵のコーナーに入力!


 

7年ほど前に京都の本屋さんで「ポーランドの切り絵の世界展」があった時に買った雄鶏の切り絵。これはうちの玄関に飾ってあるものです。

 

今回のワークショップではこれを仕上げます。先生がぜんぶきれいに切ってくださっているのを貼るだけ!!もう、細かくて指が震える!

 

これは全部、ヒツジの毛を刈る大きなはさみから切りだされているのです。夏の間、きれいな包装紙や色紙を貯めておいて、雪に閉ざされる冬に娯楽として発展したのだそう。細かい!!(これは貼る前においてみたところ↓)

 

先生が9時間くらいかけて丁寧に下準備をしてくださったそうで、参加者は嬉々として貼っていきます。(右に居るメガネの方は通訳さん。優しい方でたくさんフォローしていただいた)

 

わたしは大きなハートのを選んで、小さいパーツを間違えないように気を付けながら貼っていきます。

おとなりのお嬢さんはサークル型を。

 

鶏に限らず、お花もあります。

1時間じゃ足りないよーと思っていましたが、先生の指導がよくてするする進んで完成!とってもチャーミングで優しい先生、みんなと記念撮影をしました。

わたしの玄関の鶏の切り絵を見せると「これは私じゃないわよ。たぶんもっとワルシャワ寄りの人が作ったのだと思うわ。オリジナルよね、これも悪くないね」とのこと。

通訳の方と「どうして作った場所までわかるんだろう、すごいねー、よく見てらっしゃるんだわ」と感激し合いました。来日は5年ぶりだとのこと。またいらしたらぜひお会いしたい。

ワークショップのすぐ後ろにミニステージがあって、そこでバレエやピアノやバイオリンの演奏をしていて、お隣のお嬢さんと「すんごい豪華な生演奏付きで切り絵を習ってるのよね、私たち!」といいながらの作業はとっても楽しかった。

 

切り絵用の額縁を買ってこなくては!

 

オーストリア・ウイーン→ポーランド・ポズナニ、ウォヴィッツ村(切り絵の先生のふるさと)、ワルシャワ→ロシア・サンクトペテルブルグ、っていう旅行に行きたくなってしまいました。うーん、実現させたい!!

 

ポーランドのペンフレンド・アンドリューは今どうしているかしら。。

東ドイツもルーマニアもチェコスロバキアもソビエトさえも崩壊してしまうなんて、あの時は想像もしなかったな。

真夏に行ったはずなのに、ワルシャワはすごく寒かった。あの北の国で元気で幸せでいますように。