●腹式呼吸は縦に吸う⁈
こんにちは。段田尚子です♪
フルートを学ぶ生徒さんや奏者の課題の一つが深く息を吸うことですよね。
それはまた、息を長く吐くことでもあります。
骨格や筋肉など個人差はありますが、出来れば、自分の力を最大限発揮して呼吸したい!
思いは皆同じですよね。
フルートの構え方の特徴は、写真のように肩甲骨や腕などが総動員されることです。
この姿勢はどうしても背中や胸周りが張って硬くなりがちです。
この写真の生徒さんも実際に硬かったです。
皆さんは腹式呼吸とは、息を吸うときにお腹を前に出す呼吸だと思っていませんか。
実は私も以前は一生懸命お腹を前に出すことばかり意識して息を吸ってました…。
理想的な呼吸の姿を名演奏家パユ氏の動画で見てみましょう♪
こちらは、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の一部です。
オーケストラ入団オーディションの課題にもなる、難易度の高いパッセージです。
動画の音量を敢えて切って、もう一度、動作を確認してみましょう。
注目して頂きたいのは、パユ氏の呼吸時の上半身の動きです。
息を吸うときに、上半身が素早く上に伸びるのが見えましたか?
周知の通り、息は肺に入ります。
恐らくパユ氏の背中や胸周りは柔軟で関節に可動域があると推察します。
ですから、息を吸うと自ずと上半身も上がるのです。
つまり、縦に吸っているように見えるのです。
実際は、パユ氏の身体は息を素早く取り込むとき、前後左右に膨らんでいるものと思われます。
では、どうしたらこの様な呼吸が出来るのでしょうか?
ここで、「フルート奏者にためのボディチューニングレッスン」の出番です!
こちらは、キャットブリージング、猫のポーズです。
一見簡単そうですね。
でも理学療法士の須永先生の指導を受けると生易しいものではないとわかります。
①尾てい骨を足の間に通すように下腹部を引き込みます。
肩甲骨から伸びた腕を床で押しながら、身体全体を弓形にします。
②この姿勢を維持して(結構大変です)、60%の容量の息を吸い、120%の容量の息を吐く(イメージです)。
この時背中に息を入れるようなイメージで。
③何度か呼吸を繰り返す。
下腹部と脇の下の筋肉に刺激が入ります。
次は上級編です。
④先程のキャットブリージングの体勢をキープしたまま、左腕を左脇に寄せて、右腕で床を押しながら、左肩甲骨を右斜下方向に寄せる。
⑤この姿勢で呼吸をする。
⑥反対側も同様にする。
肩甲骨周り、脇、下腹部の筋肉がご強化され、呼吸時に上半身の可動域が拡がるトレーニングの一つになります。
繊細な動作を伴いますので、いきなり独学でやらないでくださいね。
ボディチューニングレッスンでは、練習だけでは解決出来ない技術的なヒントを提供します。
受講生のコメントです。
ぜひ、皆さんも体感してみてくださいね。
♪SOAVEフルート音楽教室では、新規生徒さんを募集してます♪
レッスンは予約制です。
レッスンのお申込みはこちらからどうぞ。←Click!
SOAVEフルート音楽教室|段田尚子
豊島区千早2丁目(豊島区千川駅徒歩7分、熊谷守一美術館のそばです。豊島区千早図書館、豊島区千早地域文化創造館、豊島区立千早小学校、スーパー「ビッグ築地」のそばです。
最寄り駅:池袋から有楽町線・副都心線2つ目千川駅徒歩7分/西武池袋線東長崎駅徒歩11分/中野駅・落合長崎駅・新井薬師駅などから国際興業バス要町2丁目バス停徒歩7分
当教室には、主に関東圏(東京、千葉、埼玉、神奈川、栃木、群馬、茨城)から生徒さんが通われています。遠方では、京都、神戸、熊本、福岡からもいらっしゃってます。